今週から始まるLATE project presentsによるグラトリHOW TOムービーシリーズ「グラトリ大百科」。3ケ月間に渡ってLATE projectのメンバーがグラトリHOW TOのポイントになる技を徐々にレベルアップさせつつ解説していきます。さあ、このムービーを見て、シーズンインに向けてイメトレしつつ、テンションをアゲていきましょう!!
オーリー
板の反発を活かし、高さと切れのあるオーリーを目指そう!
by 瀧澤憲一(瀧澤賢一:ライダー紹介ムービー)
まずは、グラトリとキッカーのオーリーの動きが違うことを理解しよう。
キッカーはジャンプ台を使って高さを出すことができる。
グラトリの場合は、まっ平らなところで飛ぶわけだからそうはいかない。
今回は、そのグラトリ特有のオーリーの動きを説明する。
グラトリのオーリーは、板の【しなり】と【反発】を活かすことが重要!
1、まずは、上半身をしっかりと引き上げる
そうすることで、下半身の動きが軽くなる
肩を持ち上げることを意識しよう
2、身体の軸を後ろ足の上に持っていく
こうすることで、テールを使うことができる
軸を後ろに斜めに倒さないように気を付けよう
3、前足を引き上げながら後ろ足で踏み切る
前足を引き上げると、ノーズが雪面から浮き
よりテールをしっかりと踏めるようになる
この3つのポイントを意識すると
テールをしっかりと しならせることができる。
【しなり】を得ることで、トランポリンのような【反発】が生まれてくる。
【反発】を活かすことで、高さと切れのある、オーリーが可能となる。
オーリーは、いろいろな技に必要な身体の動きを覚えることができる。
基本中の基本なのでしっかりとマスターしよう!
第1に目線!
目線が下がると身体の引き上げが半減してしまいます!しっかりと進行方向に目線をおく!第2に上半身の引き上げ!
上半身の引き上げが無いとオーリーの高さは半減します。上半身を真上に引き上げる意識をもちましょう。
第3に目標を作る!
オーリーを仕掛ける場所の目標を作るとタイミングがとりやすくなります。
以上3つのポイントであなたもオーリーマスター♪
山本純士(山本純士:ライダー紹介ムービー)
オーリーは、板を弾いたと同時におこなう上半身の引き上げも重要です。
イメージはラジオ体操の「腕を降って脚を曲げ伸ばす運動」。
これをオーリーの動作の中に組み込むのです!
それと、最初はオーリーをする場所を事前に決めておくのも良いと思います。
例えば、ゲレンデ内に無数に存在しているちょっとした“雪の盛り上り”。こういったきっかけを使うことでタイミングも計りやすいですし、より高さを出す事ができます! 是非トライしてみてください♪
神保賢一(神保賢一:ライダー紹介ムービー)
1 板を進行方向へ出す
身体はそのままで足を前にスライドさせると、重心が後ろになります。
2 前足を引き上げる
前足を身体へ引きつけるとテールマニュアルの形になり、板の反発を得られる状態になります。
3 上半身を引き上げる
4 2と同時に前肩から先に引き上げます。
飛び上がると同時に両肩を平行に引き上げることで着地が安定します。
この3つを意識すれば、今よりも高くオーリーが出来ると思いますよ!
吉武大貴(吉武大貴:ライダー紹介ムービー)
1 30〜40%の力で前足を引き上げ。60〜70%で後ろ足を踏みつける。
あくまで前足は上げるだけで後ろ足の力で板をしならせる意識をしています。
2 上半身、主に肩を平行に引き上げること。
3 飛んだ後は胸をかぶせるようにしてバランスをとり、両足着地を意識します。
田中ポール和樹(田中ポール和樹:ライダー紹介ムービー)
オーリーは単純なようで正解が1番分かりにくいトリックのひとつです。
1番のポイントは着地のイメージを持って取り組むことです。
最初は踏むことにこだわらず両足ジャンプや小さな地形を使って着地のイメージを掴みましょう。無理に板を使う必要はありません。
まずは着地です、膝のクッションを使い両足で着地が理想です。
着地が安定しイメージが出来てきたら、板や全身を使ってオーリーをして離陸しましょう。
離陸した後、安定した着地ができていれば正解です。
慣れてきたら高さを意識したり、スタイルを意識すると良いと思います。
室井洋平(室井洋平:ライダー紹介ムービー)
滑りながらのオーリーは力の伝え方が難しいです!
まずは平らな場所でやってみましょう!
ここでビギナーによくありがちなのが『両足ジャンプ』
しっかりと板をしならせて、
板の反発力を最大限に活かしたオーリーが出来るように心がけましょう!
芝の上や滑りにくいマットの上で連続すると感覚掴みやすいですよ!
岸波秀樹(岸波秀樹:ライダー紹介ムービー)
1 しっかりとタメをつくる
(膝を曲げ重心を下げる)
2 上半身を使い持ち上げる
(腕だけではなく肩から意識する)
3 膝を抱えて高さを出す
(伸び上がった際に膝を縮める)
*高さはノーズが上がった高さが底辺となるのでどれだけノーズが上がるかで高さが変わる!
高橋玲(高橋玲:ライダー紹介ムービー)
☆下半身動作と上半身動作のシンクロ
下半身の屈伸の力だけでは、高さのあるオーリーは生み出せません。
下半身の動作に合わせ、上半身の引き上げ動作をすることにより屈伸運動に対し相乗効果が生まれます。
また、引き上げ動作のタイミング次第では高さにも大きく影響が生まれます。
自分に合うタイミングを探し、高さのあるオーリーを見つけ出しましょう!
兵頭 龍(兵頭 龍:ライダー紹介ムービー)
重心を低くして、後ろに飛ぶイメージ{実際に滑っていたら後ろには進まないから安心して下さいね(笑)}でテールを弾くと板のしなりが上手く使えます。
空中では両足をしっかり引きつけましょう!
イメトレする時も進行方向を向いて後ろにピョンっと飛ぶようにすると良いですよ!
田中陸太(田中陸太:ライダー紹介ムービー)
その1・目線を下げない
その2・上半身を使う・重心を落とす
1・目線を下げないこと。慣れていないと足元を見がちになってしまいますが、滑走時と同じように前を向くこと
2・ ボードを履いていない状態で垂直飛びをするときと同様、膝、足首を使い身体を低く小さく、そして腕も使い身体を引き上げる。オーリーもこの動きと同じように膝、足首を使い腰を落とし、腕も使い身体を引き上げる
基本的な動作である、オーリーを覚えると、グラトリ・パーク・地形・フリーラン等々、スノーボードの遊びの幅が広がるので是非覚えてもらえたらと思います!