安藤南位登、南 清乃、ハーフパイプの頂点を目指す2人のkissmarkライダー

安藤南位登 PARKCITY W-CUP(courtesy U.S. Snowboarding)
安藤南位登 PARKCITY W-CUP(courtesy U.S. Snowboarding)

kissmark RIDER’S TALK

世界のトップシーンで活躍するライダーたちを育て、サポートするkissmark。日本のハーフパイプシーンの第一線で活躍する安藤南位登。そして新たに加入したガールズライダー、南 清乃。その2人が掲げるこの冬の目標と、その先に目指すスノーボーダーとしての夢を語ってもらった。


安藤南位登

NAITO ANDO

simg_04591年振りに会った南位登はだいぶ成長した感が伺えた。kissmarkチームに入って今まで以上のトップスノーボーダーとして経験を積むことによって、世界の舞台でも戦えるという実力をつけてきた自信が、自然と滲み出るかのようにインタビュー撮影の表情も1年前とは違う。平昌オリンピックの舞台を目指し、さらに南位登の今シーズンの活動とその成長ぶりが楽しみだ。

世界のトップライダーと同じ舞台に立つことではなく
勝つことが目標

Q. kissmarkライダーになって丸1年、自分にどんな変化があった?
kissmarkチームでは、海外遠征に独自コーチも同行していて、より充実した環境でトレーニングを行うことができました。ムービーのシューティングとかもあって、自分のライディングを磨くいい機会がたくさんあったと思います。それに何よりも楽しいです。この1年で今までよりもスタイルに拘りつつ、ジャンプの高さをさらに出せるようになりました。結構高さには自信があるんですよ。高難易度のトリックでも高さを出していく、そこが一番スキルアップ出来た感じです。

Q. 先シーズン、パークシティでおこなわれたワールドカップで3位に 入った時のことを教えて?
実はあの時、メンズのファイナルが始まる前にウィメンズのファイナルがあって、キム・クロエが100点満点を叩き出したんですよ。満点っていうので自分の周りもみんな盛り上がってて、よし、それならって結構自分もテンション上がって、逆に何も考えず楽しもうって、ガンガン攻めていったらすごくいい感じで滑れましたね。

Q. いつもどんな感じで練習しているの?
ハーフパイプは、わりと短時間で、時間をしっかり決めて集中して練習する感じですね。滑ってる時は音楽をガンガン聴いて集中します。基本的には自分で考えながらやっています。どうしても悩んだらビデオ見たり、コーチに相談したりしますけど、やはり難しい技を練習する時って自分がどれだけ集中出来てるかが大事なんで、あんまり気分が乗らない時は無理はしない。怪我もしたくないんで、無理せず地道にやるタイプですね。

Q. テクニック面で今磨いていることは?
技の数ですかね。もっと技を増やしていきたいですね。今練習しているのはダブルコーク~ダブルコーク~フロントサイド1440っていうコンビネーションですね。これをしかっり決めて、勝負していきたいと思っています。

Q. 好きなライダー、どんなスタイルに影響を受けている?
僕が好きなのはダニー・デイビス、結構自分の滑りにも影響しているかなって思います。彼がいいなって思うのはハーフパイプの選手としてだけでなく、オールラウンドにカービングとかキッカーとか、いろんなシーンでの板さばきがクールでカッコいいなって思うんです。将来的にはそういうスノーボード全てにおいて自分のカラーを出せるライダーになっていきたと思います。

Q. 平昌オリンピックに向けて、自分の目標は?
自分をもっと磨いていってオリンピックの舞台では、世界のトップライダーの中でも表彰台、優勝を目指していきたい。高さでは自信があるんで最終的に自分のベストのルーティンをバシッと決めたいですね。そのために、今シーズンも全力で活動していきます。

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南 清乃
SAYANO MINAMI

simg_0400sガールズにもとても人気のあるkissmarkブランド。新たなるガールズライダーとして今シーズンよりチーム加わったのが南 清乃だ。大阪在住ながら小さな頃から高鷲スノーパークのハーフパイプで練習を重ね、大会を回り、経験を積んできた彼女。昨シーズンの札幌でのワールドカップ参加をきっかけに、世界レベルの人に感動を与えられる滑りを見せたいと、さらに上のステージを目指して新たなるシーズンをスタートする。

人に感動を与えられる滑りができるライダーになりたい
だからもっと自分を磨きたいです

Q. スノーボードとの出会いと、ハーフパイプを始めたきっかけは?
小学校低学年の時だったと思います、家族旅行に雪山に滑りいったとき、私だけがスキーやったら出来なくて、それでスノーボード。大会に出場し始めたのも小学校2~3年頃からですね。最初はキッカーの大会、その後ハーフパイプの大会に出るようになって、特に印象に残ってる大会は、今はもうないんですけど室内スキー場でアクロスっていうところがあって、そこで開催されたサークルKカップという大会で優勝出来たのがきっかけで、どんどん大会が面白くなっていきました。子供の頃から大会に出てるんで選手としてはもう11~12年やってます。

Q. 自分にとってのハーフパイプの魅力ってどんなところですか?
やっぱりいろんな人に自分の滑りを見てもらえるっていうところですかね。それとやっぱり高く飛んだ時の浮遊感ですね。私としては男子にも負けないくらいのエアーの高さが持ち味だと思っていて、高く飛んだ時が楽しいですね。私自身、ちょっと男子っぽいっていうか大雑把というか、繊細な滑りよりも突撃していくような滑りをします。細かなことを考えずにやるしかないでしょうみたいに。そういうところがハーフパイプに私は合ってるかなって思います。

Q. 極めていきたいライディングスタイルは?
刺激を受けたライダーは?より高さのあるダイナミックなライディングスタイルを極めたいです。得意技はロデオ540です。女の子では縦回転やる人は意外と少ないんで、そこは自分の特徴にしていきたいって思っています。私、ピート・ピロイネンに憧れてるんです。小学校6年の時だったんですけど、バンクーバーオリンピックの彼のハーフパイプでの滑りをテレビで見て凄くカッコ良いスタイルだなって思って、そこから世界を目指したいって思ったんです。

Q. 先シーズン、札幌のワールドカップに出場した時の感想は?
まず、自分が世界の国際大会に出れたってことで、すごいテンション高まってました。いろんな素晴らしい選手を目の前で見ることが出来てすごくインスパイアされました。さらにその大会では、今まででスノーボーダーとして活動してきた中で最高の滑りが出来たんです。

Q. kissmarkのギアについて、どんなところが気に入ってる?
とにかくデザイン性は凄くいいと思います。さらに、細かなところまで機能性がしっかりしていて、ハードギアも丸1日中滑り倒しても性能が安定しているし、ウエアも撥水性がすごく良くて、防水も完璧。結構ハードなコンディションの時でも、1日中快適でいられますから。だから、kissmarkチームに入れることになって凄く嬉しかったです。

Q. kissmarkチームでどんな風に活動してきたい?
kissmarkのチームメンバーには上手い選手がたくさんいるので、いろいろ学んで自分のスキルをどんどん上げていきたいと思っています。目標は世界中の人に私の滑りを見てもらうこと。私が小さな頃にピート・ピロイネンに感動して、本気で世界を目指したいって思ったようなきっかけを与えられるような滑りが出来たら最高だと思います。今シーズンはチームのメンバーと共に12月からアメリカに行ってトレーニングを積んで、そこから北海道を中心に置きながら国内の大会を回っていきたいと思います。

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