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2011/12/06

向風。

Tomoyoshi Kataoka (TONITE)彼はUG.の立ち上げから参加してくれている仙台出身のミュージシャン。実はこの曲、既に2001年に出来ていた曲で、CASPERよりの先に既にレコーディングもマスタリングも終わり、あとUG.からのリリースを待つばかりだった。3.11彼の実家も、見るも無惨な状態だったのにも関わらず、彼は「Give me back DETAIL」の受け入れ、選別、積み込み、出荷、の全てを、彼自らの手で行った。僕と彼とで三日三晩寝ずの作業の中、話した。この曲を、このタイミングで出すべきか否か。僕と彼の感性は一致だった。この曲を震災に乗せるべきではない。と。…………………………………………………………………..「向風」Tomoyosgi Kataoka 2001. 何もない暮らしが表すものは、 優しさにつつまれている事。 思い描いたのとは異なる実像。 当然さ。受け入れよう。 あなたにとってのガラクタが僕にとっての探し物。 あなたにとっての向い風が僕の背中を押してくれる。 偶然と言うけれど最初から 起こりうることを知っていただろう。 それぞれのものさしで作られていた 枠に価値はない。 この夜がやがて朝を呼び、その日差しが暗い影を呼ぶ。 限りある時間の中で創る 限りなき自由な想い。…………………………………………………………………..繰り返すけれど、この曲は2001年に完成していた曲。英詩?邦詩?カルチャー?流行?そんな事に影響を受けない曲や詩は、とっても素敵だと思う。これは偶然なんかじゃない。今、この曲のPVとドキュメントを制作している。いつか、誰かに感性に響けばと。