スノーボード用語集

|●用語 初心者にも知っておいてもらいたい トリック
【ア】 ●ISF
=International Snowboard Federation
スノーボードの大会を統括する国際組織で、日本スノーボード協会の上部組織。ワールドチャンピオンシップ、ワールドカップ、ワールドシリーズなどのプロ大会をはじめ、ジュニア選手権などのアマチュア大会も統括する。

●アイスバーン

雪の中の水分が凍って、表面が氷のようにツルツルで硬くなった雪面。この上でコケると超痛い。

●アーリーウープ
ハーフパイプで通常のトリックの回転とは逆方向に180°回転するテクニック。この延長線上で360°回転するとアーリーウープ360という。●イージーワックス
スプレータイプなど、誰にでもどこでも簡単にかけられるワックス。ひとつ持っておくと便利。●インディグラブ
後ろの手でボードのトゥサイドのエッジをグラブするテクニック。通称=インディと呼ばれる。ジャンプの練習に入ったらトライしてみよう。

●ウインドリップ
風によって形成される自然のアップ系ジャンプポイント

●ウエスト
ボードの中央部分の最も幅の狭い部分。この位置から、前後にスタンスが振り分けられている。

●エッジ
スノーボードのソールの両サイドに装着された金属の部分。

●エッジング
スノーボードのソールの両サイドに装着された金属の部分。

●オフピステ
人工的な作業によって圧雪されていない自然のままのバーンのこと。ココが気持ちいいんだよね〜。

●オープンサイド
自分の真正面の側。スピン(回転技)において自分の正面方向へ回転していくことをいう。

●オーリー
足の屈伸によってボードを踏み込み、ボードの反発を利用して空中にジャンプするテクニック。すべての技の基本になるので、とても重要。

↑TOP
【カ】 ●カーヴィングターン
エッジをフルに使い、正確な体重移動とボードのレスポンスを利用して行うシャープなターンのこと。エッジをズレないようにしてターンすることで、ゲレンデに1本の細いラインを描く。クールに決められればキミも一人前。●キッカー
ストレートに飛ぶためにつくられたジャンプ台のこと。一応ポコジャン(ごく小さいキッカー)やそれらしきモノも含んでの総称。●逆エッジ
滑走中に逆側のエッジをひっかけてしまったために起こる急激な転倒。初心者・初級者の逆エッジによる事故例は毎年多く、非常に恐い!! 不意の逆エッジはアタマを打つ危険性もあるので十分注意して滑走しよう。

●ギャップ
ゲレンデなどにできた地形の凸凹のこと。ここを利用してグランドトリックをかますとクール。

●キャニオン
テーブルの中央部分が掘れて谷状になっている形状のジャンプ台。

●キャバレリアル

ハーフパイプでフェイキーでアプローチして360°回り、自分のレギュラーの向きに着地するテクニック。なんのこっちゃ?と理解に悩む人はHOW TO本などで確認しておくべし。

●キャンバー
ボードを平らな雪の上に置くと、中央がやや浮いて雪面との間に隙間ができる。この隙間のこと。ターンの性能などに影響を与える。

●クォーターパイプ
ハーフパイプの片側の壁のみの形状で、1発のエアーのためのジャンプ台。ストレートジャンプではなく、パイプでのトリックでメイクする。コレをデッカくキメるとかなりカッコいい。

●クラスト
新雪に近い状況のまま、その表面だけが硬くなった状態のこと。太陽の熱で表面が解けてそれが凍ったものと、風によって表面が硬くなったものとがある。踏み込むと雪の中の方はやわらかい。

●クリフ
崖のこと。ここでジャンプすることをクリフジャンプと言う。ダウン系のジャンプポイント。安全を十分確認しないととても危険な上級ポイント。

●クレバス
氷河や雪面にできる亀裂のこと。大きなものから小さなものまで、ここに落ちるととても危険。命の保証もない。

●国際スキー連盟
=FIS
スキー、スノーボード競技を国際的に統括する組織。各国においてワールドカップ、公認大会などを開催、そのランキングポイントの管理などを行う。全日本スキー連盟(SAJ)はFISの下部組織である。

●コンケーブ
凹面のこと。ボードの滑走面が内側に反った状態のことを指す。

●コンベックス
凸面のこと。これはボードの滑走面が外側に反った状態のことを指す。

↑TOP
【サ】 ●サイドウォール
スノーボードの側面のこと。●サイドカット
=サイドカーブ
ボードの両サイドの湾曲した部分。ボードのターン性能を向上させるもの。カーヴィングターンの性能にも大きく関わる。●サブロク
360°のスピン、スリーシックスティーの略語。

●ジェイク・バートン
=Jake Burton Carpenter
BURTON SNOWBOARDS創始者あり、スノーボードのパイオニア的存在。彼なくしては現在のスノーボードシーンはなかったと言ってもいいほどの重要な存在。スノーボードの本質を愛し、スノーボードの将来に向けて真剣に努力する姿はすべてのスノーボーダーからリスペクトされている。

●シェル
ブーツの中味のことをインナーシェル、外側のことをアウターシェルという。

●シュート
両サイドを岩で囲まれている滑走ポイント。滑走にはかなりの高度な技術を要する。失敗すると岩に激突なんてこともある。

●スイッチスタンス
略してスイッチともいう。通常のスタンスとは逆のスタンスで乗り、ジャンプなどにアプローチする場合に使う。通常のスタンスとスイッチスタンスで同じように滑れるとカッコいい。

●スピントリック
フリースタイルトリックの回転技の総称。回転具合に応じて180, 360, 540, 720, 900°さらにそれ以上などがある。

●スノーボードパーク
テーブルトップ、3連ジャンプ、クォーターパイプなど、トリックをメイクするためのアイテムを備えたフリースタイル・スノーボーダーを対象としたエリア。(最近はフリースタイル・スキーヤーも多い。)

●スクーレーパー
固まったホットワックスを剥がすための板。

●ステイルフィッシュ
直訳の意味は「腐った魚」後ろの手でヒールサイドのかかととかかとの間をグラブするテクニック。

●スタンス
スノーボードの場合、レギュラースタンス(左足が前)とグーフィースタンス(右足が前)の2種類をスタンスと呼ぶ。おまけに、自分の立っている場所、構えた姿勢のこともスタンスという。

●スタンスアングル
ボードにバインディングを取り付ける際の前足、後ろ足の角度のこと。

●スタンスポジション
スタンスアングルとスタンスワイズによって決められたボード上の足のポジション。

●スタンスワイズ
前足、後ろ足のスタンスの幅。

●ステップインバインディング
バインディングのストラップの脱着をすることなく、1つのアクションで簡単に脱着ができるシステムを備えたバインディングのこと。各メーカーによって様々なシステムがあるが、ソフトブーツにおいてはブーツに金具を装着してあり、それを使って固定するものと、ノーマルのブーツのままで適応するシステムのものとがある。プロショップなどで実物を見てみよう。

●ストラクチャー
ボードの滑走性能を高めるためにソールに入れる細かな溝。

●ストレートジャンプ
ジャンプ台を使って真直ぐエントリーし、そのままジャンプすること。

●スピン
回転系のテクニックのこと。

●3Dインサートパターン
3つの穴をベースとしてバインディングの位置と角度を調整するボードのインサートホールパターン。Burton社のオリジナル。

●接雪長
実際のライディング中にスノーボードが雪に接している長さのこと。

●雪庇(セッピ)
尾根に風が吹き付けてひさしのようにできる自然のポイント。「雪屁」は誤字!!

●セブンツー
720°のスピン、セブントゥウェンティの略。

●全日本スキー連盟
=SAJ
日本国内においてスキー、スノーボードの競技会を主催、公認、統括する団体。FISの下部的組織である。

●ソール
スノーボードの滑走面のこと。

↑TOP
【タ】 ●ダリング
ノーズとテイルの滑走に不必要な部分の両端のエッジをヤスリで削り落として丸めてしまうこと。レールやボックスなどを中心としたライディングスタイルの人はかなり丸めている。●ツイン・シェイプ
ボードのノーズとテイル側の形状が同じシェイプ。フリースタイルのトリックを重視したボードに用いられる。●ツリーラン
密集した木と木の間を滑走すること。十分な滑走技術がないと木に衝突する危険性がある。

●テイル
ボードの後ろ端部分の名称。フリースタイルボードではここが大きく反り上がっているが、そのそり上がりのことをテイルキックという。自分のボードで確認してみてください。

●ディレクショナル・シェイプ
ボードのノーズ寄りとテイル寄りの形状が異なったシェイプ。フリーライディング用ボードによく用いられる

●デッキ
スノーボードの表面(足を乗せる面)のこと。トップシートともいう。

●デッキパッド
スケーティングで後ろ足を置いたときの滑り止め。前足と後ろ足の間に貼っている人が多い。

●テーブルトップ
台形状のジャンプ台でアップ系のジャンプポイント。十分なスピードがないと、フラットな部分に落ち、危険。

●トゥイーク
「ねじる」の意味を持ち、その名の通りジャンプした後、体をねじりヒールサイドのエッジのかかと付近をグラブ。トゥイーク・メソッドともいう。

●トーション
ボードのねじれに対する強度のこと。

●トラック
滑走した後に雪面に残る溝のこと。1本のシャープなトラックを残したい。

●トランジション
フロントサイドターンとバックサイドターンの切り換えの部分。ハーフパイプではバーティカルとボトムの間にある曲線のことをいう。

●ドリフトターン
ボードをスライドさせ、制動をかけながら確実にスピードをコントロールして回転することを目的とする滑り。初心者はこのドリフトターンの練習から入る。

↑TOP
【ナ】 ●日本スノーボード協会
=JSBA
日本国内でのスノーボードの競技、教育などを運営している団体。●日本スノーボード産業振興会
=SBJ
日本国内の主にスノーボード用品メーカー、輸入業者が集合してつくられている組織。スノーボードの健全なる普及をテーマに安全対策、各種の問題点の解消に取り組んでいる。●ノーズ
スノーボードの前部分の名称。
↑TOP
【ハ】 ●ハイクアップ
自分の足で歩いて雪山を上がること。●バイス
スノーボードをチューニングするときなどに使用するボードの固定器具。●ハイバック
ソフトバインディングの後部に取り付けられ、足の後部部分を支え、バックサイドターンのためのエッジプレッシャーを補助するプレート。スケーティングするときは必ずたたむこと。

●バインディング
ブーツとボードを固定する締め具のこと。ハードブーツ、ソフトブーツに対応する2種類に大別される。

●パウダースノー
=新雪
降り積もったそのままの状態の雪のこと。ここはスノーボーダーの天国ともいう。

●バーティカル
ハーフパイプのなかで垂直に切り立った部分。ボードのスピードを飛び出す力に変える重要なポイント。

●ハーフパイプ
半円系の筒状のコース。または、そこで行われるジャンプ競技のことを指す場合もある。

●バックカントリー
ゲレンデのコース外、自然のままのフィールドを滑走すること。何の安全も保証されないこのフィールドには十分な技術と知識がない限り踏み込んではいけない。

●バックサイドターン

足のかかと側のエッジを使って、背中方向に回転していくターン。

●バンクドスラローム
バンクを多数配置、そこを通過することを条件としたスラロームレース。

●ファイブフォー
540°のスピン、ファイブフォーティーの略。

●フェイキー
スノーボードを装着した状態で、テイル部分を前にして滑ること。自分のスタンスに対して逆の足を前にして滑ること。

●4×4(フィー・バイ・フォー)
4つの穴をベースとしてバインディングの位置と角度を調整するボードのインサートパターン。

●フォールライン
1枚の斜面上で最も斜度のきつい方向。重力の落ちる方向。

●フォワードリーン
バインディングのハイバックの前傾調節機能のこと。フォワードリーンを強めるとバックサイド側エッジへのレスポンスがよくなる。

●プラットフォーム
ハーフパイプの両端。リップにつながるフラットな部分をいう。ハーフパイプをハイクアックする場合はここを歩く。
●フリースタイル
トリックやジャンプを取り入れたライディングを目的としたスノーボードのスタイル。

●フリップ
タテ系の回転技。バックフリップ(後方宙返り)、フロントフリップ(前方宙返り)があるんだ。

●フリーライディング
ハーフパイプやジャンプ台など人工的につくられたものでトリックを楽しむのを目的とするのではなく、自然の地形を活かしたライディングを楽しむスタイル。

●フレックス
ボードの前後を固定して、センター部分を押してできるボードのしなりの強度のこと。

●フロントサイドターン
つま先側のエッジを使って、体の前面方向に回転していくターン。

●ブラインドサイド
その名の通り自分の見えない側=背中側を意味する。スピン(回転技)において自分の背中方向に回転していくことをいう。

●ボーダークロス
=スノーボードクロス
コース内のジャンプ台やバンク、連続ジャンプなどのポイントを配置。数人が一斉スタートし、そのゴール順位により、勝ち上がり方式で行われる競技。

●ボトム
ハーフパイプの底にあるフラットな部分。

●ホットワックス
固形ワックスをアイロンによって溶かし、それをボードのソールに塗り込み、スクーレーパーによって余分なワックスを剥がし、ブラシで仕上げられたワクシングの方法。イージーワックスに比べ、ワックスが長持ちし、しっかりした滑走性能が得られる。

↑TOP
【マ】 ●マックツイスト
スケートボードのトリックからきた技でマイク・マックギルが最初にやったことからこの名前がついた。ハーフパイプにおいてバックサイドで縦回転に横の540°をプラスした高度なテクニック。

●ミュート

ジャンプして前の手でボードのトゥサイドのエッジをグラブするテクニック。●メソッド
メソッドとは「体を反らせる」という意味。体を反らせながら前の手でボードのヒールサイドのエッジをグラブする。ボードの後ろをつかめばつかむほど、難易度も若干アップとなる。●メランコリー
ジャンプして前の手で、ボードのヒールサイドの両足の間のエッジをグラブするテクニック。ベーシックなテクニックだけど人気も高い。
↑TOP
【ラ】 ●ランディング
=着地
確実なランディングには、ショックを体で吸収するように膝を柔らかく使うこと。●リカバリー
バランスを崩したときなど、それを立て直すこと。●リーシュコード
スノーボードの脱着のときに、ボードを流してしまわないように足とつなぎ止めておくためのコード。必ず装着すること。

●リップ
ハーフパイプの壁の先端のこと。キッカーの飛び出し部分の先端のこと。

●リムーバー
古いワックスを落としたり、滑走面をきれいにするためのもの。

●ロデオフリップ
基本的には540°のスピンだが、回転の軸を傾けることで横方向と縦方向の回転を同時に行う3D系トリック。

↑TOP
【ワ】 ●ワクシング
ワックスをかけること。●ワンエイティー
180°のスピンのこと。
↑TOP