「結局は自分のしたいことをする。それが自分のスタイル。」
「人にどう思われようが自分のスタイルを貫くのが大事。」
時にはこの言葉が重大な時もあります。
例えばFCは変わらないコンセプトつまりFC自身のスタイルを持ち、それを続けているからこそ続いていけています。
ブランドコンセプトとかもこれに当てはまると思います。
でも時に人はこれを自分への甘えにしている気がします。
俺は人に毎シーズン何万円も、何十万円も払ってもらい、それを糧に飯を食っています。
システム的には税金で飯を食う公務員と変わらないと思います。
彼らがより良い国作りをするのが義務であるのと同様に、俺もより良いスノーライフを提供する義務がある。
だから人がどう思うかも、自分がしたいとは思わないことをするのも時には大事だと思います。
そこも含めた結果も自分のスタイルとして成長していくのではないでしょうか?
人が頑張って働いた給料を費やさせる。人の貴重な人生の時間を費やさせる。
そうやって人の人生を影響させる。
ホントは社会に出たら全員が該当する事ではありますが、俺のような人の仕事は特に
「他人の人生を背に乗せる」
という感覚が強いと思います。
もちろんスノーボードを選ぶのはその人自身。
でもその人のスノーライフに少しでも自分が後押ししたものがあるのだとしたらそれはその人の人生に影響を与えた事になるのではないでしょうか?
そして、突き詰めるとスノーボードをしている人全員に対して影響を与えた事になるのではないでしょうか?
だから他人の人生を自分の背に乗せて生きる覚悟がプロライダーには必要だと思う。
いや、大人として生きていく上で必要だと思う。
何か固いな。
要は
ライダー「ヨネックスの板、大分イケてますよ!」
お客さん「わかりました!あなたのような凄い人が薦めてくれた板ですからね!買います!」
−お客さん、8万円払う−
ライダー「あざーす!じゃあ、お元気で!」
・・・で、終わりには出来ないでしょ!?
スノーボードのコツでも、いい山の情報でも、何かしらアドバイスしたりするでしょ?
買ってもらった板がちゃんとスノーボードを楽しめる良い板でないとマズいでしょ?
何より「あなたのような凄い人」って言われてるわけだから、板を薦めたこのライダーは最低でも滑りくらいは実際見られた時に、凄い人じゃなかったらガッカリされるでしょ!?
だってそれらを楽しむためにその人は8万円払うわけだから。安くないでしょ、8万円は。
それが俺の頑張る理由。他人の金が、時間が、思いが、乗っかってる以上は頑張らなきゃいけない。
全員の満足度を満たすことはとても難しいと思うけど、少しでも多くの人に満足してもらわないと。
グローブ一個だろうが、生活費だろうが、スノーボードライダーとして何かしら必要な物の支給を受けている人全員がもってなければいけない意識だと思います。
まとまんないな。
つまり、今回のブログは、
「俺は今後もスノーボードで生きていく覚悟だけはあります!」
って事です。
さて、今日も練習頑張るか。