全員が初体験のキングスでしたが…。スタート台では緊張してるのにマットに着ると全員が笑顔!新しいトリックに挑戦して頭から着ってるのに笑顔!ハイクで汗だくなのに笑顔!滑り終わった後全員が「楽しかった〜」と声を揃えて笑顔!そんな不思議な施設「小布施キングス」の魅力を実体験を元にお伝えいたします!
まず受付にて利用申込を記入します。 施設内には簡易トイレ(キレイです!)や更衣室、休憩・喫煙スペースなどが完備されています。
土日と平日でシステムが異なります。
■土日
滑走料1セッション:\3,200(女性・中学生以下\2,500)
第1セッション 10:30〜13:00
第2セッション 13:30〜16:00
第3セッション 16:30〜19:00
第4セッション 19:30〜22:00
※1セッション追加料金\1500
■平日
滑走料1セッション:\4,200(女性・中学生以下\3,200)
昼の部 13:00〜17:00
夜の部 18:00〜22:00 なんとナイターも滑走可能です。
夜の方が気温が下がるためアプローチがより走ります。
照明も十分明るいのでナイタージャンプもかなり楽しいです。
キングス使用する板はエッジを完全に落とす必要があります。
またマットの保護のため、ちょっとでもエッジが浮いている場合は使用できません。
使用できる板を持参すると、スタッフがグラインダーでエッジを落としてくれます。これでこの板はキングス専用機として生まれ変わります。
また滑走時はヘルメットの着用が必須です。マットのランディングは足元が不安定なので、たまに流れでマットに頭を打つことがありますが、ヘルメットを被っていれば全然衝撃がありませんでした。
今回雪番長スタッフは全員レンタルボードを使用しました。
エッジを落としても良い板を持っていない場合はレンタルできますが、サイズや数に限りがあります。
現時点では男女サイズ合わせて20本ぐらい用意しています。
レンタルボードはたまに見るようないつの時代か分からない板ではなく、NOVEMBERやBLANKYのニューモデルですので、レンタルでも十分以上に楽しめます。実際滑ってみるとほぼ間違いなく楽しさにはまります。「一度行ってみる」というハードルさえ越えてしまえば何度も行きたくなりますので、価格の安い旧モデルボードをキングス専用で用意してしまっても良いかも!と、早速用意してしまいました(笑)
板:1000円 板+バインディング:1500円 ヘルメット1000円※ブーツのレンタルはありませんので、必ず持参してください。
ブラシでは通常のワックスではなくロウソクを塗ります。よくある普通のロウソクを、ワックスを塗るようにアイロンで溶かして板に塗ります。これをやるとやらないではアプローチスピードが大きく違ってきます。特に夏に塗ってないと途中で止まってしまうぐらい減速しますので、必ず滑走前に塗ってください。アイロンや作業台はありますので、ろうそくを持参してどんどん塗りましょう。
ライダーもみんな自発的に講習を受けるぐらい、ブラシアプローチは独特です。
ただ、この講習はブラシを滑走するためだけでなく、普段の雪山滑走にも確実に生かされます。
今回雪番長スタッフを数名連れていったのですが、雪山滑走でクセがある場合ブラシは絶対にうまく滑られません。ですが、ブラシ講習をしていくうちに、普段のクセも良い感じに矯正されていきました。シーズン中はまったく治らないぐらいのクセが、ブラシでは矯正されるのです。
正直、飛ばないでブラシだけ滑ってたら相当フリーランがうまくなるな、と感じました。でもやっぱり飛びたいですけど(笑)
ある程度ブラシで問題なく滑れるようになるまで、結構な時間をかけて講習します。個人差がありますが長い人は3時間以上もかかってしまうことがあるようですが、ここでしっかりとした技術を身につけないとジャンプで未知のトリックにトライすることは困難ですし、ブラシ転けの確立も高まります。このブラシ転け、見てるだけでも相当痛いです…
よりキングスの楽しさを体感するためにも、初日はみっちりとスパルタブラシ講習を受けてください!
キングスには3つのサイズのキッカーがあります。
普段ある程度パークに慣れていて、ブラシアプローチも問題なく滑れるようになったなら、いきなりミドルで大丈夫だと思います。
最初の1本だけは飛ぶスピードでのアプローチ練習をして、リップ直前で止まる練習をした方がより安心できます
リップ幅の4倍ぐらいの長さのマットがリップ真下から設置されてますので、早抜けで横っ飛びしてしまってもちゃんとマットに落ちます。
マットはフラット⇒ランディングとほぼ雪山のキッカーと同じ形状になっており、きっちりとテーブルを超えればほとんど衝撃なくライディングできます。もしスピードが足りなくてデコ落ちしてしまっても、フラットのマットが衝撃を吸収してランディングに流してくれるので全然痛くないです。アプローチに慣れてきたらビッグも飛べます。
リップまで無事到着すれば飛ぶのは何にも怖くありません。
ただ…フルスピードでのブラシがメチャメチャ怖いです。
アプローチさえ慣れれば相当気持ちよく、相当長い滞空時間を感じられます。「雪山であのサイズなら躊躇するかも…」と言っていた雪番長スタッフも、数本目ではスピンにトライしてました。
この時期他では絶対に味わえない感覚を是非味わって欲しいです!
キングスのマットは斜度があるのでちゃんと板から着るとそのまま滑り降りることができます。
が!そのまま滑ってしまうと正面のマットに衝突したり、マットとマットの隙間に板が挟まったりして危険です。
ランディング後はあえてお尻をついてお尻で滑ってください。
マット保護のため板をちょっとあげてあげるとより優しいかもです。
小布施キングスは完全ハイクアップです。
オフシーズンはどの施設にもムービングベルトがあるので、久々のハイクは結構キツかった…けどそれ以上に気持よかったです!
ハイクゾーンは完璧にコンクリート舗装しているので登りやすく、そして雨でも汚れません。
ただ、最後の階段の段差が高くて後半はちょっとバテるかもしれません…
楽しすぎて何本もハイクしていると相当喉が乾きますので、自分用のタンプラーなどにドリンクを入れてスタート台付近に用意しておくと生き返ります。
ペットボトルなどを置いておく場合は最後にゴミを捨てることを忘れずに。
実際に滑ってみると、想定外のことがありました。
それはマットの摩擦防止のために撒いている水で全身ビショ濡れになるということです。
格好はウェアでも、サーフパンツ+スパッツのスタイルでもどちらでも大丈夫ですが、ウェアの場合でも中にサーフパンツを履いていた方が良さそうです。
更に下着まで完全に濡れますので、下着の替えと濡れモノを入れるビニールは絶対必要です。
グローブも絞れるぐらい濡れますので、軍手で十分だと思います。
またセッションをまたいで滑走する場合、待ち時間は相当寒くなります。夏なら気持ち良いかもですが、待ち時間用のパーカーなど暖かい衣類も用意しておいた方が良かったです。
常に水は撒かれてますが、日差しが強い時はマットが乾燥してしまい、ランディング時摩擦ですれることがあります。どんなに暑くても長袖は必須です。またブラシも同じく乾燥すると滑り辛くなります。スタート台にホースが用意してますので、自分でどんどん濡らしてください。
ランディング後歩いてマットを降りますが、降りやすいように端の空気が少なくなってます。ここでコケちゃいそうになることが多いので気を抜かずに歩いてください。