SP Bindingsは、FASTECHというシステムを全モデルに採用しています。SP Bindingsと同じホールド、レスポンスを持つビンディングは他にはありません。今日は、その秘密について説明をしたいと思います。
<トゥーカップとハイバックで挟み込むようなホールド>
一般的な2ストラップのビンディングでは、トゥーストラップを上から抑えてホールドします。ハイバックからのホールドはありません。SP Bindingsの場合、あらかじめ決められた位置にトゥーカップを設定し、そこにブーツをおさめハイバックを起こしてロックします。ハイバックとトゥーカップでしっかり挟み込むことで、つま先方向とかかと方向からホールドします。ハイバックは第3のストラップのような役目になります。ライディング時にどのような効果があるのか?
かかと方向へのパワー伝達の時にハイバックを伝わり伝達をしますが、つま先を起こすことによって板を立てることができます。ハイバックとトゥーカップによってかかと方向へ効率よく、スムーズにパワーを伝えることを可能にします。同時に、つま先エッジに乗る時にかかとをあげる意識を持つと同じ効果があります。
<ホールドの強さ>
一般的な2ストラップのビンディングでは、バックル(ガチャガチャ締めるタイプ)を使用してホールドします。SP Bindingsには、一般的なバックルでは出来ないホールドの強さを可能にします。バックルタイプの場合、ホールドする強さには限界があります。しかし、SP Bindingsは一般的なバックルよりも強くホールドすることが出来るのです。トゥーカップはハイバックを起こして抑えるため強いホールドを可能にします。アンクルストラップは、オートRSバックルをパチっと止めるタイプなので強くホールドすることが出来ます。ホールドの強さの幅を大きくとれるので、コンディションやライディングスタイルに合わせて調整が出来ます。
強いホールドは精神的安心感、レスポンスの向上、足首の怪我の予防につながります。
<ホールドの方向>
一般的な2ストラップの場合、2つのストラップが上から抑えるホールドになります。
SP Bindingsの場合、トゥーカップとハイバックを挟むホールドとアンクルストラップの上からのホールドになります。
このホールドを体感してください。一度、味わってしまうともう忘れられなくなるでしょう。