ワックスについて

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icon-2 WAXは基本的に防水加工です。防水することによって、水が浸透しないため板が走ります。一定以上塗ってもそれ以上の効果はありません。最低限の量で大丈夫です。より滑らせたい場合には添加物を配合してあげるとよい。→フッ素やシリコンなどが配合されているWAXを使用するよいです。
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icon-2 走らないことはないです。水をよくはじくためには、融点(WAXが融ける温度)が重要です。
硬い雪では、摩擦力が高くなるので融点がたかいものがオススメです。逆にやわらかい雪では、摩擦力が少なくなるので融点の低いものが良いでしょう。
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icon-2 効果は一緒です。WAXと雪に相互関係にちがいはないのです。
日本ではEASY=安い=継続時間が短いというイメージがありますが、一概にそうとはいえず、WAXの形状によって持続時間が違うだけで滑る効果は変わりません。しかしながら、HOTWAXINGは熱で染み込ませるため、冷えたときに奥まで浸透していたものが徐々に表面に出てくる分持続時間がながくなります。
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固形生塗り 板に染み込んでないので防水効果ももちろん落ちる。生塗りでなくHOTWAXINGを!
スプレー(エアゾール式) 冠内ガス(液体)がWAX原液と混ざりあってしまうため、薄まってでてくる。
リキッド しみこみやすく、長持ちする。
ペースト シリコン+原液なので水をよくはじくのですが、摩擦に弱いので取れやすいです。

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最初は専門の所に出したほうがいいです。はじめて板に乗る前は酸化膜ができているので、これを取り除いた上でWAXを塗ったほうが良いです。そのあとはご自身で行っても平気です。

 

 

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WAXの仕方にはいろいろあります。スプレーワックスをまんべんなくかけたり、ペーストワックスをのばしたり、固形ワックスを生塗りしてコルクでこすってワックスをソールに染み込ませるテクニックもありますが、一番持続性が高いのがアイロンを使ったホットワキシングです。
ボード滑走面に雪温・雪質に合わせたWAXを選びワキシングアイロンでソール面にWAXを乗せます。 新しいボードを購入した時は必ずこの作業を行ってから滑るようにしましょう。この作業をするとボードの寿命が長くなり、滑りも驚くほど違います。
以下は基本的なホットワキシングの手順です。

1-ソールクリーニング
WAXをのせる前にソールをきれいにすることから始めます。まず、油・汚れなどを
とるためにリムーバーをかけてソール内より油・汚れなどが浮き上がってくるのを少
し待ちます。
リムーバーが乾く前にペーパータオルなどでふき取って下さい。この時、ボードのサ
ビ・キズなどをチェックしましょう。もしキズなどがあったときはこの時になおして
おきましょう。2-ストラクチヤー
きれいになったソールに滑走性を高めるため(細かい溝を造ることにより水[雪]の流れをつくり、抵抗が少なくなるためBOARDがよく走りますに)ストラクチャーをいれます。
ステンレスブラシを使いストラクチャー(溝)をソールに入れます。ノーズからテールに向って均等の力とスピードで浅い溝を入れていきます。
※ストラクチャーの入れ方などが解らない方は省いても構いません。
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3-ホットワックス
WAXをアイロン(加熱過ぎないように)で溶かし垂らしていき、ソール全面に手早く均一に延ばしていきます。家庭用アイロンでもできますが、漏電や火災の原因になりやすいのでお勧めしません。」WAXは雪の状態をみてしっかり選びます。
※アイロンは動かし続けます。止めていると、ボードが熱を受け傷めてしまう場合があります。 hotwaxing-item44-スクレイピング
一度目はWAXが半乾の時に、二度目はWAXを乗せて30分以上置いてからスクレッパーで取ります。三度目は12〜14時間くらいしてからWAXを取ります。滑りに行く前でも構いません。スクレッパーを使いノーズからテールに向かって削り取っていきます。ワックスはソールに染み込んでいるのでソールにワックスは極力残さないようにします。
3,4の手順を繰り返し、WAXを浸透させるとより効果的になります。スクレッパーは角がまるくなってしまったら意味がないので小まめにエッジシャープナーなんで削ってあげてください

5-仕上げ

ストラクチャーの溝の中の余分なWAXをナイロンブラシ、真鍮ブラシの順で書き出します。最後にテックスパットや馬毛ブラシでみがき仕上げます。
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hotwaxing-item2hotwaxing-item3ホットワキシングでより滑走性の高いソールを作り上げましょう!

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簡単にWAXを乗せたい方はペースト・リキッドタイプなどの簡易WAXが便利です。イージーワキシングの場合も、ホットワキシングの工程3)までの作業をしておくことをお薦めします。

a-ペーストWAX

ペースト状のワックスをカーワックスのようにスポンジを使いソールにまんべんなく広げていくものです。b-リキッドWAX
リキッドWAXはそのままソールにかけるたいぷのものです。
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このままでも良いのですが、テックスブラシ・馬毛ブラシをかけた方がより効果的になります。easywaxing-pht3
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チューンアップの費用は各メーカー・ショップによって変わってきますのでチューンアップに出す予定の各メーカー・ショップに問い合わせ下さい。
ごく一般的なチューンアップの行程は以下を参考にしてください。(詳細はチューンアップサービスの内容により異なります。)
ソール・エッジのサンディング
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1-ソールクリーニング
ソールをきれいにすることから始めます。まず油・汚れ等を取るためにリムーバーをかけてソール内より油等が浮き上がってくるのを少し待ちます。リムーバーが乾く前にペーパータオル等で拭き取ります。2-フラット化(コンペックス)
ソールが凸(コンペックス)になっている場合はステンレススクレッパー等でソールを削りフラットに整える。3-フラット化(コンケープ)
ソールが凹(コンケープ)になっている時はファイルでエッジとソールを削る(目の粗いファイルから徐々に目の細かいファイルの順序で行う)。4-ベースベベリング
ノーズからテールに向かって、長いストロークで均一のスピードと力でソール面のエッヂのみ(0.5°- 2°)をファイルで落とします。

5-サイドエッヂファイリング
ボードをバイスにしっかりと固定し、サイドエッヂをエッヂシャープナーで荒め〜細目に仕上げていきます。エッヂシャープナーでノーズからテールにワンストロークでエッヂを立てます。

6-ダリング
滑走に不要なエッヂ(有効エッヂ以外)をノーズ・テールともにファイルで丸める加工。ランディングに対して無駄な引っかかり等を除く作業です。

7-バリ取り
研磨後、ボードの操作性を著しく制限するエッヂのバリをガムストーン等で除去します。

8-仕上げ
最後に再度リムーバーをかけて作業中に付いた油、鉄粉等を取ります。

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icon-2 リペアに必要な工具や材料が市販されていますので正しいリペアの仕方を知ればできるでしょう。上記の症状の場合(下の写真を参考に)
1-キズ口の汚れた部分をカッターなどで削除しサンドペーパーでならします。
2-キズ口やその付近に付着している汚れなどをリムーバーできれいにします。
3-リペア材をキズ口に流し込みます。一気にではなく徐々に流し込みキズ口とリペア材の隙間に空気が入らないように注意してください。
リペア材にも種類がありリペア専用のアイロンで材料を溶かし流し込むタイプ(写真4コマ目上)、キャンドルタイプで先に火をつけロウを垂らす要領で埋めるタイプ(写真4コマ目下)があります。
※キャンドルタイプの場合、ススが付いてしまうことがあります。火をつけ燃えた周りのススを一度取り除き、ステンレススクレッパーなどに近づけることによって赤い炎が青い炎になります。この状態ですとススがでにくくなります。
4-リペア材が固まったらステンレススクレイパーで平らにならします。
※垂らしたリペア材の盛り上がった天辺から2分割で削っていきます。一気に削ろうとするとキズ口からリペア材が全てとれる場合があります。
5-最後にリペア作業中に付着した汚れなどをリムーバーで取り除きます。
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