TOYOTA BIG AIR 8th

TOYOTA BIG AIR 2004 REPORT
2004.2.21@makomanai

tba

2月21日の真駒内は、「こんなにあったかい2月は生まれて初めてだよ・・・」と、地元タクシーのおっちゃんにまでため息をつかせたほどのゆる〜い空気が流れていた。
そんな中、真駒内オープンスタジアムは、さらに熱い熱い空気を帯びていた。高さ38mの巨大なジャンプ台が、ライトの中に浮かび上がる。ジャンプ台を飛び出したライダーが、まるで頭の上に降ってくるような、ランディングの雪しぶきが、まるで頬にかかるような・・そんな不思議な距離感覚を覚えるほど、ライダーと観客席の距離は近かった。ライディングのすぐそばで大歓声が上がり、ライダー達はその歓声をめがけてつっこんでいく。
こんなとき、ライダーはどんな感覚を味わっているんだろう・・・ふと、そう思った。だけど平凡な私には、たぶん一生知ることのない感覚。とても興味深々だったので、今回は、松井克師さんにお願いして、ライダーズアイ(ライダーからの視点)でTOYOTA BIG AIRをレポートしてみる。
TBA予選の前々日、「地元」という特に強い思い入れがあるこのイベントだから、どうしても勝ち上がりたいと語っていた松井克師。その言葉どおり、日本人予選を1位で抜けた。

—予選はどんな感じだった?
結果的にリザルトがいいときはいつも調子が悪い。今回もそう。怪我に泣き、公開練習でも立てず。後がない日本人予選2本目。スタート台では心臓の音が聞こえる程、緊張してた。みんなの歓声が聞こえた時、今 行けるって確信した。その瞬間、ビタビタキャブ720。「来たーーーー!!!!」心の中で叫んでた。
—うんうん、そこで気になるのは、その歓声の中に飛び込んだときってどんな感じなの?
どこみたらいいのか、わかんないんだよ。いろんな方向から声をかけてもらって。でも、うれしい。無条件にうれしかった。
—本選まではどうやって過ごしてたの?緊張してた?
うれしすぎて、緊張が抜けてしまってたよ。プロになった時以来、はじめて親に電話してた(照)
—本選のスタートゲートの様子はどんな感じ?
昼間の雰囲気とはまた全然違って楽しかった。フォルクルの連中がギャグ教えたりしてて。にぎやかだった。(あ〜、そういえば、マーク・アンドレ・ターレが優勝インタビューのときにしきりに「ゲッツ」って叫んでたのは、このときに覚えたのかぁ・・・納得。)
スタートに立ったときは、超いいながめだった。この気分を味わえる日本人はほんのわずかだから、ここまで来れたんだなぁって(しみじみ)。
—今回のジャンプ台はどんなだった?
走るんだったら、幅が広くて今までに飛んだ中で一番飛びやすい、おもしろいジャンプ台だったよ。
—ちなみに松井さん的に一番かっこよかったライダーはだれだった?
やっぱJP(ソルバーグ)がかっこいかった!JPのスイッチB9がベストトリックだよ。

どうもありがとうございました〜〜〜。
このコメントを読んで、皆さんにもいつもとちょっと違ったTOYOTA BIG AIRを感じてもらえたら、嬉しいです。
reported by うっちぃ

◆THE KING OF AIR TOYOTA BIG AIR
◆2004.2.21 SAT
◆真駒内オープンスタジアム
※TOYOTA BIG AIR 2004 の模様は、雪番長「番待」より待ち受け画像がGET出来ます。
▼TOYOTA BIG AIR 2004です。下記画像をクリックすると拡大して観覧する事が出来ます。
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スーパーファイナルに残った3名、1本目から果敢に攻めマークはキャブ900をビタビタでメイク。常にどこでもノリノリなのに、さらに気分は最高潮という感じ。エーロはSBロデオをこれまたBIGにメイクするもマークに届かず2本目に臨む。残されたダニエルはヒールサイドから900にチャレンジしたが抜けで失敗。 2本目も順位は動かず、TOYOTA BIG AIR 8thを制したのは底抜けに明るいカナディアン、マーク・アンドレ・ターレに決定!
report:TAK@雪番長TOYOTA BIG AIR 2004 REPORT|SBN(エスビーエヌ)snowboardnetwork