帰宅しました。
帰りは雄丸に先導させてみましたが、無事に真っ直ぐ長野の家に帰れたので、俺も自宅に帰りました。
今は久しぶりにヘキサゴンとかハネトビとか観てて、まったりしております。
さて、オリンピック、いよいよ佳境ですね!!
日本時間の放送が早いので観るのが大変ですが、やっぱりオリンピックは観ていて楽しいですね!!
スノーボードに関しては競技自体より服装問題が相当話題になりましたね!!
日本での放映内容の実情(競技結果は少なく、カズのバッシングばかりであった点)を現地の選手が知ったら悲しむことも多いでしょうね・・・
今回、マスコミのいやらしい報道に憤りを感じたスノーボーダーも多かったと思います。リアルタイムでは俺も同じ気持ちでしたが、冷静に考えてみると
「こういうものなのかな?」
とも思えてきました。
俺たちがオリンピックを
「スノー業界以外の人も国を上げてスノーボードに注目してくれる、でもスノーボーダーの全ての人が目標がオリンピックではない。でも業界にとってはビジネスチャンス」
と捕らえているのと一緒で、
「国民全体が注目するから、視聴率や発行部数が伸びやすい良い機会。」
的な考えがあるんじゃないかな?
国民の願いがこめられた大イベントと煽っているのも結局はマスメディアである気がする。
それに乗って競技者もそこを目指す。
発信者が目指すから視聴者も注目する。
さらに競技以外の選手のエピソードも盛り込めば大会をもっと楽しく視聴者は楽しめる。
スノーボードにとってその商材が今回はあの服装問題になってしまったのであると思います。
実際、憤慨を覚えた人もいて、それが関係者にレスポンスとなる。
つまり国民が
「怒り」
と言う形でこの問題に興味を示してしまった。
なのでますますメディアからの挑発にも近い質問が飛び交い、カズのあの対応に繋がってしまったのだと思う。
感情、内容は問わず。メディアのビジネスチャンスになる話題があればそこを徹底的に攻める。
逆に、とあるTV局が(青野)令をずっと追っていた。ドキュメンタリーらしい。雪の無い愛媛から出る雪の上のオリンピック選手。
何ともドラマチックではないですか。
また、カズの友達ということで以前から俺が訴えていた難病と戦ったダゼ君のことも報道されている。
きっと他の選手もサイドストーリー的なことを取材されているんじゃないかな?
こう言ったように、メディアは商材をいくつも用意していたのだと思う。
喜怒哀楽、どんな内容でも取り上げるための準備をしていたんだと思う。
たまたま、あれが一番話題を呼んだのだと思う。
つまり、俺達には俺達の常識、正義があるけど、他の業界の人達もそれぞれの正義や常識があるんでしょう。
内容によっては絶対に相容れないようなものでも。
だから、きっとスノー業界が未熟なために、「メディア」という熟成された業界と上手くやれなかったのでしょう。
精神面も選手を育てられる指導者がいたら、カズがきちんとした対応をしていれば、、、、色々な「たら・れば」が出来ていれば、逆に我々がメディアに感謝するような報道をしてもらえたのかも知れない。
俺の周りにはカズのあのスタイルを(会見も含めて)
「カッケーよカズ!!」
というライダーが何人もいます。
それと同じようにメディアの中にはえぐ過ぎるほどのバッシングを出している記事を見て
「この報道者、いいね!!えぐいね!!」
と賞賛する人も多々いると思う。
他業界と上手くやって行くためには、
「スノーボードのカッケーところ、見てくれよ!!それをもっと報道してくれよ!!」
というこちらからの一方通行だけではダメなんでしょう。
規模を小さくしちゃえば
「俺の滑りスゲーんだよ!!見てくれよ!!」
と思っているだけで黙々と滑る、発信力や影響力の無いライダーのようなもの。
他業界ともお互いにプラスとなるような材料をお互いに提供し合えた時にお互いにとっていい結果が生まれる。
メディアの場合はそれが競技の内容ではなく、メダルという「結果」であったり、感動秘話やハプニングやスキャンダルのようないわゆる「話題」なんでしょう。
良い話題を提供できなかったためにその上フォローも甘く、多くのスノーボーダーが競技とは別のところで悔しい思いをしてしまった。
だからスノーボード業界はこの不景気から抜け出すにはもっと大人になる必要があるんでしょうね!!
ちなみにこの話題、みなさんそれぞれお考えをお持ちでしょう。
こう思ったのも沢山ある中の俺独自の考えです。
ご意見、ご感想はありがたいですがそれによる論議は出来ませんので、ご了承ください。