Date:2005/2/25(FRI) ・26(SAT)
スノーボードの未来へむけて、
夢・希望をいっぱい詰め込んだトレーラーは進んでいく。
その道は、スノーボード界の軌道となる…。
2月25日・26日、SBJ日本スノーボード産業振興会主催のイベント‘TRACKS of SNOWBOARDING’が石打丸山スキー場で開催された。
SBJの主な活動は毎年開催されるビジネストレードショー(展示会)だが、他にも安全啓蒙のSafety Campaignやスノーリゾートに関する調査、ブーツ・バインディングのマッチングテストなどスノーボード市場の活性化につなげるための活動をしている。 かくいう当社も会員企業として活動に参加しているが、数年前から「ビジネス向けの展示会とは別に、ユーザーを対象としたイベントをしたい」という構想が議題に上っていた。
「競技や試乗会ではなくて、コドモからオトナまで楽しめる雪上でのお祭りにしたい」そして「スノーボードの未来につながるものを残したい」というのが関係者一同の想いだった。
そして今回、その想いがようやく現実のものとなった。イベントの内容は、39社72ブランドの展示試乗会をメインに、キッズ向け無料レッスン、更にプロライダーによるレールセッション、豚汁や地元のお米“天空米”を使ったおむすびの無料配布、プレゼント大抽選会など盛りだくさんの内容だ。
初日金曜日は、素晴らしく晴れ上がった空の下スタート。気温も高めで春を思わせる陽気だ。
会場に設けられたサウンドシステムからはスノーボードフィルムに使用された様々な楽曲が溢れ、否が応にも気持ちが高まる。MC【Alee】はマイク片手に各社のブースを回り、インタビューを交え出展ブランドを紹介。我々の“雪番長”ブースもきっちり紹介してくれた。 各社で集客に工夫を凝らし、コーヒーを出してくれるブースやおしるこ(餅入り)をいただけるブースもある。
気温はますます上がり、うららか。雪も春雪のようなザラメ状態。某社の方は「こんな雪質でも、うちの板は走ります!」などアピールしている。
メインの試乗会は、試乗するたびにプレゼント抽選券が貰えるというシステムだ。つまり試乗すればするほどプレゼントの当たる確率が高くなる。
この日は、平日ということもあってかシーズンパスを持つローカルライダーや篭り組が多数駆けつけた。なんと10本以上も試乗したツワモノもいるようだ。
キッズ向けの無料体験レッスンにもたくさんのキッズたちが集合。レッスンに必要なボード、ブーツ、バインディング及びヘルメットは、協賛各社から無料で貸出された。
レッスンを担当するインストラクターは、JSBA(日本スノーボード協会)教育本部より派遣されたが精鋭ぞろい。スノーボードの未来を担うちびっこだけでなく、保護者の方々の信頼も厚かった。
展示試乗会タイムも終了しナイター照明に灯りがともり始めた頃、特設セクションではプロライダーやトップアマライダーによるジャムセッションがスタート。
ちょい長めのストレートレールとニ連コンビボックス、そして降りきった先にはボトムから約4mぐらいになるウォールが設置された。各ライダーとも、短いアプローチなのにフルオーリーで入らなければならないストレートレールに手こずっているようだが、そこはプロ。なんだかんだで徐々に合わせてくる。中でも本間“アニ”勝則がおしゃれなシャツ姿でスタイル出まくりボードスライド。Rossignolの杉本裕介は50/50レールからボックスまできっちりフル抜き。PHANTOM IN THE DARKのBUSHIくん(藤田真人)もかなりスタイリッシュなノーズスライドから270アウト。OPTIONの高橋レオはスイッチからのFSボードスライドにこだわり続ける。全体にかなり乗れてる感じだったのは北海道から来たVIRUS SNOWの柴山泰輔と、NITROのタット(南雲武仁)だ。
番長島田聡は小雨降る中、ノースリーブTシャツ一枚スタイル。NITROのウッディ(森内タケハル)らとランデヴーでボックス〜ウォールへと雪崩れ込む。最後の最後は所定のスタート位置よりも上の斜面からスイッチでアプローチ。ボックスをノーズスライドでバシッと締めてくれた。
その後の大抽選会も大盛況で無事初日が終了。
翌日、夜中から降りはじめた雪は朝には大雪となり、会場に到着した段階でゲレンデがスネパウ状態。気温もぐっと低くなり昨日の春先のような陽気が嘘のようだ。
石打丸山スキー場は、中央ゲレンデのみを上から下までパーク化して4月12日まで営業するらしい。春営業を行うためにも、この雪は恵みの大雪といった所だろう。
終日降り積もる雪の中、イベントはつつがなく進行し、昨日同様大抽選会で幕を締めた。
スノーボードの未来につながるファーストトラックは、確実に刻まれたようだ。
TEXT: MR.
<出展ブランド一覧>
@amp、ACT GEAR、ALLIAN、ARBN、B X B、BC-STREAM、BD、Black-zip、BLUEMORIS、BTM PROJECT、CAPITA、Columbia Sportwear、COSMIC SURF、DEELUXE、DEL4thTA、DELTA X-TREME、DOMINATOR、DRAKE、DYNASTAR、ELAN snowboards、ENDEAVOR、F2 SNOWBOARDS、FANATIC SNOWBOARDS、5151 SNOWBOARDS FLOW、FLUX BINDINGS、4cards、GIRO、gray snowboards、G-STYLE、HEAD snowboards、飛燕龍、HOLMENKOL、INDUSTRY、INFINITY SNOWBOARDS、K2 SNOWBOARDING、Lastarts、LIB TECH、マツモトワックス、MORROW SNOWBOARDS、MOSS SNOWBOARDS、波乗達人、NANOWAX、NEXAM Poleboard、NIDECKER、NITRO SNOWBOARDS、NORTHWAVE、OGASAKA、O’NEILL OP、OPTION SNOWBOARD、PALMER、PHANTOM IN THE DARK、QUIKSILVER、RIDE SNOWBOARDS、ROME、ROSSIGNOL、roxy、SABRINA、SANTA CRUZ、SAPIENT、SHIMANO、SMITH、SNOWboard KLINIK、SNOWSCOOT(R)、SP BINDING、TECHNINE、thirtytwo、TORQREX、UNITY、X-NIX、VIRUS SNOW、YONEX
(39社 72ブランド)
<主催>
SBJ 日本スノーボード産業振興会 http://www.sbj.org/
<協力>
石打丸山観光協会/石打丸山索道連合会/JSBA日本スノーボード協会 他
石打丸山スキー場 http://www.ishiuchi.or.jp/
<協賛>
キリンビール/クイックシルバージャパン株式会社/サロモン&テーラーメイド株式会社/株式会社デサント/株式会社ナイキジャパン/バートンスノーボード/株式会社フェニックス
▼各社の出展ブースの模様です。下記画像をクリックすると拡大して観覧する事が出来ます。
カメイスポーツ
山本光学
USPジャパン
パイオニアモス
ハスコ
九榮機材
コロンビア