TOYOTA BIG AIR

去年の覇者 Jonas EMERYは8位、ということは今年もまた新生のライダーが登場!日本人選手は惜しくも平岡彰史が9位でファイナルに届かず…
Photo & Reported by KEISUKE-MAN

 

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– SUPER FINAL –
毎年この大会から新生のライダーが生まれていく!

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– JAPANESE RIDERS –
過去3回にわたって大会を盛り上げてくれた日本人ライダーj-rider2

Akifumi Hiraokaj-rider3

Yuki Yamazakij-rider1Narufumi BELL Yosimura

 

 

– TOYOTA BIG AIR 2001 RESULT –

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Winner for the Best Point Award
MORISSET Guillaum (CAN / SALOMON)
Best Point : 346

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今回のこの大会、残り一人の本戦の枠に日本人のライダーが入るのです。 そう、予選が行われるのです。1997年の第一回大会以来の予選開催、 一人の枠を目指して参加したライダーは17人。
やはり僕がどっぷり大会に漬かっていた頃とは大会に出場する面子が 当時とは幾分変わっているが同じ年代ぐらいの人も出ていてそれがと てもうれしかった。もっともっと引き続きがんばって行って欲しい。
今回この取材の仕事をSBNから貰ったのだが独断で予選のレポート を書かせて頂く、そしてインタビューも個人的にチェックしていた人 に行った

 

 

FIRST CHILDREN特攻隊長 原祐司
完全なるオールラウンダー堀尾宗広

インタビュー

 

片山 敬介 プロフィール;
スノーボード歴 12年 大学卒業後の1991年、小川マサトの行動に影響を受けカナダウィスラーへ。 そこで出会った太田寛介、高橋信吾、小松吾郎、大金直人、田畑将彦らに更に影響を受け完全にスノーボードにはまる。その後何年もシーズン初めにアメリカ、帰国後大会、春先にアメリカ、夏にカナダサマーキャンプそしてニュージーランドといったような1年を通してスノーボードを主体とした生活を続ける。 あるシーズン、太田寛介の誘いで札幌にて冬を過ごす。その年、関東大会よりも札幌国際の腰パウを選んでしまいそれ以来大会には出場せず。その時のパウダーが忘れられず1999年、札幌移住を決意。 札幌にてライダーとしての活動の他、サラリーマンとしてWEBデザイン会社に勤務していたが不幸にも会社倒産。それを機に「やはりフリーの道が合っている。」と自分に言い聞かせ独立し、最近「HEADWAY CREATIONS」を設立。Macintosh3台、DOS/V1台を駆使しWEB、GRAPHIC DESIGN、MOTION GRAPHIC DESIGN、CD-ROM AUTHORING等を行う。 又、今期、仲間と共にオリジナルスノーボード、MOONLIVE SNOWBOARDSを限定生産でリリース。
スポンサー; MOONLIVE / DEE LUXE / PLATEADO / IRIS / KARMA GLOVE / DA KINE / PINK NOISE

 

profile

ksk@headwaycreations.com
■ →MOONLIVE WEB PAGE
■→ケイスケマンWEB PAGE

 

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TOYOTA BIG AIR、この真駒内オープンスタジアムに見に来るのは3回目となる。こういったストレートジャンプのコンテストはAIR&STYLEの様な競技場等で行われる物やUS OPEN、VANSの大会等といったスキー場で行われる物もあり、とにかく市民権を得て来た。このTOYOTA BIG AIRも年々盛り上がりを増して今回の観客はなんと2万1千人。実際、僕の彼女のおばあちゃんもこのイベントを知っていた事にはびっくりした。オリンピックにも公式競技となった今、スノーボードはメジャースポーツと言っていいと思う。などとまあ、難しい話はさておき、TOYOTA BIG AIR 2001、素晴らしいライダーが揃った。

 

toyota_boardディフェンディングチャンピオン、ヨナス・エメリー、昨年のTOYOTA BIG AIR2位、AIR&STYLE2連覇のステファン・ギンプル、長野五輪シルバーメダリストのダニエルフランク、来期よりシグネチャーがリリースされるミッヒ・アルビン、フラットスピンの達人、ロジャー・ヘルムスタッドセン、玄人好みの技を放つインゲマー・バックマン等、そして日本からは平岡暁史、山崎勇亀、吉村成史、総勢15人のライダー達。えっ?15人?この大会って16人じゃなかったっけ・・・。そうなんです、っとちょっと白々しい言い回しだが今回のこの大会、残り一人の本戦の枠に日本人のライダーが入るのです。そう、予選が行われるのです。

asiba1997年の第一回大会以来の予選開催、一人の枠を目指して参加したライダーは17人。僕自身、随分大会って物から遠ざかっていてストレートジャンプ、ハーフパイプも含めて日本のライダーが出場する大会自体を見るのがかなり久々の事だった。やはり僕がどっぷり大会に漬かっていた頃とは大会に出場する面子が当時とは幾分変わっているが同じ年代ぐらいの人も出ていてそれがとてもうれしかった。もっともっと引き続きがんばって行って欲しい。

kuruma
今回この取材の仕事をSBNから貰ったのだが独断で予選のレポートを書かせて頂くそしてインタビューも個人的にチェックしていた人に行った、もちろん本戦のレポートも書くつもりだが本戦を見たい人はぶっちゃけて言って他のサイトか雑誌を見てもらった方が良いかもしれない、とか言いながらも他の所も結構予選をフィーチャーしてたりしてたら困るけど・・・。

 

kurumaさてさてでは行きますか、こういった大会、当然公開練習という物がある。公開といってもお客さんには公開されないのだがその公開練習で「いや~、誰々君やばいな~。」とか「誰々今回絶対来るで!」っていうのでチェックするライダーを決めようかと思っていた。そして公開練習が始まった。todoku
ところが皆、さっぱりである。そう言うならお前ちょっとやってみろやって言われても困るのだがランディングバーンが始まるギリギリの所までしか皆、飛ばないのだ、っていうか飛べないようだ。飛距離が厳しいのでテクニカルな技ができない、ストレートでポーンと飛ぶか回っても360か540、しかも高さの出にくいバックサイド回りは厳しそう。どうもおかしい、ワックスが合ってないのか?ランプの設計ミスか?などと考えていたらどうやら向い風が凄いらしい。下で見ている分にはそうでもないが地上30メートルのスタート地点は随分違うだろう、しかもこのスタジアムの周りは高い建物もないのでかなり凄そうだ。「無理だよ、これ。」「届かねえ。」的な雰囲気がライダーの中に包まれながら大して時間もなく公開練習が終わってしまった。結局、「誰々今回絶対来るで!」的判断は出来ずじまいであった。cro
そして次は本戦出場者の公開練習、あれじゃ皆無理やろうとか思ったら皆、充分飛んで行く、やはり本戦軍団は違うのかと思ったがスタートの仕方がちょっと違う。両脇のゲートを手で持ってまるでスラロームのスタートの様に反動を付けてスタートしていた。なるほどやるな本戦軍団。
この本番前日の予選の公開練習は練習という程ではなく明日一日のぶっつけで決まることになった。

 

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いよいよ、注目の予選が始まる。入場ゲートもオープンされてお客さんが勢い良く走って来る、 我先に一番前を取るんだという勢いで良い場所はみるみる内になくなっていった。 17人のライダーがたった一つの枠を掛けて徐々に集まって来た。イメトレしたり集中してたりと ライダーそれぞれだがあまり張り詰めた様子ではないようだ。と思っていたら雰囲気が変わった、 全員が板を持ちスタートゲートに上がっていった。
before_start1この予選、2本の合計ポイントで勝負する。つまりは2本両方をメイクしないと本戦には上がれない。 1本良くてももう1本が悪いとまずダメだろう。手をちょっと着いてももちろん減点される。
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スタートから観客も大盛り上がりで始まった。次々繰り出されるトリック、決めてもミスっても 観客は大盛り上がりである。余談だが北海道の人達はテンションが高いというかすごく盛り上がる、 ライブとか行ってもその盛り上がりは他の地区よりも激しい。めちゃええで、北海道。
さて、1本目のトップはBURTON鈴木 伯、スイッチフロント540メランコリーを パッキパキに決めて307ポイント、高さもかなり出た。次に着けたのがSIMS山村 拓也、 彼もスイッチフロント540メランコリー、グラブの時間も長くクリーンにメイク、299ポイント。 この違いになるとジャッジの微妙な好みかもしれない、とにかく二人とも完璧に良かった。 3位がケイスケマン要チェックYONEX安藤 輝彦、こちらもスイッチフロント540インディ、 かなりでかかったが少し手を着いたようだ、295ポイント。4位は真空のゴッチ、 バックサイド720インディをメイクで264ポイント。score1

他のケイスケマン要チェック、原 祐司はフロントサイドコークスクリュー540インディ、 残念ながら着地をミス。もう一人、堀尾 宗弘はバックサイドロデオ540ステイルフィッシュ、 彼も残念ながら着地をミスした。

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続けて2本目、1本目のポイントの低い順からスタートする。くどいがこの予選は2本の合計ポイントを 採用する。そのため1本目ミスったライダーはかなり辛い。しかし、そんな事は別にいいって感じで 堀尾君は決めてくれた、先程ミスったバックサイドロデオ540ステイルフィッシュをガッチリ決めてくれた、 268ポイント。それには観客も応えてスーパー盛り上がり。そして祐司もやってくれた、 1本目ミスったフロントサイドコークスクリュー540インディを完璧にメイク、276ポイント。 そして注目、予選1本目で3位につけた安藤 テル、1位の鈴木 伯に勝つ為には先程よりもポイントを 出しておきたい。残り二人の失敗を祈って勝ちに行くような男ではない。大技を出すに違いないと思った。 予想通り気合い充分のスイッチチョッカリ、しかし踏み切りでミスった。 バランスを崩しての失敗の飛びだったが高さはナンバー1だったかもしれない、 あれだけバランスを崩してもしっかり板から落ちるのはさすがだと思った。 こうなると後は山村 拓也、鈴木 伯の対決。山村 拓也2本目もスイッチフロントサイド540メランコリー、 これ又着地寸前までのスーパーロンググラブで着地もピッタピタ、297ポイント、当然トップに躍り出た。 そして予選ラストのライダー、1本目で唯一300ポイント台をたたき出した鈴木 伯。 1本目と同じポイントを出せば1位、本戦出場が決定する。やはりスイッチエントリー、 同じ技で来ると思いきやスイッチフロントサイド720、空中の一連の動きは完璧だ、 しかし着地してから板が回ってしまった。これはどれほどの減点になるのか・・・。 ポイントは215ポイント。やはりジャッジは良く見てる。結果、予選抜けは完璧なスイッチ5を 2本続けた山村 拓也となった。彼はまだそんなに知名度はないかもしれない、実際申し訳ないが 僕もあまり知らなかった、これを期にもBIG NAMEになって行くだろう。 SIMSの山村 拓也、次はインタビューしないとな。

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本戦の前にTINAのライブで一息。一息っていうかこれ又、スーパー盛り上がり。この寒い中、良いライブをありがとう!!いいねえ、TINA。こういったイベントはライブも含まれている事が多いのでほんとお得ですわ。ramp
さてさて16人で行われた本戦。結果をいきなり報告するが優勝はサロモンのギオーム・モリセット、US OPENのハーフパイプで優勝したらしいがまだ日本ではあまり知られていない。それにしても346ポイントという数字はすごいの一言に尽きる。スイッチバックサイド720はピッタピタの着地で飛距離、高さも申し分ない。本戦全体を見てもやはり技は凄かった。2位ロジャー・ヘルムスタッドセンのフロントサイド1080、3位ステファン・ギンプルのスイッチフロントサイド900、そしてダニエル・フランクのバックサイド900、ヨナス・エメリーのチンパンジー、ほんとに度胆を抜かされた。恐ろしいレベルの戦いだった。個人的には山崎勇亀のバックサイド180メランコリーにしびれた。本戦で一番飛んでたぐらいに思えるがやはりバックワンでは勝てないのは仕方がない。でも、ガッツリ脳裏に焼き付いた。そういう賞金には変えられない価値があるよ、あのバックワンは、勇亀君。

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最近ノリノリのFIRST CHIDRENの一員。真空のヤスがプロデュースするビデオにも毎年出ているしストレートジャンプだけでなくレール、パイプもこなす。パイプのイメージはあまりないがこの祐司も昨シーズンのSHINWA CUPのハーフパイプでプロに上がっている。トランスのレールの写真で印象付けられている人も多いのではないだろうか。彼の事は3、4年程前からチェックしていた。その当時、僕は毎年夏のウィスラーを訪れておりその時に彼を目にしていた。それこそヤス(真空)、カンペイ(RICE)、福山君(infinity)もノースポンサーでゴッチ(真空)もプロに上がる前だった。その時の彼らの中では祐司はまだあまり目立ってなかったがこの連中は必ず有名になって行くと思っていた、でもここまで全員がメジャーになるとは正直言ってそこまでは思ってなかったな。でもその裏切りは嬉しい限りだ。そんな祐司に気軽にインタビューをしてみた。

 

horiologo彼は完全なるオールラウンダーであると僕は思っている。4年前ぐらいになるだろうか、僕が長野県の北志賀高原高井富士というスキー場でパーク、パイプを管理していた時にヨッシー(サロモン)、ジュンヤ(ロビンソン)と堀尾君の3人で雑誌の撮影に来ていた。我が高井富士スタッフ制作の自慢の巨大キッカーを皆で楽しそうに飛んでいて堀尾君はその当時からフロントサイド720や900をメイクしていた。その時既にプロにも上がっていて、つまりパイプもうまい。その2年後ぐらいにたまたま新潟の奥只見丸山というスキー場での長期パウダー三昧の撮影で一緒になり巨大なパウダーを上げてテクニカルなラインを描いていた。TOYOTA BIG AIRのプレス用の書類が届いた時に彼の名を見つけ、前々からインタビューをする事を決めさせて頂いた。これ又、気軽なインタビューを行った。

 

 

 

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