こんにちわCAPです。今年最後のトリップはカナダ??ウイスラーに参りました。1995年。今から22年前初めて降り立って世界で一番好きな場所になった場所への思入れはどう変わったでしょうか?
2010年のバンクーバーオリンピックを境に環境が劇的に変化したウイスラー。そんな中変わってないのは…当たり前ですがこの広大な山々。何年も通って何年も滑り続けたからこそ今のスノーボードに対する考え方=「滑りは山が教えてくれる」それは劇的に環境が変わっても22年間ずっと変わってない信念であります。そんなCAP”おじさん”の信念を今年一緒に仕事をしてくれたチームスタッフに是が非でも伝えたい。そんな想いで何年振りでしょうか?大きいコンドミニアムを借りて共同生活をしてみました。
5月からフリーランス的(厳密に言いますと会社組織にしっかりと所属していますが…)な立ち位置になるので時間をうまく割く事ができ約9日間の滞在と結構長めの生活が可能になりました。
メンバーはCAPを入れて8名。この生活が楽しいんですよね。まさに海外生活の醍醐味。4ベットルームの巨大なコンドミニアムをみんなでシェアして費用を抑えて、自炊して、夜はトランプして、、、修学旅行的なノリ。星野リゾートに入社してから10年以上忘れていました。仲間と一緒にこの時間を欲しておりました。
スノーボードといえばフリースタイル。世の中のスノーボードに関するメディア(例;広告など)はだいたいスノーボードの一番の醍醐味であるフリースタイルに焦点があたる率が高いです。しかし広大な山々ではフリーライドの醍醐味を改めて気が付きます。山が大きければ雪質が刻々と変化しますし、地形はまさに無限大。勿論そんなメディアや雑誌、YouTubeに掲載されているような「有り得ない」場所で滑る事は到底出来ませんが、それに近い気持ちや雰囲気を味わう事が出来ます。例えば写真のような岩に囲まれた狭い廊下や小さいクリフ(崖)、落差がある雪庇、そして超絶な急斜面など…etc…
実の所、アルツや猫魔含めて日本の山にいると「滑りは山が教えてくれる」という概念を抱く事は少ないです。自然の地形が少ない分、人工的に造成された地形が多く存在し自動的にそこで遊ぶという事を覚えます。つまり「地形を探す」「地形を繋ぐ」という意識が少しずつ薄れる傾向があると勝手に思っております。もちろん日本で滑るのも120%楽しいのですが、やはり地形を探しながら(時には手探り)ラインを決めそこをフローで繋ぐ全ての行為がスノーボードの楽しさをより引き立たせているのだろうと…。
そんな事をぼんやり考えながら実際は仲間たちと滑る日々。CAPもおじさんなので勘弁してください。久しぶりに「リアルヤバい」足腰の状況に陥りました(笑)10歳以上若い人達は容赦しません。後ろから凄い勢いで滑ってきます。もう休んでーーー?でもそのお陰で未だ未だ頑張ろうという気持ちが倍増していくから不思議です。多分3日坊主なんだろうけど、今年のオフはサーフィン以外にもしっかりと走ろうかと…?その場は決心をするのですが、3日坊主だろうな…。
今シーズンは本当に若い人達にプッシュされた年でした。ウイスラーにきてから最初の10年間は自分の滑りを向上させるために躍起になり、次の10年間は会社員という立場でウイスラーに戻りたいな(実際短期滞在という形ではほぼ毎年来ていましたが…)という気持ちが増幅しました。これからの10年間はどうなるでしょうか?今度は若い人達にこの山の素晴らしさやフリーライドの奥深い所を伝えたい。そんな事を決心させる旅になりました。と言っても、日本に帰国してから一番最初に向かったのは猫魔パークでありまして、4~5年振りに猫魔のキッカーを繰り返しラップしいつもとは違う筋肉を使ったのか全身打撲級の状況になっていますが…(笑)
CAP(Instagram:@kei4cap)