「マリリン・モンロー」彼女の名前を一度は聞いた事があるだろう。
20世紀を代表する女性のシンボルとして19歳の若さでハリウッドスターの世界に足を踏み入れた彼女。多くの映画主演の裏で起こる数々のスキャンダルに追われながらも「世の中の男全てが惚れ込む女性」と呼ばれたまさにアイコン的な女性である。
そのアイコン的な存在であるマリリン・モンロー、そしてバートンが誇るアイコン的ボードであるカスタムがコラボレートし、”Burton X @MarilynMonroe™” が2016アーリーモデルとしてリリースされる。
Burton X @MarilynMonroe™
価格:76,000円
トッ プシートには彼女のセクシーな写真がサイズごとに3パターン用意され、ベースには彼女のシンボルマークである赤い口紅と小さなホクロがシンプルに施されて いる。黒のスイムスーツに身を纏った151、大きく胸の開いたドレスの154、そしてキュートなコルセットが象徴的な158。モチロン、グラフィックだけ ではなくパフォーマンスも忘れてはならない。オールラウンドなライディングに対応するディレクショナルツインチップのアウトライン、キャンバーの反発力を そのままに遊びやすさをプラスしたピュアポップキャンバー(※)、中身は軽量なスーパーフライコアⅡ™とエッジホールドを確実なものにしてくれるデュアル ゾーン™EGD™等、バートンを代表するテクノロジーが惜しみなく盛り込まれている。
※ピュアポップキャンバー:通常のキャンバーに、一層のポップ感とエッジの引っ掛かりがないフィールをプラス。バインディング外側のフラット部分と早めにキックしているノーズとテールが、多様性に富んだレスポンスとレイドバックしたライドフィールを提供。
1996 年にデビューしたカスタム。テリエはもちろんの事、デイブ・ダウニングやトレバー・アンドリュー、日本でも平野歩夢などのライダーから支持され続け、バー トンの歴史、そしてスノーボードの歴史と共に進化し続けて来たシリーズである。「理想的な最高のシェイプ」といわれたカスタム、それはどこか「理想的な女 性のボディーライン」と言われたマリリン・モンローとオーバーラップする様に思える。
グラフィックとスノーボード の関係性は切っても切れない、その板のキャラクターを決める一つのファクター(要因)でもあるだろう。以前からバートンは数々のグラフィックを採用して来 た。ローカルグラフィックアーティストからキッド・ロボットやビッグフット、トーマス・キャンベル、アンディー・ウォーホール等のビッグネームらとのコラ ボや、ジミ・ヘンドリックス、ピンクフロイド、グレートフルデッド、そして最近では90年代の女性ヒップホップグループのソルト・ン・ペッパー等の有名 ミュージシャン。過去にはドゥカティーやメルセデスのチューナーとして知られるAMG、タイヤメーカーのピレリ等のブランドともコラボした。さらに最近で は人気キャラクタードラえもんやスターウォーズのグラフィックまでもリリースしている。
1 シーズン、いやそれ以上のスノーライフを共にする相棒としての一本。グラフィックは滑り手のライフスタイルや個性をも主張すると同時にテンションをアゲる 上で必要不可欠。バートンが世に送り出して来たグラフィックは決して時代を感じさせる物ではなく、スノーボーディングに必要なバイブスとパッションを常に 盛り上げてきた。そしてこの様々なグラフィックに対する“遊び心”がスノーボーディングであり、1977年にスタートしスノーボーディングの時代を造り上 げたバートンが今も変わらず持ち続けるコア・マインドである。
Edit by