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2013/05/31

一年前、仕事で九州に行った時。
ロンドンからの友人が小倉でカフェを開いたと聞いていたので、連絡もせず、ふらっと大雨の小倉を訪れ

た。そのカフェは細い裏路地にひっそりオープンしていて。人が4~5人は入ればいっぱい。という超ミニマルな空間だった。久しぶりの再会に友人とビールで談笑している所に、大雨の中、傘もささず自転車、びしょ濡れで駆け込んで来た不思議な女の子。化粧っけもなく、髪もバサバサで、ずぶ濡れ。「あ、ウチのバイトです」それがAiだった。その時の会話といえば、自己紹介くらいで。強いて言えば、煙草を吸う二人、会話もなく雨を眺めながら、軒下で並んで煙草を吸ったくらい。それきり。でも、その後も、何かAiの持ってる感性を感じて…人生なんて、本当に不思議。そんなきっかけで、出会った2人が、いきなりロンドンで一緒に住み、一年後には2人の作品集が完成し、ロンドンで写真展を開催、大成功を納める事が出来た。この一年。本当に色々な事があり、Aiもいっぱい泣いたけど、全ては作品集「BYSDNTCRY.」を出す為の試練だったし、今振り返れば最高の瞬間の連続にしか思えない。僕が最初にAiにした「一年後に作品集を出すまでの関係」という約束通り。二人は作品集をロンドンで出版し、ロンドンで出版写真展を成功させ、今日、それぞれが、自分の生活に戻る。帰国後はAiと二人で、作品集とブループリントをいっぱい担いで、日本中の皆さんに会いに行く予定。夏までには、BYSDNTCRY.が出来るまでのドキュメントムービーを公開予定なので、その時まで、作品集を眺めながらお待ち下さい。Ai本当にありがとう。僕が帰国後したら、今度はツアーで忙しいけど頑張ろう!これからも宜しくね!