白馬バックカントリーレポート

白馬バックカントリー スノーボードレポート

白馬エリアは広大なエリアとともに数々のスキー場が隣接し、それぞれのキャラクターを持ちつつ、

白馬バレーとして世界中のスキーヤースノーボーダーに愛されているエリアでもある。

実際に日本の素晴しい雪質と海外のアルパインな地形を組み合わせたようなコンディションは

世界中のライダーが訪れるのに充分な理由になるだろう。

今回は番亭~Bamboo tail~、白馬村を中心にバックカントリーツアーを専門とするガイドクラブの竹尾雄宇に今シーズンの白馬バックカントリーのレポートを行なってもらった。

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北アルプスの北部に位置する白馬エリア。

3000m級の山々が連なりビックマウンテンが数多くあり、おそらく毎日のように山に入っても全てのラインを滑りきれない程だ。

このエリアでのバックカントリーの魅力は初心者から上級者、老若男女問わず楽しめる場所が点在する。

白馬と言っても大町から糸魚川方面まで山はあり、雨が降らない限りどんなコンディションでも楽しめる。

緩、急斜面のオープンバーン、ツリーラン、地形遊び、クリフ、リフトアクセスからのバックカントリー、里山、5月下旬までロングシーズン・・・。

多くの場所が日帰りで行けるのも魅力だ。

近年では国内外から数多くのパウダージャンキーが白馬を訪れているのは間違いない。

Hakuba is great location for skiing and snowboarding.

 

 

今年もシーズン初めから順調に積雪量は増え、年末からバックカントリーシーズンが始まった。

それと同時に外国人が白馬入り、1月、2月の平日はゲレンデもバックカントリーエリアも外国人の方が多い?と思ってしまう程だ。

近年白馬の山は世界中から注目されていると言っても過言ではない。

あのジェレミー・ジョーンズやトラビス・ライスも満足したはず!?

もちろん国内からも多くのスノーボーダー、スキーヤーが訪れる。

多くのバックカントリースノーボーダー、スキーヤーは「THE DAY」と言われる日を当てに!

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Hakuba is different charactrt than Niseko. but the number of overseas people is getting more for every season

 

 

シーズンに数日しかない「THE DAY」。

無風快晴で気温も低くドライパウダー、こんな日に滑ったら記憶に残る1本になることは間違いなし!

私自身、今年数日経験したが全て鮮明に記憶している。

今年の白馬はシーズンインしてから1月中旬までコンスタントに雪が降り、最高なコンディション。

1月下旬から2月上旬にかけては思ったように雪が降らずハイシーズンにしては少し寂しい感じだった。

しかしこんな時でもバックカントリーエリアならパウダーを求める事ができる。

その後は関東地方の大雪が2週連続週末に重なり、ゲレンデも山も人はまばら・・・。

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It seemed to be a bit “less” snowfall, but from the beginning of season was great.

 

3月は例年より少し積雪量が少なく感じられたが、バックカントリーには十分だった。

パウダーの時期が終わってもバックカントリーは楽しめる。

これからの季節、コーンスノー!

いつもより遠くまで足を延ばしテント泊や山小屋泊も可能な時期になってきた。

自然の中に身を置く事で感じる面白さは必ずある。

天気が良い事に越したことは無いが、そこそこ悪くても自然は楽しませてくれる。

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Hakuba has such a potential like this. if we do not tell this is Hakuba, you might not think this is Hakuba.

 

日々、自然から学び成長させてくれる。

だからバックカントリーはやめられない。

しかしバックカントリーといえばご存知の通り危険も伴う遊び。

何も知識、装備を持たずに入山する人はかなり減ったが「0」ではない。

今シーズンも白馬エリアでは雪崩で亡くなってしまった方も残念ながらいた。

山では絶対安全ということは無い。

いくら勉強しても雪崩にあってしまうことはあるが、確率は低くなると思っている。

雪はそれだけ難しい。

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Do you have safety gear? If not, no one save your life and you can not save anyone. MUST Item.

 

 

パウダーに魅了されていくと、多くは未圧雪エリアやロングパウダーランに行きたくなるのは自然の流れだと思う。

いきなり自身でバックカントリーに挑戦するのは危険過ぎる。

かなりの経験者か山岳ガイドに頼るのがベストだろう。

バックカントリーは経験値が大事、装備の使用方法も習得し安全に楽しめるようになる。

経験値が高くなるほど、更に楽しめる。

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If you do not know anything about Hakuba, We suggest back country tour is one of the option.

 

私自身、ガイド業をしながら日々お客さんにお伝えしたい事。

「自然には謙虚に」

私は良しも悪しも自然から沢山学び、経験させてもらった。

それを少しでも多くの方へ安全に伝えるためにガイドの道に進んだ。

更にその日のベストな場所で最高なラインを刻めるよう!

バックカントリーの遊び方は無限大。

いつの日か皆様と白馬のフィールドでお会いできることを楽しみにしています!

竹尾雄宇プロフィール

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1979/8/17

名古屋出身

スノーボードクロスでプロ資格を取得するが、ライダー活動よりバックカントリーガイドになるために毎日のように山と向き合ってきた20代。

約10年間ガイドとして培ってきた経験を基に2012年バックカントリガイドクラブ「番亭~bamboo tail~」を白馬で立ち上げる。

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資格

・日本山岳ガイド協会認定 スキー・スノーボードガイド・ステージ㈼

・日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド・ステージ㈼

・信州登山案内人

・JAN アバランチ レベル1

・WFA ウィルダネスファーストエイド

・日本赤十字社救急法救急員

・白馬マイスター

・元JSBAプロスノーボーダー

如何だったろうか?

写真でも白馬のすばらしさの一部分を垣間見る事ができただろうし、雪山が100%安全ではない事もわかったはず。

しかしそのエリアで経験と知識、そして日々のオペレーションの継続を行なっているガイドツアー等に参加する事も最大限安全に、そして最大限楽しめる一日を得る為の近道という事も事実だ。

番亭~Bamboo tail~白馬村を中心にバックカントリーツアーを専門とする

ガイドクラブについてはこちらから

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ワンデーツアーMovie

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=ixu5qD79Fos]

Edit by

Credit_Kazu