藤井智浩インタビュー

New Zealandで行われた2012 World Heli challengeにてビデオグラファー部門の最優秀賞を獲得し、さらにMaddocを立ち上げ独自の世界観を持つ藤井智浩。見かけの雰囲気と斬新なクリエイティブのギャップも彼の魅力でもある。
今回は主に去年の活動と映像に対してのこだわり聞く藤井智浩のインタビューをお送りします。

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1 ここ最近は色んな所で活躍していますが、去年のNZのWorld heli Challengeの最優秀賞はとくに素晴しかったと思います。2012World heli Challengeの参加はともくん的にはどうだったのでしょうか?

トラビス・ライス、アンティ・アウティー、JJ・トーマス、マイク・バシッチ、美谷島慎などトップ選手が出場してきた最高峰のエクストリームコンテストの 一つだし、雑誌とかを見てすごい大会だって事は知っていました。だけど映像コンテストがあるのはまったく知らなくて、しかもどうやら世界中から6名のシネ マトグラファーしか招待されないという事で、ほとんど諦めていましたね。でOKをもらった時が本当に一番うれしくて、いやNZのホテルの部屋に着いたら ビール箱が積まれてて、いくらでも飲めって言われた時もかなりうれしかったです笑。

コンテストはNZを舞台に世界のトップスノーボーダー、スキーヤーと生活する中で、彼らを2週間かけて撮影し1つの作品を作るというもので、サーフィンや スケートパーク飲みに街に繰り出し、ヘリスノーボーディングしたり本当に規模的にも世界レベルな素晴らしいイベントを体験することが出来て、さらに最優秀 賞を頂いて最高でした。よくそれから変わった?って聞かれる事がありますが、確実に大きく環境は変わりましたね。前よりさらに刺激的な日々を送れるように なりました。

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2 撮影や作品としてリリースする前にともくんがこだわっている事はなんでしょうか?

頭の中に無限に広がるイマジネーションの一つ一つを組み合わせて、それを形にしたものが作品となりますが、見ている人に常にインスピレーションと驚きを与えられるように意識してます。特に意識している2つのポイントがあります。

一つは、わざと違和感のある絵を作ること例えば、食事シーンのカットで後ろの席の人の服の色が青だったのに次のカットでは黒だったり、スープの色、フォー クの順番とか、ほとんどの人は気づかないと思いますがよくハリウッド映画でもいたずら好きな監督がやってます。もう一つは普段の生活や肉眼では見る事の出 来ない世界を作り出す。カメラを地面に置いて犬や猫、子供から見た世界だったり、逆に高くあげてみたり。タイムラプスやスローモーションも肉眼では見る事 は出来ません。無意識にあれ?って見ている人の心に引っかかるポイントをワザと作るのも映像の作る楽しみの一つだと思いまし、そんなことを意識して作品を 見るとまた違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか?。
他にもいろいろありますが、これは以外と誰でも出来るし面白いと思いますので、是非試してみてください。

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3)Maddocを立ち上げましたが、その理由を教えて下さい

ストリートカルチャーやアウトドアカルチャーと深く結びつくライフスタイルをずっと送って来たけどそこにはそれぞれのジャンルという狭い領域に制限されて いて、けどそんな制限に捕われず自分たちのアイデアを映像や写真、アートワークを使い、もっと自由に発信したいと思ったんです。きっとこれからの maddocをチェックしてくれれば、その意味がわかると思います。

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4)最後にともくんからSBNを見てくれている方々に一言お願いします。

すでにmaddocでは、いくつかの面白い話しが進行中なのでお楽しみに。最新情報はFacebookページに『いいね』してチェックしてください。

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9月にはmaddoc名義で”ANOTHER WORLD”というスノーボードDVDをドロップするので、
こちらもよろしくお願いします。

interview and edit by

Credit  Kazu(17)