15.16 PSA ASIA Snowboard Pro Tour round 10
2016年3月11日 (金) PSAプロツアー第10戦 スノーボードクロス。
岐阜県、高鷲スノーパークで行われたTB inc CUP。
天気は快晴、絶好の大会日和。
コースはスタート直後に6つの細かいセクション。
4つの浅いウエーブからはじまり、5、6はUタンク、動き過ぎても忙しくなるし、動かなさすぎても走らない、加減の難しいコース。
コース後半は縦に落ちるスピードを感じるレイアウト。
このコースを攻略しようと果敢に攻めていたシリーズチャンピオンに大手をかけた元木康平
ワールド転戦から帰国直ぐエントリーの桃野慎也の2人が、1stラウンドで転倒という波乱を含む幕開けとなった。
女子ファイナルに残ったのは、富田マリア、前田佳苗恵、河合輝美、東田正美の4人。
レースはスタート直後から富田が飛び出す、続いて河合、前田、東田の順に続く。
バンクを抜けると前田が河合を抜き2位に浮上、さらにそのまま富田を追いつめ1位に浮上し、ラストバンクに入る。
ラストバンクを抜けた直線で富田がいいラインで再び前田を抜く。
そのまま加速していき危なげなく優勝。
富田とデットヒートを繰り広げていた前田も最後まで諦めず富田を追ったが、最終キッカーで転倒。
その後ろを走っていた河合も共に転倒、東田だけはその2人を上手くかわし2位のポジションへ。
富田マリア、東田正美、前田佳苗恵、河合輝美の順でフィニッシュを切るレースになった。
優勝 富田 マリア
2位 東田 正美
3位 前田 佳苗恵
男子ファイナルはワールドカップ帰りの桃野慎也、前回優勝の元木康平、常勝の弟、元木勇希、ベテランの黒木誠の4人。
ファイナル、スタートでまず出たのは桃野、続いて兄の康平、弟の勇希、黒木の順で続く。
このままの順位でいくかと思われたが、カービング技術に長けている黒木が上位を狙い3rdバンクで仕掛けるが、柔らかい雪質に引っかかってしまい惜しくも転倒。
順位はスタート出順と変わらず桃野慎也、元木康平、元木勇希、黒木誠の順でフィニッシュ。
優勝 桃野 慎也
2位 元木 康平
3位 元木 勇希
4位 黒木マコツ誠
5位 飯野 翔揮
6位 荻島貴
この雪不足の中、大会開催して下さった高鷲スノーパーク様、スポンサーのTB inc様、大会関係者の皆様、本当に有難うございました。
この日は東北の震災からちょうど5年、こうして大会が無事開催された事、沢山の選手が参加する事ができ、普通に嬉しい、悔しい気持ちを感じられているという事に改めて有り難みを感じます。
全ての方々と、大会が無事に開催できた環境に感謝いたします。