2006/3/10-12
2000年上越国際、2001年白馬コルチナ、2002年・2003年木島平、2004年真駒内、2005年タングラム…。そして2006年、第7回目を迎えるSlopeStyleがアルツ磐梯に。
大会名称は「TOSHIBA PRESENTS SlopeStyle ALTS SUPPORTED BY THE SUPER SPORTS XEBIO」だ。 ついにその表彰台に2人の日本人が並びました!
3/12 SlopeStyle、3/11 WILD CARDS/RAIL JAM、 3/10 RAIL JAM CHALLENGE
3/10 RAIL JAM CHALLENGE
詳しくは、SlopeStyleオフィシャルサイトへ
THE SUPER SPORTS XEBIO presents RAIL JAM CHALLANGE
この大会は、昨年の11月から開催されたRaod to RJCシリーズ戦の上位入賞者と、Road to RJCセレクションの審査選出者によって行われる。
→ Road to RJC
Road to RJCシリーズは以下の5戦。
11/26 ジブコン09 Raod to RJC at SNOVA溝の口
12/17 雪番長 Raod to RJ in TANGRAM
1/14 雪番長 Raod to RJ in IIZUNA RESORT
2/4 Freerun RAIL BATTLE ROYALE at 上越国際
2/11 アルツ磐梯 ジブコンテスト Raod to RJC
ここから男子25名、女子10名が出場を決め、セレクションからは14名が選出され、合計49名のアマチュアライダーによるスペシャルセッションとなる。
そして、今回行われるRAIL JAM CHALLANGEの上位入賞者は、翌日行われるRAIL JAMに出場し、並み居るトッププロたちと戦うこととなる。
今回、MC&DJを勤めてくれたのはおなじみの島田聡!
ジャッジはウッディとタッキー(滝澤憲一)。
コンテストの開始前から、ファンキーなトークとスタイル出まくりの選曲で会場をヒートアップさせる。
予選は男子が4ヒート、女子が1ヒート。
昨年のRAIL JAM CHALLANGE出場者の顔もちらほら見える。
昨年の出場者からは、すでにスポンサーが付き、SLOPESTYLEのWILDCARDSライダーとして出場が決まっている選手もいるから、今回出場の選手たちだって結果次第で、のし上がるチャンスな訳だ。
予選を終えて、上位の男子9名、女子3名がFinal Sessionへと進む。
ここまでもかなりハイレベルな戦いだったが、さらに決勝となるとのもうハイテクの応酬。
難易度の高い、クイックなダブルダウンのキンクレールにも果敢にチャレンジするライダーたち。ボックスでビタ〜ッとスタイル出してくるライダーたち。女子でもめちゃ高いトランスファーから当て込んでくる。そしてみんな一本でも納得のいくライディングをしようと必死のハイクアップ。
レールだけだったらそこら辺のプロには負けねぇぜっていうオーラすら見える気がする。
まさにこのコンテストのキャッチフレーズ「最強レールアマ決定戦!」に違わぬ、見ごたえのあるセッションとなった。
結果は以下の通り。
▲Men’s 3rd:白波瀬正樹くん
▲Men’s 2nd:江渕大輔くん
▲Men’s 1st:安立風太くん
次の日のRAIL JAMでもトッププロたちにも負けない、熱い擦りを見せてくれるのは間違いない。
report:Mr./ photo:ALI
3/11 WILD CARDS/RAIL JAM
2000年上越国際、2001年白馬コルチナ、2002年・2003年木島平、2004年真駒内、2005年タングラム…。そして2006年、第7回目を迎えるSlopeStyleがアルツ磐梯に。
大会名称は「TOSHIBA PRESENTS SlopeStyle ALTS SUPPORTED BY THE SUPER SPORTS XEBIO」だ。
アルツのゲレンデベースに設けられたSlopeStyleコースは約500m。
第一回から変わらずクリス・ガーナソン(通称ガニー)率いるSNOW PARK TECHNOLOGIESによるコースデザイン、コースビルドだ。ライダーたちにも信頼が篤く「ガニーの造ったパークで撮影させてくれ」と言われるほど。
事実、過去のSlopeStyleでもライダーたちの「コースが楽しい」というコメントを何度となく聞いた。そしてまたしてもパーフェクトなSlopeStyleコースがこのアルツにその姿を現した。
今回のコースはややコンパクトながら、前半にレールセクションが3つ、中盤からキッカーセクションが3つ、そして最終セクションはメインスポンサーとなるTOSHIBAのロゴが入った巨大なウォールがしつらえられた、全7セクションとなる。
このコースを舞台に、土曜日がWILDCARD(本戦出場選手選考会)、そして日曜日に本戦のQUALIFICATION(予選)とFINAL(決勝)が開催される。また、もう一つのお楽しみは土曜日の夕方から行われるRAIL JAM。SlopeStyleコースからやや離れた第5リフトの乗り場横に、ストリートさながらのステア付きレールを設置。ここを舞台にジャムセッションが行われる。また前日の金曜日には、アマチュアによるRAIL JAM CHALLANGEが開催され、このRJCの上位入賞者は、翌日のRAIL JAMで世界のトッププロたちに混じってセッションを行うのだ。
RAIL JAM Results
BEST TRICK賞:Bib #5 Mike Casanova
BEST JIBBER賞:Bib #18 Simon Chamberlain
Most Impressive Rider:Bib #25 大信雄一
SlopeStyle RAIL JAM ENTRY RIDERS
Mutsuo Yamaguchi、Matt Hammer、Mike Casanova、Chad Otterstrom、Joel Strecker、Nick Gregory、Paavo Tikkanen、Simon Chamberlain、Atsushi Ishikawa、Kazuhiko Iwamura、Yuichi Ohnobu、Keijiro Kasahara、Takafumi Konishi、Naoyuki Shiramoto、Ryo Kunisato、Reo Takahashi、Kenji Taguri、Yutaka Tazawa、Masaaki Hagiwara、Masahisa Hayashi、Yasuhito Yoshino、Ryan Richmond Rausch、Kosuke Wakisaka、Takashi Tokita、Maoto Yokota、Shingo Kawano、Tomoharu Seki、Masatake Yamamoto、Ruiki Masuda、Kenichi Takizawa、Shinya Nakagawa、Takayuki Nakano、Shinji Tanaka、Yuji Azuma、Yuji Suzuki、Takahiro Endo、Jun Watanabe、Leanne Pelosi、Adachi Fuuta(From RJC)、Daisuke EbuchiI(from RJC)、Masaki Shirahase(from RJC)、Chiemi Niikawa(from RJC)
詳しくは、SlopeStyleオフィシャルサイトへ
SlopeStyle RAIL JAM
11日(土)。
日没を前にした黄昏時のアルツ。
SlopeStyle会場とはやや離れた第5ペアリフト乗り場横に黒山の人だかり。
SlopeStyle出場ライダーと特別エントリーのライダーそして、前日のRJC入賞者を含めたライダーたちによるRAIL JAMが始まろうとしている。
斜面に設置されたステアには、スタートから見て右手がダブルダウンのキンクレール、左手がフラットダウンのナローボックスがしつらえられた。設計、施工はレールの匠アイアンクローチーム。夕日に照らされた匠の技はライダーたちの競演を待ち望んでいるかのようだ。
DJはお馴染み島田聡。マジモードでいい選曲してる。そしてオープニングアクトは“馬鹿クルー”によるファイヤーバトン&ファイヤーボールの火の玉パフォーマンス。夕暮れのアルツに、ジャンベのリズムに乗って炎が踊り狂う。ナ〜イスパフォーマンス。マジかっけー。観客もスタートゲートでスタンバってるライダーたちも気持ちアガってきたようだ。
さぁ、いよいよ1時間のRAIL JAMがスタート。
さすがSlopeStyle出場ライダーたちだ。多分、恐ろしくレベルの高いレールのジャムセッションに違いない。そしてオーディエンスも目の肥えた人達が多いようだ。スタイル入った擦りには歓声で応える。「うぉーーー!」「すげー!!」「ヤッバイね〜」なんて声があちらこちらから聞こえてくる。
▲ウッディー&KENZY
まずは、各ライダー軽くボックスで身体を慣らしていく。シモン・チェンバレンが柔らかいボード捌きでスムーズに擦る。昨年のRAIL JAMでMIPを獲得した大信雄一はやはりウマイ。トリックもさることながら、擦ってる姿勢がカッコイイ。キンクレールにこだわる中川伸也は難しいダブルダウンを50/50で抜ききる。ハッシー(橋本貴興)もキンクレールをトランスファーからガッツリ、フロントサイドのリップスライド。おっとWILD CARDでも盛り上げてくれた脇坂幸助がフラットダウンボックスをフロントフリップアウト!しかもフラットからダウンになる部分で踏み切ってフリップしてるからランディングまで相当な距離飛んでるよ。ヤバイヤバイ。
昨日のRAIL JAM CHALLANGEを勝ち抜いたアマチュアライダーたちも健闘してるね。会場を沸きに沸かせたのは、女子優勝者の新川智恵美。とにかく元気。スタートゲートからノーチェックで直滑ってフルオーリー、キンクレールの前半をトランスファーしてダウン部分にビタ〜ッと50/50で合わせて抜ききる。超スキル高いよ。うぉぉぉ!マイク・カサノバが、キンクをフロントサイド・ボードスライドで全流し!ありえねぇ!!ストリートのレール攻めてるビデオみたいじゃん。う〜ん、もう書ききれないくらいみんなスゴイ。1時間セッションが終了。会場のみんなも「いいもの見せてもらった」って顔してるよ。
▲Bib #18 Simon Chamberlain
結果はライダーたちのセルフジャッジによって決められる。そして各賞の受賞者は上記の通り。
SlopeStyle WILDCARDS
RAILJAMが行われた同じ日。朝からWILDCARDS GAME(本戦出場選手選考会)が行われた。
天気が良いと、それだけでアガるね。
3/11(土)天候晴れ、北北西微風、気温…あったかい。この日はまさに春うらら。日差しに照らされたコースは白く輝いてまぶしい。ライダーはもちろんオーディエンス
37名の選手たちが本戦出場をかけてSlopeStyleコースを2ランする。
2ランのベストポイントで順位が確定し上位14名が本戦出場となる。
▲WILD CARDS 6位通過:高橋烈男
出場メンバーは、ムービーやメディアにも登場するお馴染みのライダーに、これからっていう若手のアップカマー、ニューカマーが勢ぞろい。まだまだ名前が知られていないライダーでも、このWILDCARDS GAMEを勝ち上がって本戦でいい成績を残せれば、一躍メディアに登場するチャンスも増える。過去にもこの大会から評価をぐんと上げたライダーもいるからね。そんなこんなで、いろんな思惑を抱いた出場選手37名がスタートゲートに揃った。
まずは1stランを終えて、途中結果が発表された。
暫定トップは大信雄一。レールの安定感が見事!270inからバックサードボードスライド、フロントサイドボードスライドとつなぎ、リズムをつかんだままキッカーセクションに入っていくので、スピードを殺さず余裕のエア。フロント720、バックサイド720のコンボをビタ。ウォールの540まできっちりメイクしてナイスラン。高得点につながったようだ。
そして時田敬司もレール巧者。レールの勢いそのまま、キッカーにエントリー。スタイル入った持ちっぱなしのグラブでスピントリックをきっちりメイク。暫定2位。ZAPPEこと岩村和彦が続く暫定3位。我らが雪番長石川敦士も暫定5位と好位置につける。
しかし、何よりも会場を沸かせたのは脇坂幸助。ハイスピードでレールをかっ飛んでったと思ったら、ビッグなフロント・フリップ!ビタッとメイクして暫定7位。2本目もなんかやらかしてくれそうな期待感…。
▲WILD CARDS 4位通過:ライアン・リチャード・ラウシュ
そして2ndラン。やってくれました、敦士番長。スイッチからレールにエントリー、270in、続くレールを50/50からフェイキーOUT、そしてフラットダウンレールもスイッチからフロントサイドのノーズスライド全流し、そしてスイッチからCAB720、レギュラーに戻してフロント540、またまたスイッチからバックサイド720をメイクしてガッツポーズ!ウォールを軽く当て込んでフィニッシュ。オーディエンスも拍手喝采!!
脇坂幸助もやってくれました。最終キッカーに向かうアプローチでバインディングに手をかけた。おおおお?出た〜!ワンフット・バックフリップ!!メイクできなかったものの、会場全体がもうアゲアゲモードに。ホントにエンターテイナー。頭が下がります。
全員が2本滑り終えて結果発表。1位はキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!石川敦士。会場も納得のハイスコアでしょ。そして1stランでトップだった大信雄一が2位と続き、1st、2ndともに安定感を見せた時田敬司が3位通過。4位のライアン・リチャード・ラウシュは昨年の全日本選手権の勝者として昨年のタングラムでのSlopeStyleに出場した選手。今年もWILDCARDからの出場で、1本目はキッカーでランディングが乱れたが、2ndで上手くまとめてきた。昨年のRail Jam Callange優勝者の鈴木裕司が5位通過。うんうん、確実に下克上してきてるね。
今年度の全日本選手権の覇者遠藤孝浩が同点7位に残ってこちらも下克上組。
▲WILD CARDS 1位通過:石川敦士
その他にも、実力者勢ではコニタン(小西隆文)やレオ(高橋烈男)、マー(萩原昌明)、ケイジロー(笠原啓二郎)らお馴染みの選手たちも本戦出場を決めた。もちろん、会場を沸かせてくれた脇坂幸助も11位通過。明日の本戦でも期待大です。
report:Mr./ photo:ALI
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3/12 SlopeStyle
2000年上越国際、2001年白馬コルチナ、2002年・2003年木島平、2004年真駒内、2005年タングラム…。そして2006年、第7回目を迎えるSlopeStyleがアルツ磐梯に。
大会名称は「TOSHIBA PRESENTS SlopeStyle ALTS SUPPORTED BY THE SUPER SPORTS XEBIO」だ。
アルツのゲレンデベースに設けられたSlopeStyleコースは約500m。
第一回から変わらずクリス・ガーナソン(通称ガニー)率いるSNOW PARK TECHNOLOGIESによるコースデザイン、コースビルドだ。ライダーたちにも信頼が篤く「ガニーの造ったパークで撮影させてくれ」と言われるほど。
事実、過去のSlopeStyleでもライダーたちの「コースが楽しい」というコメントを何度となく聞いた。そしてまたしてもパーフェクトなSlopeStyleコースがこのアルツにその姿を現した。
今回のコースはややコンパクトながら、前半にレールセクションが3つ、中盤からキッカーセクションが3つ、そして最終セクションはメインスポンサーとなるTOSHIBAのロゴが入った巨大なウォールがしつらえられた、全7セクションとなる。
このコースを舞台に、土曜日がWILDCARD(本戦出場選手選考会)、そして日曜日に本戦のQUALIFICATION(予選)とFINAL(決勝)が開催される。また、もう一つのお楽しみは土曜日の夕方から行われるRAIL JAM。SlopeStyleコースからやや離れた第5リフトの乗り場横に、ストリートさながらのステア付きレールを設置。ここを舞台にジャムセッションが行われる。また前日の金曜日には、アマチュアによるRAIL JAM CHALLANGEが開催され、このRJCの上位入賞者は、翌日のRAIL JAMで世界のトッププロたちに混じってセッションを行うのだ。
1st.Place:Bib #43 TAKASHI TOKITA
2nd.Place:Bib #23 ATSUSHI ISHIKAWA
3rd.Place:Bib #1 TJ SCHNEIDER
Most Impressive Player:Bib #43 MATT HAMMER
SlopeStyle 本戦
昨日の晴天とは打って変わって、空は一面雲に覆われてる。
そういえばこの一週間天気図とにらめっこしてきたなぁ。
弱いながらも久々の冬型の気圧配置。自分の予測なら雪のはず。でも雪ならまだしも雨は嫌。強風とか霧も勘弁してほしい。
公開練習が始まると、最初ちらちらと降っていた雪が、徐々に強くなってきた。大丈夫か?
現場スタッフに聞いてみると、やや強く降ってはいるが、視界をさえぎるほどではないし、ジャッジも可能だとのこと。競技可能なコンディションだ。ほっと胸をなでおろす。
さぁ、いよいよメインイベントである、2006年のSlopeStyle ALTSの本戦がいよいよスタートする。
昨日のWILDCARDSは、日本人13名、カナディアン1名。そして本戦から参加する招待選手は海外勢が13名、日本人5人の18名。合計32名の選手たちによってSlopeStyleの本戦Qualification Roundが行われる。さらにその中から上位8名によるFinal Roundとなる。
まずはQualification Roundの1stラン。6番スタートの敦士がナイスランを披露。スイッチエントリーでファンボックスに270in、ストレートレールを50/50からフェイキーアウト、スイッチのままダウンレールにフロントサイドボードスライド、ここまでスムーズ。後半の3つのキッカーセクションに入るとスイッチからCAB720メイク!続いてスイッチからのバックサイド720ナイス!!スイッチのままCAB900立った!!!締めのウォールはアーリウープ!うぉぉぉぉぉ。かなりいい感じじゃない?点数行くんじゃない??
▲MC:328 & ニールハートマン
▲スタートゲート内:シモン、TJ、マット
1stランでは昨日とのコンディションの違いからか、各選手思うようにまとめることができない。
昨日から見てて思うことだが、前半のジセクションをいかに上手くまとめられるかによって後半のキッカーセクションの成否が決まる。つまり一度リズムを壊してしまうとなかなかリカバリーが難しいようだ。
しかし、脇坂幸助やってくれます。またもやハイスピードでレールしばきあげ、これは期待できるかと思いきやキッカー一発目で大失敗。あぁ、残念。もったいないなぁと思っていたら、残るキッカーを軽くパスして助走をつけるとウォールに向かってアプローチ!おや?またバインディングに手をかけているぞ?出た、ワンフット!しかもライダーキックばりのウォールストンプのアーリウープ?いいなぁ。多分このランは点数でないだろう。でもホント彼の滑りは記憶に残る。
1stランの全選手が滑走を終えて、中間発表。暫定順位は以下の通り。
文句なし、敦士が暫定トップ。続いてスイスのジョエル・ストレッカー。暫定3位に時田敬司、4位に岩村和彦、5位横田真央人、6位エーロ・ニーメラ、7位笠原啓二郎、8位大信雄一という順位。
期待のビッグネームたちは、まだ本調子ではないようだ。しかし2本目に照準を合わせてくるライダーも多いんじゃないかな?そう考えると暫定5位以下はうかうかしてられない。見ているこちらもドキドキだ。
2ndラン。
やはり各ライダー攻め攻め。10番スタートの石坂亮がナイスラン。TOYOTA BIG AIR 2006で本戦出場した期待の若手だね。昨年の覇者TJ・シュナイダーは公開練習中にやや足を痛めたようだが、今年はもう終わってしまうのか?と思いきや、キタキタキタコレッ!ファンボックスに450in270out!!ストレートレールを50/50ノーズプレスでテールタップしてお洒落アウト、続くダウンレールは50/50テールプレス。さぁキッカーセクションはフロントサイド540、スイッチからバックサイド900!!そしてフロント720きっちり立って、ウォールでアーリウープの720。イェー、スムーズ!
こりゃ行ったかな?
期待していた海外勢のシモン・チェンバレンやチャド・オッターストロームが次々に失敗して結果を残せない中、個人的に大好きなマット・ハマーが31番スタート。スイッチからファンボックスに270in、ストレートレールを50/50ノーズプレス、ダウンレールはフロントサイド・ボードスライドと柔らか〜いタッチで仕上げてフェイキーアウト、キッカーはスイッチ・バックサイド540、フロントサイド720、バックサイド720、オールビタ。そしてウォールはリップのコーピングをスライドしてメイク。ステキです。
結果は、TJの2本目が最高得点の411ポイントで1位、2位は1本目の敦士の377ポイント、3位はマットの373ポイントとハイスコアが続く。4位はジョエル・ストレッカー、5位石坂亮、6位が時田敬司、7位岩村和彦、8位横田真央人の以上8名がFinal Round出場となった。日本人勢大健闘でしょう。
そしてFinal Round。時田敬司はホント絶好調。ハイレールにスイッチ270in、ストレートを50/50で軽く捌くと、フラットダウンをフロントサイド・ボードスライドで流しきる。アプローチでスタンスを踏み変えてCAB540をゆっくりとテールグラブでまわし、フロントサイド720をメロングラブでスタイル入れてメイク、また踏み変えて最後のキッカーをスイッチからCAB900メイク。ウォールをアーリウープでキメっ!
同じく絶好調の敦士もまだまだ元気。予選と同様のルーティンで挑むが、ややランディングでバランスを崩したかな?
TJは1stランでレールセクションで失敗しながらもキッカーセクションでなんとかまとめる。2ndはレールセクション完璧だったが、キッカーで失敗。これはトッキーか敦士が行ったか?
▲昨年に続いて表彰台:TJ
▲惜しい準優勝、雪番長:石川敦士
▲06 WINNER:時田敬司
結果はご存知の通り。TJ・シュナイダーが3位、石川敦士が2位、そして栄えあるWINNERは時田敬司!!日本人が表彰台の1位、2位を飾った。
SlopeStyle第1回の梶浦修治以来の日本人WINNERだ。
▲シャンパンファイト
今回のSlopeStyleを見て、やはりこの競技のオモシロさにはまった。
優勝したトッキーや敦士は、コンスタントに高い点数を出していたし、初出場のライダーにもビッグネームを食ってしまうような実力者がいる。
世代交代や下克上もあるし、ベテランの巻き返しだってある。
また来年のSlopeStyleが楽しみになった。
report:Mr./ photo:ALI
SlopeStyle Final Results | ||||||
Rank | Bib | Name | Nat. | 1st | 2nd | Points |
1 | 43 | TAKASHI TOKITA | JPN | 354 | 167 | 354 |
2 | 23 | ATSUSHI ISHIKAWA | JPN | 345 | 182 | 345 |
3 | 1 | TJ SCHNEIDER | CAN | 320 | 247 | 320 |
4 | 44 | MAOTO YOKOTA | JPN | 267 | 221 | 267 |
5 | 51 | RYO ISHIZAKA | JPN | 240 | 187 | 240 |
6 | 11 | JOEL STRECKER | SWI | 216 | 183 | 216 |
7 | 3 | MATT HAMMER | USA | 165 | 164 | 165 |
8 | 24 | KAZUHIKO IWAMURA | JPN | DNF | DNS | – |
【miniコラム】 スノーボーダー御用達?ライダーズレストラン
スノーボードの聖地を目指すアルツには、スノーボーダー向きのレストハウスがあります。猫魔ボールIの「センターパーク」下に位置するこのレストハウスはその名も「ライダーズレストラン」。
ボリューム満点ロコモコプレートや、シェフ自慢のとりから揚げ丼、360円でお腹いっぱい、お財布にもやさしい人気の360(サブロク)丼などのメニューがラインナップ。
レストハウス内ではNIPPON OPENのパネル展など、食事だけでなく楽しみ方いっぱいのライダーズワールドです。
サブロク丼で腹ごしらえして、パークで360もメイクできちゃう!?