JR越後中里駅に直結するアクセス抜群のスキー場「湯沢中里スキー場」。東京から車で約2時間、新幹線と電車で約1時間半でアクセスできる。8本のリフトと16コースからなるバリエーションに富んだスキー場だ。幅の広いゲレンデは、急斜面から緩斜面、パークライドからパウダーライドまであらゆるレベルのスノーボーダーを満足させてくれる。ファミリーや若者はもちろんだが、実は近年パウダーフリークの中でも話題のスキー場だ。そんな湯沢中里の知られざる魅力を掘り下げる。
パークデビューならココ!遊びやすい設計のフリーライドパーク
ゲレンデの一番左、第5ゲレンデにあるのがフリーライドパーク。ここではパークデビューの初心者から上級者まで楽しみやすいパークを設置。BOX、レイル、キッカーと1つのラインですべてのアイテムを遊ぶことができる。アイテムはパークデビューの初心者が入っても怪我をしないような優しい設計に。雪の状況次第で今後アイテムは増えていく予定。第5ロマンスリフトからも見えるこの位置、かっこいいグラブを決めれば注目のマトになること間違いなし。
非圧雪×地形 パウダーで飛んで遊べる非圧雪コース
湯沢中里スキー場、最大の魅力といえば自然地形が作り出す非圧雪コース。湯沢中里の非圧雪コースのベースは通常のスキー場コースと違い、雪のない状態ですでに起伏がある複雑な地形。そこに雪が降ると非圧雪の自然地形パークに早変わりする。落ち系、アップ系、そしてマッシュとスノーボーダーなら垂涎ものの遊べる地形にあふれたフリーライド天国になるのだ。湯沢中里の非圧雪コースは全部で6コース。広いパウダーバーンなら上部から下部で斜度変化も楽しめるジャイアントコース。起伏があり、落ち系スポット多数あるダイナミックコース。とにかくスピード感のあるパウダーライドがしたいなら斜度があるセンターハウス正面のチャレンジバーンをチョイス。それぞれの非圧雪コースでいろんな遊び方ができる。しかも、6本のうち5本のコースがリフト1本で回せてしまう。朝一から非圧雪コースを滑り込めば足がパンパンになること間違いなしだ。今シーズンは秘密兵器ウインチ付圧雪車も導入。これにより、急斜面の非圧雪コースに圧雪車を入れることが可能になった。急斜面で地形が豊富な中里ゆえに、シーズン終盤になると斜面にクラックが入ってしまうこともあったが圧雪車が入ることによりそれも解決。シーズン終盤まで完璧な非圧雪コースが楽しめてしまうのだ。
石川敦士が勧める湯沢中里の魅力
「いままではファミリーや初心者向けのゲレンデだと思ってたんだけど、今回滑ってみたら非圧雪コースがかなり面白いってことに気づいたね。もちろん緩斜面が充実していてファミリーや初心者も楽しめるんだけど、実は非圧雪コースがかなり面白そう。今回はまだ雪の付いていないところもあったんだけど、本当にいたるところに遊べる地形がたくさんあった。パウダーで飛んで遊べるフィールドって意外とゲレンデ内では少なかったりするんだけど、湯沢中里ではそれが出来る。自然地形と非圧雪が融合したこのゲレンデはパウダーも地形遊びもしたい人にはぜひオススメだね」
仲間とシェアして食べるアツアツの鍋に舌鼓
お昼ご飯ならココ、「笑たこ」で!駐車場・ゲレンデも目の前に位置するマウンテンテラス内にあるタコ焼き屋さん「笑たこ」は、都内でも人気の笑たこは油で揚げないヘルシーなタコ焼き。味の種類も豊富でバリエーションに富んだタコ焼きを楽しめる。中でも店一番のオススメはネギがたっぷりと乗ったねぎ塩タコ焼き。シャキシャキのネギとサッパリとした塩だれが絶妙にマッチ。「笑たこ」の隣では甘党の人にはたまらないクレープも食べられる。もっとガッツリ食べたい人には、カツカレーや新潟名物タレカツ丼といった通常の食事メニューも。晴れの日にはマウンテンテラスの外のテーブルで仲間と会話しながら休むこともできる。中央のスキーセンターでは豊富なメニューでの食事を楽しめる。今シーズンのイチオシは、海鮮チゲ鍋。1人では若干量が多いので2人でシェアするのがオススメの食べ方。海の幸と野菜たっぷりな具材にピリ辛な味付けがそそる1品だ。他にもここはカレー、丼モノ、パスタと美味しそうなメニュー目白押しなので食べ過ぎ注意。
充実の非圧雪コースでまだ見ぬ新体験を
「雪がついたらまた遊びに来たい。」今回参加した2人のライダーはどちらもそう語ってくれた。リフトに乗りながら「あそこ遊べそうだね」と2人の狙うスポットは尽きなかった。非圧雪コースが最高の状態でオープンしたらすぐにでも足を運びたい。風に強い地形のスキー場のためスキー場運休率も低い湯沢中里は、他のスキー場が強風でクローズしているときもここだけオープンしていることもある。そんなときは極上パウダー天国で思う存分パウダーライドを楽しめる。コンディションの悪い日でも湯沢中里の情報はこまめにチェックしてみよう。
湯沢中里のポテンシャルはまだまだ底が知れない、ファミリーでも初心者でもそしてパウダーフリーク誰でも楽しめる。無料の休憩所や大浴場で疲れを癒すこともでき、施設も充実している。これを読んだあなたはもう湯沢中里が気になり始めてるはず。あとは、天気図とのにらめっこ。パウダーが降ると分かれば、そう向かう先は…湯沢中里で決まり!
湯沢中里スキー場についてはこちらから
取材撮影日:2016年1月12日~15日
Rider:石川敦士 / 光久正貴
Text:FREERUN編集部 羽田
Photo:ALI