Yo!Yo! What’s us, What’s up?GANGSTA JIB SESSION。Dirty PimpとFREERUNがコラボ、舞台は春の石打丸山スキー場。百戦錬磨のパーククルーSNOW CASEによって特設ステージが作られた。今回のイベントアイテムはアメリカで大人気のビールCoors Lightとコラボレーションし、アーティストのMAHKがデザインを担当したアイテムたち。ダブルダウンレイル、ポーリーとナローBOX、ダウンレイルの3アイテムで賞金を賭けたJIBバトルがはじまった。
Photo: ZIZO
3月26日、石打丸山スキー場のCLOSEしているコースに作られたステージに全国各地からヤバい参加者たちが集まってきた。会場にはGILAFFEブースとJSLVブースも設置され来季アイテムも展示されていた。まずは、開会式。集まってきた参加者のスタイルは様々、北は青森からやってきたGILAFFEライダー澤田一麿やアグレッシブなスタイルで噂のツインズ安永兄弟、ストリートクルーBROWN RATSのライダーたちとスポンサーライダーたちもちらほら。アマチュアたちも噂の外タレ(?)やアロハ、ピースなバイブス全開のレゲエとそれぞれが自分のスタイルを出している。様々なJIBコンテストで見た顔もちらほら。予選から激戦は必至だ。
予選のジャッジは戸田聖輝が担当。ジャッジが見るポイントは「ランディングがきっちり決まっているかどうか、ズレていたり立っていなければ点数は伸びない。スタイルも重視する」とのこと。予選はA, Bのヒートに分かれてのジャム。ダブルダウンは難しいがクリーンメイクすれば、ジャッジの評価は高まる。真ん中のポーリーtoナローBOXは派手なトリックが飛び出すスポットだ。予選からエンジン全開の参加者たち。スピンイン、スピンアウトから、ダブルダウンレイルでのフロントボード全抜き。予選から光っていたのがガールズスノーボーダーの攻めっぷり。エグいスラムもなんのその、メンズ顔負けのスタイルとトリックで会場を沸かせていた。
Teddyと戸田真人は怪我のため滑ることができなかったが多いに会場を盛り上げてくれた。会場のBGMはALL HIP HOPで。なんてったってGANGSTAですから。予選途中にBGMが止まるアクシデント発生。会場の音が止まる中、まさかのGILAFFEボス、チョーシャがフリースタイルラップでかます。
予選と決勝の合間におこなわれたのがGANGSTA CHALLENGE。ジャッジをJSLVライダーの翔馬が担当し一人一本どれだけGANGSTAなスタイルを見せ付けられるかの勝負だ。と説明したはいいもののGANGSTAなスタイルってなんだ?参加者も滑ってみるが予選と同じ滑りをした参加者がほとんどでGANGSTAっぷりを出せたのは数人のみ。というわけで急遽2回目がおこなわれることに。ライダーのマサトも言っていたように「ウマいとかじゃねーから、どれだけヤバいかどれだけ自由かってとこだから」そうこの勝負予選と同じ滑りは求められていない。レイルをこすらず当て込むのもアリだし、アプローチでサングラスを投げ飛ばすのもあり。もちろん上裸エントリーもあり、とにかく自分の思うGANGSTAなスタイルでアピールすればいいのだ。GANGSTAチャレンジで勝利した坂本翔大はアプローチでまさかのジャッジへ向かい、目の前でビール一気飲み。そのままTeddyと聖輝に手伝ってもらいながらダブルダウンにエントリーというGANGSTAスタイルをメイク。ガールズのアサビッチ。すでに名前からしてGANGSTAな彼女だが、1本目でサングラスを投げ捨てポージングからのダウンレイルで50-50。他の参加者がアピールできていなかった1本目でアピールできたことがジャッジに認められた。
決勝からはDirtyライダーたちも参加、予選から勝ち上がった12人プラス招待ライダーたちでファイナルスタート。決勝のジャッジはTeddyが担当、1発目からポーリー270inなどビッグトリックが飛び出す。Dirtyクルーもエンジン全開。リュウセイはダブルダウンレイルでのBS180inCAB360out。メイクった後に「ダブルダウンで出来たの初めて」と語っていたが、初メイクとは思えないほどの安定感だった。リョウキはダブルダウンでバックテイル270out。スムーズな乗れっぷりと完璧なランディングには言うことなしのパーフェクト。34はさすがの安定感でポーリーinのフロントサイドボードスライドなどクリーンにトリックをメイク。シュンシもダブルダウンでの270inなど攻めた滑りを見せる。予選から勝ち上がったライダーたちも決勝に入り、もう一段階攻めた滑りに。
会場の雰囲気も暖まってきたころ、Naptime Twins安永ハヤテはポーリーからのバックフリップinにトライ。見ているこっちもドキドキなトリックに数回失敗した後、気合をいれてトライ。ビタビタでBOXにあわせ、ビッグトリックをメイク。これには会場中からYeahの大歓声が巻き起こる。ハヤテのメイクに刺激されたか兄弟の安永カエデはポーリーからのフロントフリップインを狙う。こちらも数回のトライでメイク。しかも、50-50からのBS180outで。Naptime Twinsハンパじゃない。ジャッジのTeddyも思わず「あいつらマジで頭おかしい…」の一声。誰もがビッグトリックをメイクしてくる中、ジャッジはかなり難しい。メイク率、スタイル、そしてすべてのアイテムでメイクしていたかを吟味した。
数多くのトップジバーがそろう中、優勝は安永カエデに。もちろんポーリーからのフロントフリップインはヤバかったが他のアイテムでも270inなどの難しいトリックもメイクしていたこと、かつ全てのアイテムでいい滑りを見せていたのが勝因だった。2位にはDirtyクルーのリョウキ。リョウキはメイク率が非常に高かった。ガールズ優勝したのは34。34の安定感はすば抜けていた。2位の松田麻衣子との差は、僅差だった。
今回が初開催となったGANGSTA JIB SESSION。カッコイイスタイルを持つ多数の参加者によって大きな盛り上がりを見せた。特にGANGSTA CHALLENGEは見ている人も楽しめること間違いなし。Dirty PimpプロデューサーのYUTAROはすでに来年の開催も視野に入れているようだ。来シーズンの開催を楽しみに待とう。
動画はこちらから
優勝コメント
アマクラス ガールズ1位 天野沙智
アマクラス メンズ1位 諸岡 輝
めちゃくちゃ楽しかった。また参加したいです。ありがとうございました。
ガールズ優勝 34(ミヨン)
今回初めて主催する側としてイベントに携わらせてもらって、拙い部分とかもあったと思うんですけど、参加者のみなさんが滑りであげてくれました。優勝は恐縮ですが、ありがとうございます!
メンズ優勝 安永 楓
本当にありがとうございます!GANGSTA JIB SESSION最高でした!来てくれた皆さん協賛してるメーカーの皆さん、Dirty pimp、石打丸山ディガーズのみなさんありがとうございました!
Location
石打丸山スキー場
Sponsor
VOLCOM, COORS LIGHT, GNU, CAPITA, ROME, DEVGRU, JSLV, SMOKIN, UNION, GILAFFE
ELECTRIC, DC, RIDE, SALOMON, ANALOG, thirtytwo, SuckSSockS, NEFF, stinky, BIGMOUTH, dji
リザルト
Mens
1st ヤスナガ カエデ
2nd オガワ リョウキ
Ladies
1st ミヨン
2nd マツダ マイコ
アマ順位(足回りのスポンサーが付いてない参加者から選出)
Mens
1st モロオカ アキラ
2nd ミオ カズマ
3rd ヤシマ ユウスケ
4th シミズ カズマ
Ladies
1st アマノ サチ
2nd イワサキ ハナコ
3rd ウリュウ リエ
4th アオヤマ アサコ