YONEX 青野令 インタビュー

スノーボード・ワールドカップで日本人男子初の総合優勝を果たし、雪山の少ない四国・愛媛県松山市出身であり、アクロス重信のインドアスキー場で育った経歴を持つ青野令。

2009年スノーボード世界選手権ではハーフパイプ男子として優勝し、日本人初の快挙としてスノーボード世界選手権覇者となり、2010年にはバンクーバーオリンピックで日本代表として出場し、決勝へ駒を進め9位の成績を残した彼に、スノーボードについての取り組みや今後に向けての抱負をインタビューにてお送りします。

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■スノーボードを始めたきっかけを教えてください。

きっかけは、もともと母親の妹がスノーボードしてて地元の山で大会があって応援しに行った時です。それで自分もやってみようと思いました。その時は9、10才ぐらいだったのでスノーボード歴は13年になります。
ですので人生の半分以上は、スノーボードをしていますね。
人生で始めて出場した大会は、スラロームの大会でした。はじめて1年ぐらいだったと思います。結果は3人中3位です(笑

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2011 NZ BURTON OPENでの表彰式の一コマ。2011年のNZ BURTON OPENでは強豪を抑えて見事優勝

■12-13シーズン全体を振り返ってみてどうですか?

先シーズンは怪我が多かったですね。ちょっと大会の成績も納得できない感じのシーズンでした。今は治ってますが、11月、2月、3月と3回ケガをしましたが、その影響で大会もキャンセルしたりしました。
ですので予定してたよりも大会にはでれなかったと思います。トリックの練習は、雪が柔らかいときにダブルを練習して完成度を高めたり、スイッチとかも練習しています。

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2012 BURTON High Fivesでは更に高さと技の完成度を上げてきた。ランディングの合わせ方は彼ならではの正確さ。

■スケートボードを始めたのはいつ頃ですか?

多分3年ぐらい前だと思います。NZで一緒に行っていた堤翔斗がスケート上手くて教えてもらったんです。そうしたら面白いなって感じて。それまであまり教えてもらえる環境がなかったんだけど、それがきっかけでやるようになりました。

■スケードボードの練習からスノーボードの上達につながる?オフトレとしてオススメできますか?

一緒の横乗りだし、多少はあるとは思いますが、スケートを始めての影響はまだ今のところでてないですね。でも、スタンスが狭くなりました。スケートのスタンスにちかくなったのかもしれません。週1ぐらいで東京でも滑ってますよ。近くの駒沢公園でも滑ってます。学校が近いので終わってからチョロっといく感じですね。
普段はフラットトリックばかりです。ランプをちゃんと練習し始めたのは、東京きてからですかね。愛媛の環境がフラットばかりだったんで。スケーターって表面的にはあまりいいイメージではない影響なのか、愛媛のスケート環境はパークがだんだん閉鎖されていたのは悲しかったです。

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未来のトップスノーボーダー達への夢を背負い、たくさんの応援を受けながら進み続ける青野令

■ゲン担ぎはありますか?

ゲン担ぎというほどではないけど。結構上がりやすいタイプなんで、手を叩いたりして自分をもどしてます。大会の大きさというより人の多さにアガってしまいますね。
2年前のXゲームは人の多さに一番緊張しました。なんだか自分がスターだと勘違いしちゃうぐらいに、盛り上がりがすごかったです。あとは滑ってるとき音楽は聞かないんです。滑ってるときは滑ってる音を聞きたいですから。スケートのときもそう。音楽聞いたままだと、滑ってる感じがしないので。

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2013 Burton US Openのファーストヒット。彼らしい高さとスタイルを出しながらの4位。

■近年はダブルコークなどの3Dトリックが主流になっていますが、自分の滑りでこだわっている部分、誰にも負けたくない部分はありますか?

フラットスピンは拘ってるし、負けたくないです!あと、他は「勢い」ですね。
10代の若手選手に絶対負けたくないですね!特に「勢い」は!(笑

■オリンピック代表に選ばれたら本番ではどんな滑りがしたいですか?

見てる人達を魅了して興奮させるような滑りがしたいですね。

■今後の予定を教えてください

とりあえずは今シーズンはオリンピックを目指しているのでハーフパイプで頑張ります。オリンピックが終わったら、自分の好きなようにフリーランやパークを滑りたいと思ってます。

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Interviewed and edit by

Credit_Kazu