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2012/02/21

前進する為には、常に様々な変化と痛みが伴い、不本意に維持しようとすると負の連鎖が産まれ巻き込まれる恐れがあります。しかし、僕も大人になってしまい、14年以上も会社を経営してしまうと、頭では理解していても、なかなか自分の思うように決断出来ない事も多くなってしまっています。自分の中の創作イメージが産まれては消えて行く悲しさを僕自身が一番理解していました。時にアーティスト、デザイナー、プロライダーとして扱われる事もありますが、僕の中では、そんなカテゴリーなど関係なく、自分という存在は死ぬまでに何が残せるのか?自分のイメージや世界観をどこまで具現化出来るのか?と自問自答です。それは、結果や評価だけではなく、自分の内面的な葛藤かも知れません。イランに出発する朝。僕の動きを知らないはずのロンドンの新しいギャラリーから個展の決定を知らせる嬉しいメールが届きました。同時期に、BYSDNTCRY.の2冊目の出版のお話、更にロンドンの出版社からも出版のお話…ロンドンに、家もスタジオも用意して頂き、未来の可能性への沢山言葉をもらいました。そう、沢山の人から、自分がイランから絶対に戻らなければいけない理由を頂いたのです。アートやライディングという表現への「本当の評価」が得られるまでには2〜3年掛かります。MADBUNNYという作品も、皆さんに知ってもらうまで2〜3年掛かりました。理解はしていますが、作家として本当の評価が繋がり始めるその瞬間まで、毎日、不安との戦い、とにかく我慢の日々、出口の無いトンネルが続きます。そして、もし、その時、評価が得られなければ、自分の想いとは別に、それが結果として真意に受け止め、消えるしかない運命にあります。詳細は決定してから報告したいと思いますが、4月ロンドン、5月ロンドン、6月ベルリン、7月苗場、、東京、大阪、広島、福岡…と、大きなアートショーの予定が入っています。今年。この2年、葛藤して来た事が全て繋がり、新しい循環が動き始めた実感です。晴れて新しい自分を求め前進します!