物を、洋服を作り始めて13年が経とうとしています。
ブランド立ち上げ初年度、2〜3年は全国地方セレクトショップを周り洋服の現場を知りました。
幸運でもありますが、フッション業界内はブランド立ち上げ前にモデルを4〜5年やらせて頂いていた為、裏方をしっかり見る事が出来ました。メディア、表面の裏側ですね。
そして、近年は現場周りの重要性も知り、ここ4〜5年は海外も含め更に工場へも頻繁に足を運ぶ事に力を入れています。
縫製工場さんの今の事情、現場を見て、物をデザインしている側からしますと、落ち込む事や、10年後、20年後、将来作り続けれるのかと,,,不安に駆られる事も多々あります。
あくまでも洋服は、現場、工場さんありきなので。
理想通り、必要な物を縫って頂ける事が出来ない限り、ブランドは成立しません。
そこが原点です。
ここ数年、アジアマーケットリサーチも含め、同時に海外工場もリサーチ、交渉を重ね直接縫って頂いていました。
日本では、自分の理想通りのアイテムが縫えなかった為です。
しかし、海外工場も去年閉鎖に追い込まれてしまい、、、事情は全く日本国内と同じ道をたどっています。賃金、物価の高騰と共に軽工業産業から重工業産業へと従業員含め移動が進んだ為ですね。発展途上国から先進国へと日本も含めたどって来た同じ道です。
なかなか国内で縫える事が出来ない弊社のアイテムがあり、国内で全て理想どうりの縫製をこなして行かなくてはならない事になり…..不安要素が増えたのですが、今回の東北工場視察で、その不安は全く感じなくなりました。
徹底的に管理された、未来に期待できる素晴しい工場さんはあるのです。
多くの若い日本人の縫い手さん。
若い現場監督の方々。
問題は勿論、多々ありますでしょうが、東北工場も素晴しく新進しています。
まだまだ、先が明るいです。
高品質、安定感、価格にとらわれない高技術、made in japan!!!
みなかみの福山より。