コロラドのVailに到着してまず感じた事は、標高が高く
気温も冷えているので空気に透明感があり、景色がとても綺麗に見える事。
そしてVailの街はスキー、スノーボードを楽しむ人達はもちろん
スキー、スノーボードをしない人でも楽しめるようになっている。
ショッピングや食事、お土産などVailに泊まっているのなら
滑った後でも楽しめる、まるでアミューズメントパークの様な雰囲気。
Vailの街はとても広く、US OPENが行なわれているGOLDEN PEAKエリアから
LIONSHEADエリアまで至る所にショップがあり、とても一日では回りきれない。
特にお勧めなのが夜の街並み。レストランも数多くあり、
家族や友人、カップルで楽しんでいる姿がたくさん見る事ができた。
スノーボードをしたあとにショッピング、レストラン、イルミネーションと
きっと皆さんも楽しめるはずだし、時間が足りない、と感じるだろう。
今朝は早めに出発して、Vailの隣のBeaver Creekスキー場へ。
ここは朝一番のグルーミングバーンに定評があるファミリー向けのスキー場。
朝からたくさんの子供達がスクールに入っているのを見て、
あまりの可愛さにおもわず笑顔が出た。
スキー場の目の前にはホテルやショップ、レストランなどが並び、
誰でも楽しめるエリアがある。Vailも同じだが、家族とでも友人とでも、
そしてカップルでも誰でも楽しめるコンセプトは素晴らしい。
そしてVailへ移動して本日のUS OPENはHPのセミファイナル。
日本人は降旗由紀、平岡卓、青野令、平野英樹、平野歩夢、工藤洸平らが参戦。
USのSPTクルーが最高のシェイプとクオリティのパイプを造り出していた。
平岡卓は一発目でスタイルと高さを出しながらのBSスピン、また彼らしい早いスピンとダブルコークをメイクし
12位でHP決勝へ進出。
青野令は海外ライダーよりもスムーズなスピンが特徴的だった。あまりにスムーズなので
難易度の高い技をリラックスしながらメイクしている雰囲気さえ感じた。
そして工藤洸平も彼らしい軸ずれのスピンは一発目の高さのあるフロントサイドロデオを繰り出したが
惜しくも決勝進出ならず。
Heat2のスタートリストの最後にはショーンホワイト。
一発目の高さのあるトゥイークからダブルコーク10、CABダブルコーク10,
FSロデオ5,BS9,FSアーリーロデオ5というルーティーンでHeat2を1位通過。
しかし本日のベストスコアは85.15をたたき出したスコッティラゴ。
女子はケリークラークがクリップラー7,Cab7,FSリーン,BS5,FS5,BSエアーの2本目で
80.15点で1位で決勝進出。
残念ながら降旗由紀63.6点で13位となった。
US OPENの後にはVailから20分程離れた日本人のケンさんという方の家へ。
彼はもう20数年もコロラドで過ごし、アメリカウエスタンのライフスタイルで過ごしている。
馬を飼い、冬はスキーのインストラクターもしているが、自分の父親以上の年齢で
元気に楽しそうに人生を謳歌しているのを彼の話を聞いて感じた。
夕食は外でBBQ。煙で燻されたビーフは格別の味だった。
またひと味違ったコロラドでの出会い、魅力を体験できた素晴らしい1日となった。
明日はUS OPEN スロープスタイルの決勝。
日本人からは角野友基が参戦。トヨタビッグエアーで悔しい思いをしたはずだが
明日は彼らしいエアーの高さとスピンのスタイルで日本人ライダーとして是非頑張って欲しい。