SNOWSURFER
SIZE: 24~30㎝
COLOR: MOSS GREEN
PRICE: ¥68,000(税別)
雪山を自由滑走するための究極スノーブーツ誕生
TARO TAMAI SNOWSURFER開発者であり、スノーサーフカルチャーを世界に広めたGENTEMSTICK代表の玉井太朗氏は語る。
「 一般的にスノーブーツは柔らかいブーツが最良とされてきました。そのため初心者用のブーツはこの定義に沿って柔らかい素材を用いた商品展開となっています。逆にハイエンドモデルは主に素材を硬くして、足首を固め安定性を求めてきました。しかし、スノーサーフやフリーランを楽しむ上級者の中でどんな地形でも対応するハイエンドモデルでの柔らかいブーツを望む声が以前から挙がっていたし、自分も足首や膝を自由に使えるブーツがほしいと強く思っていました。その考えをK2首脳陣の方々に話したところ、興味を持ってもらいブーツ開発が本格的にスタート。今から4シーズン前のことです」
まず玉井氏はK2のあるシアトルへと渡米し、本社の技術責任者と一緒に滑ることから始める。その後、玉井氏のホームである北海道ニセコでも毎年ミーティングを開催し、意見交換を丁寧に重ねていった。そして、遂に製品化へと大きく舵を切っていくこととなる。
「このブーツは画期的なアプロ―チで開発されています。素材は、上級者の力強い踏み込みにも耐えられる高品質でやわらかい素材を採用。締め上げは紐ではなく着脱が早く、足首が同じ圧力でやさしく包まれるダブルBOAを搭載。そしてインナーは、アウターとの組み合わせで柔軟な履き心地を約束する “360度フレックス” 対応となっている。ちなみにインナーの内側とアウターの内側、ブーツの底をアルミシートで覆い保温性を高め、暖かさをキープ。ソールには足裏感覚を生かすためAIRクッションなどは取り入れず、滑走中ブーツとバインディングのズレを無くし一体感を求めた。他にもヒールプレートは計算した上で最小限にし軽量化に努め、足の甲部分にはカバーを取り付け外部からの雪・水を遮断し濡れ、浸み込みなど防水対策も完璧に。また専用モールド(足型)には、足の最大幅ポイントを約1cm前へ移動させる事で指の可動制限が広がり、足裏感覚によるボード操作がより可能となりました。これらの機能と快適性を求めた結果、足首・膝の自由度は高くノーストレスで雪山を縦横無尽にライディングを楽しむことが出来る究極の一足が出来あがったのです」
玉井氏とK 2のこだわりが詰まったTARO TAMAISNOWSURFER。果たしてこの逸品はどんなライダーに向いているのだろうか。
「雪山でサーフィンのような膝の伸縮を使う細かな動きも可能ですし、起状に富んだ地形に於いてもなめらかなボード捌きが可能となります」
今までにない新しい発想で誕生した極みの一足。この冬、自由滑走好きの横乗り系ライダーにはマストバイのスノーブーツになりそうだ。
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