一発試験本番

仮免許交付から最低五日間は練習日を設けないといけないので、試験が受けられるのが6/4の月曜日からでした。

当然行きました。
今回はその長い長い一発試験当日の出来事を記しました。

※前夜〜朝※
朝からウルトラ教室に入る為、朝の6時には鴻巣駅にいなきゃなりません。
今はSNOVAの近くに住んでいるので(川崎市多摩区)始発が絶対に間に合わないから、前日の晩に大宮へ。

安い宿泊施設をじゃらんで探したらカプセルホテルがありましたので予約。

カプセルホテル・・・多くの出張経験の中でも初めてだぜ!

うおお・・・壮絶・・・ペットショップのようだ。

マンキツとかでネットカフェ難民とかが増える前はそういう人達はここに来ていたんだろうなー。

感想としてはあまり良くなかったっす。
・いびきとか他人の物音がうるさい。
・くさい。
・閉所恐怖症の人は厳しいかも。
・コンセントが無く、携帯の充電が出来ない。
・布団はイケてない仮眠所のような薄っぺらい布団。

あまり期待はしてなかったからこんなもんだろ、と思って来たけど、、、

寝れませんでした。

これならもう2000円払ってビジネスホテルと待った方がコストパフォーマンスは良いと思います。

と、言うわけで眠れないままチェックアウトして早朝の大宮駅へ。
前日が日本代表戦だったため、大宮駅は夜通し飲んだサッカーファンが目立ちました。

しかし、高崎線ホームは違う。明らかに免許を取りに行くのであろう若者達、特にあまり勉強もせずに朝の講習頼みのヤンキー達が多い。

俺が座っていたベンチの隣にも問題集を競馬新聞のように持っていたヤンキーが女の子の話ばかりしてました。
しかし、みんな一緒に試験を受ける同志達。
みんな、一緒に頑張ろう。

※講習※
駅前に「ウルトラ教室」とでっかく書いてある家の前にみんな集まって行く。
やはり多くは若者。
受付を済ませると学習塾のようなビルの一室に案内される。

教室にはズラッとパイプいすが隙間無く並べられ、その一脚一脚の上に、天井からヘッドフォンがぶら下がっている。

そこで洗脳教室のようにひたすらヘッドフォンから問題を聞けば良いのだ。
そしてヘッドフォン終了後におばちゃんが凄まじいテンポの速いトークでポイント講習。

この文だけだと「行く価値あるの?」と、思うでしょ。
ところがこれ、意外と後で役立ちます。

なぜかポイントになる問題は大体当日の本番試験で出ているのです。
何で民間の講習屋がそんな内容知ってるのかは埼玉県民全員の謎でしょう。
特に原付免許の学科試験は丸々同じ問題集が出るという噂も。

18で免許を取った時は眠くて寝ちゃったけど、やはり大人になると真剣味が変わるのかな。けっこう集中して聞けました。

そして終了後、レッドブルを飲みながら試験会場へ。

※試験会場※

さあ、やって来ました。

やはり朝は受験者でごった返し。
これはドキドキする。

記入用紙作って、並ぶ。
免許センターの職員は警察官ですので、良い人も多いのですが、やたら高圧的な職員も多いです。

俺は高圧的な人の案内をハイハイと聞きながら、教室へ。

普通一種の学科試験の教室は人が多いのですが、殆どが指定教習所の卒業生達。
俺達一発受験の人間は別種で1教室に納まりますので、そこに入室。

とにかく外国人が多い。
恐らく教習所に通う要素が言語や金銭、時間などで無いのでしょうか。
多かったです。

普通一種は恐らく25人くらいの受験者でした。

※学科試験※
朝、コンビニで、実に何年ぶりか判らないけど久し振りにシャープペンシル2本と芯、消しゴムを買いました。

それを机に並べて試験開始。

やっぱり。
講習の内容が引っ掛け問題などで多く出題。その他も出来は上々。
一通り問題解いて、一巡見直しをしたらちょうど試験終了時間1分前コールでした。

自信が無かった問題は2〜3問で、試験終了。答案を提出して退室。
あとは掲示板の前で結果発表を待ってました。

学科は、今回の合格がマスト。
前日からの泊まりがけなんかで何回も通いたくない。
なので勉強は仮免許発行から毎日6時間くらいみっちりやりました。
最後の方は問題集でコンスタントに90点代後半が取れていたので、かなり万全での受験でした。

だけど、発表前はどきどきしますね。

そして発表のアナウンスとともに電光掲示板発表。

0019、0019・・・

お、あったあった。

無難に合格!

後で学科の合格表みたいなのをもらったら、99点でした。どうせなら100点が良かったけど、合格なら何でも良いや。

これで午前は終了。
試験会場に戻り、午後の学科試験の説明を受けて、1時間ほど休憩。
あー眠い。

※技能試験※

技能試験は正直様子見のつもりです。
初回で受かるなんてのは稀とも言われてるし、3回くらいは来る事になるだろうから、まず空気に慣れて、また教習所で練習の後、完璧にして合格しようと思ってました。

何しろ試験管が毅然としてらっしゃる。
試験管のお名前が「新井さん」だったので、勝手に親近感が湧いておりましたがとてもじゃなくそんな空気になれない。

試験中の日常会話や質問は全てNG。
俺の乗った車は受験者が俺も入れて3人だったのですが、もちろん受験車内はしーんと静まり返ってます。

まず、1人目。おっちゃん。路上での評価は判らないけど、けっこう丁寧な動き。しかし、最後の所内試験の縦列駐車で縁石に乗り上げてしまった。
二人目。若者。スムーズな運転。所内試験の方向変換も無事に終了。

三人目。俺。まず、緊張してガチガチ。運転しながら細かい部分で安全確認をいくつも見落とす。それにすら気付かない部分もある。しかも俺だけ走り始めてからソッコーで停車させられる。
一瞬「もう不合格!?」と、思ってしまったが、試験の内容の一端の停車であった為に再度走行。

で、所内は縦列駐車だったのですが、教習所の練習でおばちゃんに教わった事をしっかりやったら切り返し無しの一発納車。これだけは上手くいった!
おばちゃん、ありがとう!!

で、最後に俺が駐車位置まで運転して試験終了。
終了後に試験管から
「駐車の時はギアはRだろ!?」
と言われてギアを入れさせ直されました。これは追い打ちだ。

最後は試験車全員車の外に出て、一人一人車内に呼び出されて試験管から試験結果を言い渡されます。

試験管「今日、どうだった?」
俺「勉強になりました!でも難しかったっす。」
試験管「あそこの左折はなー、あーだこーだ・・・」
俺「はい。はい。はい・・・」
試験管「もっと練習しろよ!!」
俺「はい・・・(次回頑張ろう。。。)」

試験管「まあ、その他は概ね良いので」
俺「?」
試験管「今回、合格です。」
俺「!!」

なんというツンデレ会話!!

と、言うわけで技能も合格しましたー!!

これは嬉しい!

ただし、一発試験受験者はこの後、どこかの教習所で一日7時間みっちりと取得者講習というものを受けなければならないので、それの受講後に修了証を持ってまた鴻巣にきてからの免許発行!

でも、試験というものはもうこれで終わりなので助かった!!

ちなみに俺と一緒に技能を受けた人はおっちゃんが不合格、若者は合格でした。
なんだ、結構受かるんじゃない。

と、思ってたら、最後に一緒に並んだ普通一種の今日の受験者は合格が5名。
最初に居たのが25名だった事を考えると確かに合格率は低いなー。

ともかく俺への戒めの意味で書いている免許取得のこのブログ記事。あと少しで終わりそうです。
合格発表聞いたら凄まじい睡魔が襲って来て、帰りの電車は記憶がありません。

とにかく、長い一日だった・・・