MANEUVERLINE Presents “MATSURI” @NANGO 2005/3/20

今年で3回目を迎える“MATSURI”が南郷スキー場で開催された。
メロウな雰囲気ながら、参加者達のハートは間違いなく熱い!

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ゆるい。しかし熱い。
2005年3月20日。
福島の虎の穴会津南郷スキー場で、恒例の『Maneuverline presents“MATSURI”』が開催された。
今年で3回目となる。
そもそもこのイベントはManeuverlineがサポートする各ブランドのライダーたちによって、一般スノーボーダーたちと交流できる“お祭り”をしたいという想いから生まれた。年々参加者も増え、今回は約80人のエントリーを集めるイベントとなった。
今回駆けつけてくれたライダーは原祐司、時田“トッキー”敬司、渋谷謙、高橋レオ、山口たてき、山村拓也、長澤優作、伊藤“カンペー”靖弘、ウッディ、戸田聖輝、藤山朋子、若槙由香の面々。

2005_1▲エントリー中

イベントの内容は、レールアウトとジャムセッション。
レールアウトのセクションレイアウトは以下の通り。
登り斜面にボックスとレールが2WAYで設置され、登りきったリップの位置に横向きのコーピングレールが置かれている。
つまり、アプローチ斜面を降り、ボトムからリップに向かう登りがけにボックスかレールかを選んで入り、抜けたらリップのコーピングレールに当て込んでボトム向かい、降りがけにまたボックスかレールに入れる。アイテム自体は簡単に見えるが、失速しやすいので少しでもミスるとリカバリーが難しいレイアウトだ。

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▲Rail Out アイテム
レールアウト競技は1on1のトーナメント方式。
先攻は2WAYのボックスかレールを選びエントリー、後攻は先攻が選んだのと同じアイテムからエントリーしなければならない。
つまり先攻にはエントリーアイテムを選ぶ権利があり、後攻は先攻の攻めかたを見て入る権利がある。しかも男女混合。男も女も関係ない。うまいやつが勝つ。一発勝負なので、相手のミスに助けられたりすることもあるが、運も実力のうち。とは言え、準決勝、決勝まで勝ち上がるには運だけでは無理。レベルも拮抗してくるから見応えもある。
しかし、レベルの高い戦いもさることながら、イチかバチかの大技狙いで散っていく心意気や、失敗してもなんとかリカバリーしようと頑張る姿、這ってでも最後まで抜こうとする姿に、このイベントの真髄を見た気がした。ハイレベルな技も、おもしろシーンもみんなひっくるめて“MATSURI”なのだ。
優勝したサカモトコウヘイくんに、なんと渋谷謙からタイマン勝負の申し出。1on1のエキジビションマッチとなった。
シブケンはスピードに乗ってスムーズなレールエントリーしたかと思うと、コーピングレール上から戻りきれず、リップの向こう側に消えていった。
文句なし、サカモトくんの勝ち!
こんな勝負もやはり“MATSURI”ならでは。

2005_3▲参加者のみなさん。あっつい!
続く、スロープスタイルジャムセッションでは、かなりハイレベルなトリック炸裂。ジャッジのライダーも思わず「オーッ!」とか「イェ〜イ!」とか歓声を上げている。
B5からのスイッチB7を決めて、MATSURI大賞に選ばれた大田勝浩はアマチュアながらもnpathleticsサポートのライダー。上手いしイケメン。今後頭角を現しそうなライダーなので要チェックだ。
MATSURI大賞 大田 勝浩 (B540からのSB720 ヤバイ!)
ゴールデングラブ賞 丸山 亮一 (B360ダブルグラブ シブッ!)
ベストスタイル賞 渡部 享弘 (F720 スムーズ。)
ベストトリック賞 大橋 利章 (ロデオ900 マジっすか?)
ベストスラム賞 小杉 拓也
(F720逆エッジ・ゴーグル飛ばし!!!!!)
Maneuverlineのスタッフが「日本一ゆるいイベントを目指す」と言っていただけに終始ゆる〜い感じで進行したが、参加者たちのまちがいなく熱い!
ライダーたちに話を聞いても「毎年レベル高いッスよ!」との評。メロウな雰囲気の中での熱いセッション。イベント自体がスタイル出まくりでしょ。
締めは表彰式と恒例のプレゼント抽選会。盛りだくさんのプレゼントがライダーたちから参加者に渡されていく。
2005_4▲ライダーのみなさん。サッカー風で…。
久々の大雪だった今シーズンも少しずつ終わりが近づいてきた。
春の足音が聞こえはじめた“さゆりの里”でのお話。
TEXT:MR. PHOTO:うえさま
<主催>
Maneuverline,Inc. (http://www.maneuverline.co.jp/)

<協力>
会津南郷スキー場(http://www.sayurinosato.co.jp/SKI/)