2012/02/07
ご心配をお掛けした皆さまからのメールや電話連絡、本当にありがとうございました。今回は、情勢も含めライダーの高田と共に数ヶ月準備してきました。雪崩経験もある2人。今回も互いにプロ意識を高め慎重に撮影を進めて来ました。幸いバックカントリーでしたので、他に誰かを巻き込む事はありませんでしたが、これだけ大きな雪崩は麓からも確認出来る規模で、先に確保された私は、警官にトランシーバーを破壊され、ナイフを突きつけられている状態でした。私も高田も雪崩に巻き込まれなかっただけで奇跡ですが、その瞬間、滑っていたのは高田なので、彼がトリガーとして連行、留置されました。高田は先ほど釈放され、これから宿に向かうそうです。カメラ機材も全て取り返したとの事で、ひとまず安心しています。雪崩も、拘束も、命を取られなかっただけ幸せに思うと共に、残されたスケジュールも十分に注意しながらトライし、イランという国の「今」を伝えられればと思います。この瞬間をメイクした彼のライディング写真。残ってます!フォトグラファー:辻 和之