戻ってまいりました

みなさま

お元気でしたか?
しばらくこのブログを留守にしてしまい、
中にはとても心配してくださった方もいらっしゃったようです。
ちょっと訳あって、更新を控えておりました。

これからはまた少しずつ状況をお伝えしていこうかと思います。

私が夏に営んでいる神戸スカイアドベンチャーすずらんには、
たくさんの家族やカップルが来場されます。

地上7mという足もすくむような高さに設置された、
一本橋や、ワイヤー、丸太、ブランコなどなど、
様々なエレメントが連なり、そこを命綱を装着し進んでいきます。

小さなお子様もチャレンジ出来ますが、中には怖くて泣いてしまうお子様もいます。

サポートする家族の姿もいろいろで、じっと見守ったり、困ったときにそっと手を差し出したり、自分が進む姿を見せたり、様々な方法で、子供の果敢な挑戦を見守ります。

中には一つ一つの行動を全部親が指示してしまう姿も見られますが、
子供自身が(もちろんパニックになりそうな状況だけれども)
自分自身で考える時間を与えたり、自由なやり方を認めてあげたりすれば、
簡単に答えを教えたり、学びを奪ってしまったりする事は少ないだろうなと感じるときもあります。

そんな試行錯誤が子供達にとっての貴重な体験となり、それがその後の勉強や体験など日常と結びついたときに、まさに学びの連鎖というか、体験から学びを活かした「生きる力」になるのだろうと思います。

中には、出来ない子供を大声で怒鳴りつけたり、叩いたりする親御さんもいらっしゃいますが、その子にとってどんな想い出になるのだろうと思ってしまいます。
(もちろん様々な家族の形態があり、信頼関係もありますが、見ている人が正解を求めてしまうのは危険ですが)

私達が出来ることは、非日常に飛び出し、ただの快適な空間から、少し身体的、精神的にストレスのかかるストレッチゾーンを体験する。そしてそんなチャンスを乗り越えながら再び新しいストレッチゾーンを経験する。その機会を準備することだと思っています。

私達の施設はアスレチック施設ではなく、アドベンチャーパークです。
アドベンチャーとはリスクの伴うことを迎え入れてチャレンジすることです。
答えはなく、そのプロセスは多種多様です。
ですからスタッフが安易にクリアの仕方を伝えたりすることはあまりないんです。
チャレンジする人、それを見守る人、それぞれの関係性を見守りつつ、主体的な取り組みをあくまでもサポートしてます。

この世に存在する1人1人は、誰も同じではなく人と違います。
その多様性を認めながら、それぞれが体験したこと、それにより感じたことを共感したり、違いを認めたり、そこから刺激を受けたりと、
そんな事が出来る、素晴らしい入り口になればいいなと思っています。

この夏もたくさんの素晴らしいドラマを見守っていたいな。