どうも本日はちょっとした発表があります
ちょっととか発表とか言ったら大げさなんだけど、眞空雪板等ライダーのやっさん、とんちさん、そして俺自身も2009-2010シーズンをもちまして眞空雪板等を脱退する事となりました。
それぞれの思い等はFirstChildrenホームページのNEWSコーナーにUPさせてもらっています
http://www.first-children.jp/content.php/news/id/57
プロライダーのスポンサー脱退とかの発表なんてすげー珍しい事だとは思うんですが、それだけに僕たちはこの眞空雪板等への思いがあったからなんです
俺のプロライダーとしての第一歩がこの眞空雪板等と契約をかわした事がすべてのはじまり
当時の俺は、それこそ言い方は悪いができちゃった婚で産まれてくる我が子の為にバイトに明け暮れていた毎日。
プロライダーを夢見て頑張ってきた滑りも、もはやここまでかと内心あきらめかけていたのかもしれません。
そんな時に始まった『下剋上』企画。
全国のスノーボーダー達による投稿型スノーボードDVD
当時はアマチュアながらも全身スノーボードギアは大会を転戦してスポンサードしてもらっていた状態
パークではそれなりに自信があったのもたしか
事実、下剋上其の一でパートを取り、やっさんとの出会いをえて眞空雪板等との契約をかわしました
そこからはプロスノーボーダーとして生計をたてFirstChildrenのメンバーにもなりました
また思いっきりスノーボードができるとゆう事に喜び、ふたたび滑り始めたのもつかの間
左足前十字靭帯断裂
半月板損傷
まさに今から撮影が始まるという11月、なのに腫れてまともにも歩けない状態
だけど、当時の俺に選択するものなんかなくて、鉄製のサポーターを付けたその脚で自分ができる最大の滑りをしてました
結果7回も病院に運ばれ、腫れた脚の血を抜きつづけたシーズン
そんなシーズン中の1月、待ちに待った我が子誕生!
脚はこんな状態だったけど、とても嬉しかった
しかし、そんな我が子は心臓病とゆう病気を背負って産まれてきてました
はじめてプロとして迎えたシーズンの緊張
トッププロとのレベルの差
思いどおりに滑れない脚
我が子の心臓病
緊急で手術をして、その産まれたての身体には大きな傷を刻んだ
その時に俺の靭帯断裂なんてたいしたことないって思えた
楓冬の誕生の時期に眞空雪板等から俺のモデルを製造販売してもらえる話をもらい
モデル名は迷わず『楓冬』
我が子の名前を付けさせてもらいました
これが田栗賢二モデル『楓冬』の由来
はじめて手にした楓冬モデルは嬉しかったなー記念撮影しちゃったもんなー
この6年間、気持ち的に負けそうになる事も何度かありましたが楓冬モデルのボードに勇気をもらった事はいうまでもありません
自身のblogなどを通して我が子以外にも、眞空雪板等『楓冬』から由来して楓冬君がいることなども知り、とても嬉しくなったと同時にその子の為にも眞空雪板等『楓冬』モデルは継続していきたいと思っていましたが、メーカーとライダーとのこれからの方向性の違いなどの問題で脱退という結論を出させていただきました
これから心機一転して、新しいボードブランドに乗る事になりますが何も変わる事のない自分らしい滑りをしていきたいと思っています。
これまで眞空雪板等を応援してくれた方々、そして『楓冬』モデルを乗ってくれた沢山の人達、本当にありがとうございました