デザイヤーの太田です。

ISTブログをご覧の皆様。

おはこんばんちわ。

デザイヤーの太田でございます。

え〜。ディレクターから
「今年のパッケージデザインについて、デザイヤーの視点からのコメントを書け。この青二歳が。」と、範馬勇次郎ばりの御丁寧なご依頼がありましたので、ここに書かせて頂きます。

 やはり今日のIST PICTURES作品では一番重要な要素である「楽しさ」を先ず最重要視しました。そして複雑なデザインはパッと見て覚える事が出来ないので、よりシンプルにする事も重要でした。店頭で手に取って頂いて「なんか楽しそう・・・」と感じて頂けるデザインです。

 デザインの打ち合わせを行い始めた頃にディレクターから1枚の写真を渡されました。このベースになっている写真ですね。「この写真を使用してパッケージデザインしてくれ。この青二歳が。」という依頼でした。僕自身、写真をベースにデザインする事が大好きなんです。写真が大好きだというのも大きな理由なんです。瞬間を捉える「記録する」という事が非常にドラマティックだと感じています。この写真の場合はカメラマンやディレクターからの指示があり撮られた構図だと思います。奥に広がる山々とそこを遊び場にするスノーボーダーの輪という意図を感じました。

 この意図をキープしながらタイトルをレイアウトし、尚かつ他プロダクションの作品と一緒に陳列された時に目立っていなければなりません。そしてクライアントの考えを理解し反映させる事が一番だと思っています。

 「雪降る時に」から始まり昨年の「便座のフタはしめろ!!」の時もそうでしたが、タイトルが和文なんですね。これはディレクターのこだわりなんです。「日本人なら日本語だろう。」という事ですね。喋れもしないのにかっこつけて英語を使用するより、深く理解している和文の方が細かいニュアンスが伝わるという事ですね。ごもっともです。兎角日本人は英文が好きですし、スノーボードは海外で生まれた遊びです。しかし日本で生まれてきたスノーボード文化も沢山あります。それに誇りを持ってこれからも楽しんでいきたいものです。

なんて事を考えながら制作しました。

途中で「こんなんでいいのか?この青二歳が。」と何度も言われながらの作業でした。
しかし僕自身根っからのスノーボーダーですからこのお仕事はとても楽しいんです。最高のお仕事です。

以上。青二歳でした。

*楽しく読んで頂くため、若干ではありますが言葉の表現を変えてあります。

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Gravity design | 太田宜孝