Freerun Park Masters 2002

シーズンも終盤にさしかかった2002年3月23、24日。2日間に渡って新潟県・ガ−ラ湯 沢スキー場で、”Freerun Park Masters 2002″ が開催された。
Photo & Reported by ALI

title

Freerun PARK MASTERS 2002
in GALA YUZAWA

2002年3月23日(土)・24日(日)
新潟県・GALA湯沢スキー場北エリア

top-4top-3

 

<Freerun Park Masters 2002 in GALA YUZAWA>
シーズンも終盤にさしかかった2002年3月23、24日。2日間に渡って新潟県・ガ-ラ湯 沢スキー場で、”Freerun Park Masters 2002″ が開催された。今回が2回目の開催となるこのイベントに、誌面、インターネットの募集要項を見て男女計153名の一般スノーボーダーが参加してくれた。キャンプコースには、ガーラ湯沢スキー場の北エリアを全て使い、上級者~初級者まで様々なレベルでキャンパーが楽しめるようなパークセクションがこの日のために作られた。コーチは、現在大会などで活躍中のプロライダー14名。キャンプの他、キッズキャンプ、キャンプ参加者によるコンテスト、メーカーの試乗会、プロスノーボーダーのビックキッカーによるデモンストレーションと盛り沢山の内容。その様子をちょっと覗いてみよう!!

 

PARK MASTERS 2002 COACH2014-11-14_2315c-7

写真左から
・昨年に引き続きMCを担当したFreerun副社長、今井氏。熱の入ったマイクパフォーマンスでイベントを盛り上げていた。

・ガ-ラ湯沢スキー場のテレインパークをプロデュ-スする佐久間洋率いるディガーチーム “SKY’S THE LIMIT” 。キャンパーが楽しみながら上達できるようにコースを設計し、雪が少ない厳しい状況にも関わらず、最高のパークを作ってくれた。
・SKY’S THE LIMITのアシスタントとしてパークを造成するだけでなく、イベントの運営、コーチのアシスタントとしても、今回のイベントの成功の鍵となった東京アナウンス学院スノーボードビジネス科の14名の学生達。

 

logo

 


 

 

 

最高のパークと最強のコーチによるパークキャンプ!-その1-b-4

3月23日(土)ガ-ラ湯沢スキー場北エリアでは朝から小雪が散らつき、少し肌寒い天候でのキャンプスタートとなった。事前の自己申告によってエキスパート、ミドル、エントリーの3クラスに別れ、それぞれのクラスに合うよう作られたコースを使い、14名のコーチによっての指導が早速始められた。少人数でたくさんのアドバイスが聞けるようにとの配慮から、キャンパーをクラス別に10~15人位で分けた。上級クラスは、小林じゅんじと米田博亮、中級クラスは、岡 義明と田沢 “JT” 純、橋本貴興と土橋伸吾、田島岳雪と中川伸也の計3組、初級クラスも、河野真吾と大西泰三、小松亮一と松井克師、伏見知何子の計3組に別れての指導となった。滅多に聞く事の出来ないプロのアドバイスを聞けるとあってキャンパーも自然と真剣な表情に。さすがに上級クラスは安定したライディングを次々と披露。コーチの2人も「レベル高いなあ、びっくりするわぁ」と口にしていた。キャンパーとコーチも時間がたつに連れ、だんだんと打ち解けてきて雑談をかわしながらの楽しいキャンプとなっていた。
3月24日(日)前日の天気予報では雨か雪だったはずなのに、ガ-ラ湯沢スキー場に来てみたらドピーカン!誰もが予想しなかったこの天気に、キャンパーを筆頭に、コーチそしてスタッフもテンションが上がる。簡単な説明のあと、すぐにキャンプ開始。昨日で、だいぶキッカーに慣れたキャンパーたちは目を見張る早さでぐんぐんと上達していく。昨日はストレートに飛ぶことすらままならなかったエントリークラスのキャンパーが、2日目は余裕でグラブをするほどの上達ぶり。エントリークラスだけでなく、他のクラスのキャンパーもみんな基礎をきちんと身につけることで、どんどん技のバリエーションも広がり綺麗に飛べるようになるってことをプロから教えられ、確実にレベルアップしていた。キャンパーはプロのアドバイスで上達できたことと、普段話すことがないプロと交流がもてたことで心から楽しんでくれてたように思う。b-3 c-4

 

KIDS CAMP-元気いっぱいなキッズ達のための無料キャンプ開催!-
b-2コーチの吉田裕子プロのアドバイスを真剣に聞くキッズたち。みんな早く上手くなりたくて仕方がない様子。
イベント初日の午後1時から約2時間、小・中学生のための無料キッズキャンプを実施した。小学生を中心に参加してくれたのは8名のキッズたち。アイテムはミニキッカーとボックス。キッズにスノーボードの面白さをもっともっと知ってもらって楽しんでもらいたいという思いから、本格的なキャンプというよりはプロと一緒に遊んでみようという軽いノリでおこなわれた。昨年に引き続き今年もコーチを勤めてくれたのは、吉田裕子プロ。小学生を中心に集まった怖いものしらずのキッズ達は、最初の1本目は少し緊張していた様子だったが、1度滑って慣れた後は、次々と目の前にあるミニキッカーとボックスにチャレンジ。本当にキッズ?と疑いたくなるようなハイレベルな滑りを次々と披露。吉田裕子プロもそのレベルに驚いていた。コーチのアドバイスでさらにどんどんレベルがあがっていき、最後にはほとんどのキッズが確実にメイクするほど上達していた。ほんとキッズの上達の早さには圧倒される。きっとこういうキッズ達が今後スノーボードシーンを引っ張っていくのだろう。心から滑ることを楽しんでいるキッズたちを見て、私達が改めてスノーボードの楽しさを教えられた気がした。

b-1

写真左から
・レベルの高いキッズたちを見て、驚きをかくせない小松亮一プロ「みんな上手いねえ~。ここから将来プロになる子がでるんじゃないかなあ?」
・ちいさい身体で 一生懸命立ってるのが疲れちゃったかな?アナウンス学院の学生アシスタントに支えられてちょっと一休み。
・見よ!キッズとは思えないこのコスリっぷり。フルメイクで周りのコーチや、親達を驚かせていた。
・しっかり真中でコスッてます。手をピーンと伸ばしてバランスをとってる姿がとっても微笑ましい。思わず見ているみんなにも笑顔がこぼれてました。
・綺麗に決まったインディグラブに拍手喝采。

 


 

 

最高のパークと最強のコーチによるパークキャンプ!-その2-c-2

-前日のレクチャーを大いに活かして挑む総勢48名のコンテスト-
3月24日午後、エキスパート、ミドルクラスのキャンパーから希望者をつのり、男子42名、女子6名の計48名がコンテストに参加した。(写真左)これが今回の戦いの場となったスーパーブロードウェイコース。コンテスト前に再度メンテナンスが入り、綺麗にシェイプしなおされた各セクション。今回は1ラン勝負の戦い。2度目がないというプレッシャーで緊張していたようにも見えたが、公開練習で緊張もだいぶほぐれ本番では実力以上のものを発揮していた。勝ち負けというより、みんなに自分の実力をみてもらいたいという思いの方が強いらしく、失敗しても笑顔がこぼれるような、そんなアットホームなコンテストだった。今回ジャッジを担当してくれたのは、米田博亮、大西泰三、河野真吾の3人。3人とも “上手いなあ~” 、”アマチュアにはみえないねえ” などとレベルの高さに驚いていた。天候はあいにく崩れてきてしまい小雪が散らつくなかおこなわれたが、天候など気にならないくらいみんな満喫していた。c-3c-1エキスパートクラス男子

1位 若林郁仁
2位 小谷野茂樹
3位 堀井優作

ミドルクラス男子
1位 渡辺一央
2位 阿部貴文
3位 小野塚 章

エキスパート、ミドルクラス女子総合
1位 立石三華
2位 篠島章恵
3位 谷岡めぐみ

 

今年もやります!大大抽選会 !!
両日とも最後に行われた大抽選会!ボード、ブーツ、バインディング、ウエア、アパレル、小物とあらゆる商品が当たる大チャンス!ということもあって、キャンパーの目は期待いっぱい。ドキドキした面持ちで本部テントを見つめている。今年は試乗会に参加してくれた一般のスノーボーダ-を対象にも抽選会を行うというふとっぱら。これも協賛してくれたメーカー各社のおかげ。結局2日間でほとんどのキャンパーになんらかの商品が当たる結果となった。キャンプも楽しめて、プロスノーボーダーからのコーチングによって知らないうちに上手く飛べるようになって、さらに最後に商品までGET出来てトリプルでお得のイベント “Freerun Park Master 2002 in GALA YUZAWA”は、参加者は大満足のもとイベントが終了した。来年もさらに楽しいイベントを企画する予定なので是非参加して欲しい。

c-6
写真左から
・NFAのビーニー!! 女の子にぴったりのオレンジで嬉しそう。
・スノーボードがあたって思わずガッツポーズ!来期はこれに乗ってがんばります!とのこと。
商品協賛メーカー/アドバンスマーケティング(株)、(株)カリーナ、(株)ゴールドウィン、(株)栄和開発プロジェクト3、ASG(株)、BURTON SNOWBOARDS、SCOOTER.MFG、THE DUB DISTRIBUTION、YOSHIDA JAPAN(株)、(株)エス・エム・ジェイ、(株)Y.T.S.A.、(株)ウォーターマーク、(株)エディット、(株)カーメイト、(株)クリエイトアソシエイツ、(株)コーシン、(株)ガーデン、(株)サングロウ、(株)サンスクリット、(株)ストレートシックス、(株)ニーズ、(株)ブルーアチーブ、(株)モロージャパン、ダカインジャパン、ファーストエム・エム・ティー(株)、三井物産ロシニョール(株)、ライケルジャパン(株)
御協力ありがとうございました。


 

 

 

プロスノーボーダーによるビックキッカーでのデモンストレーション
8
両日とも午後12時ぴったりにスタートしたプロスノーボーダーによるデモンストレーション。ビックキッカーとクォーターを使ってどんな技が飛び出すのか?周囲にはプロスノーボーダーのデモを一目見ようとたくさんのギャラリーが集まっていた。最初に飛び出してきたのは松井克師(VIRUS SNOW)。900を綺麗にメイクし、ギャラリーから歓声があがる。渋谷 謙(ROSSIGNOL)が540を回し、松田芳明(SALOMON)はロデオ&コーク540に何度もチャレンジしていた。伏見知何子(K2)も女性でただ一人キッカーを飛び、ギャラリーを盛り上げてくれた。高さ5mあるクォーターでは、肝付兼久(TORQREX)がハンドプラント、パンチ君こと長谷川泰士(FORUM)と岡 義明(BURTON)が高さのあるエアーでギャラリーを魅了していた。数々のトリックをメイクしていくプロスノーボーダーを見て、ギャラリーはかなり興奮している様子だった。プロに刺激されたのか、午後のキャンプはみんなかなり気合いが入っているように見えた。

2014-11-14_2319
今回デモンストレーションに参加してくれたプロスノーボーダー達(敬省略)/ 大西泰三(SALOMON)、岡 義明(BURTON)、肝付兼久(TORQREX)、小松亮一(NITRO)、渋 谷謙(ROSSIGNOL)、鈴木大祐(ROSSIGNOL)、関口真友子(TORQREX)、田島岳雪(NITRO)、中川伸也(K2)、仲戸川祐子(NITRO)、中山泰頼(K2)、長谷川 “パンチ” 泰士(FORUM)、伏見知何子(K2)、松井克師(VIRUS SNOW)、松田芳明(SALOMON)、南浦高志(HEAD)、山内勇祐(SALOMON)、脇坂幸助(RICE28)。


 

 

 

気ブランドの02/03モデルをチェックするチャンス!a-4 

大盛況だった試乗会の様子。02/03モデルのスノーボードが試乗出来るとあって一般スノーボーダーの目も輝いている。メーカーの方もそんな姿を見てとっても嬉しそう。

イベント期間中、本部の両サイドで人気スノーボードメーカー12ブランドが02/03モデルの試乗会を開催。本部右側にはSALOMON、FLOW、FORUM、JEENYUS、NITRO、SIMS、TENGUの計7ブランド。本部左側にはOPTION、K2、HEAD、DICE、SNOWBOARD KLINIKの計5ブランドが並んだ。これだけ多くのブランドを試乗・試着出来るとあって両日とも大盛況。特に2日目は快晴となり、各ブースとも朝から行列ができるほどの人だかりが出来ていた。メーカーの方々も試乗してくれた一般スノーボーダー1人1人に丁寧な接客をしていた。

a-9

HEAD/オリンピックでの大活躍が記憶に新しい、三宅陽子のシグネチャーモデル”yo del sol” に人気が集中!常に試乗に出ているというような状況が終日続いていた。
NITRO/今回、コーチを勤めてくれた小松亮一、田島岳雪らが愛用しているNITRO SNOWBOARD。試乗率が一番高かったモデルはSUPER NATURALSだった。
DICE/SKY’S THE LIMITの隊長、佐久間洋も愛用しているDICE。今年は晴天が多かったせいか、ミラーレンズの試鏡が多かったようだ。曇り防止の新機能を搭載したニューゴーグルにも人気が集まっていた。
K2/ヴィレ・イリ・ルオマ、トラビス・パーカーのシグネチャーモデルや、昨年から好評のモデル・ダークスターに人気が集中したK2 ブース。
OPTION/SlopeStyleで優勝したヨニ・マキネンのシグネチャーモデルを試乗しようと多くの一般スノーボーダーが殺到 !!
FLOW/オリジナルのシステムを搭載したバインディングが特徴のFLOW BINDING。02/03シーズンからは、新たにボードがリリースされる。
SALOMON/ダニエル・フランクを初め多くのトッププロスノーボーダーを擁するSALOMONは、陳列されていたスノーボード数が今回1番多かった。またPP3(スノーデッキ)と、専用レイルを持参するほど気合い十分。
SALOMON RAIL/SALOMONがPP3用に持参した専用レイル。試乗しにきた一般スノーボーダーからメーカーの方々まで多くの人が楽しんでいた。でも一番楽しんでいたのはSALOMONスタッフかも。
SNOWBOARD KLINIK/無料でワクシング&チューンナップを提供してくれたスノーボードクリニック。春雪で滑らなくなった板が見事に蘇るとあって、両日長蛇の列ができていた。コーチとして参加していたプロスノーボーダーにも “驚くほど板が走る” と大好評!
FORUM/SlopeStyleの際に来日していたBJ・ライナスのシグネチャーの他ピーター・ライン、JP ウォーカーのシグネチャーモデル等をラインナップ。ブース内はFORUMファンでいっぱい !!
JEENYUS/ケビン・ジョーンズ・タラ・ダキデスカップルによって作られたJEENYUS SNOWBOARD。かわいいロゴマークが特に女性スノーボーダーの目を引くデザイン。
SIMS・TENGU/昨年に引き続き参加のゴーグルブランド・TENGUブース。コーチとして参加してくれた土橋伸吾や大西泰三も愛用。02/03モデルはカラーが充実。TENGU独特のシェイプも健在。

 
スノーボードメーカー協賛(試乗会開催)
サロモン&テーラーメイド(株)、(株)ハスコエンタープライズ、(株)ユーエスピージャパン、PIAA(株)、(株)K2ジャパン、(株)マニューバーライン、シュリロトレーディングカンパニーリミテッド、山本光学(株)、REALIZE INC