ニュージーランド特集 Wanakaレポート
New Zealandでスノーボードをする為に滞在する場合、Methven, Queenstown,そしてWanakaが上げられると思うが、その中でも日本人や海外からのライダーがもっとも集るのがWanakaではないだろうか。理由としてはCardronaスキー場、Trebleconeスキー場、そしてSnowPark(本年は休止中)があり、パーク、フリーライディング、バックカントリーのシチュエーションに合わせてスキー場も選ぶ事ができ、近年の大きな大会は必ずWanakaをベースとして行なわれていて、今年はWorld CupのWinter Gamesが15日から始まるため、各国のナショナルチームやプロライダーを間近に見たり話したりできるチャンスが多い。
実際にWanakaへ来るととても小さな街と感じるだろう。冬は通常の人口の2~3倍になり、活気が溢れるがそれでもメインストリートは200m程がいくつか、という感じで目の前のWanaka湖の雄大さと合わせ、とてもゆっくりとした時間が流れている。ショッピングがメインならやはりQueenstownだが、ウィンタースポーツにのめり込んでいる人なら集中できる事間違い無し。スーパーマーケットは幾つかあるが、街中の大きなスーパーはNew Worldのみ。夕方には大体顔見知りが現れ、「今日は山に上がった?」「どこが調子いい?」など、情報交換の場所としても使われている。
WanakaにはWanaka発のVenus Coffeeを始め、美味しいコーヒーをゆっくり飲めるカフェがたくさんある。New ZealandのメジャーなコーヒーはFlat White。濃いめのコーヒーにミルクを注ぎ、トップに泡をのせるスタイルが地元には人気だ。大体4ドル~4.5ドルぐらいなので日本のスターバックスと変わらない金額で、お洒落なカフェでゆっくりするのはここならではの贅沢。
レストランも「いかにもNZ]という所からインド料理、タイ料理、中国料理、そして日本料理まで殆ど食べる事ができる。どのお店もNZの都市部に比べればさすがに安くはないが、ロケーションを選びながら雰囲気を楽しむのが一番だろう。どのお店も外で食べたり飲んだりする事ができるし、ヒーターもついているのでそこまで寒くはない。
Wanakaのスキーショップ、スノーボードショップはCheapskateやOutside Sport, Base, BoardhouseやRacersEdgeなど数は十分。最近は日本のシーズンのものより新しいモデルを販売している事が多く、実際に手にしてみたり、レンタルする事も可能だが日本から持ち込んだギアのパーツ等が破損、紛失すると探すのに手間がかかるし、どのショップもパーツをあまり持っていないので、事前に日本からBindingなどのパーツを持ってくる事をお勧めする。
毎年大きなイベントが多く開催されるが、今年もBurton High Fivesを始め、World Cupも開催され、各国から有名ライダーが集結中。またWanakaで毎年行なわれているWorld Heli ChallengeもここWanakaが発祥の地であり、日本人ライダーでは美谷島慎が3年連続好成績を収め、今年は清原勇太が2年目の挑戦を行なっている所だ。この大会ではライダーの他に、カメラマン、ビデオグラファーのコンテストも同時に行なわれ、去年に最優秀賞を勝ち取った藤井智浩が今年もエントリーしている。今年の日本人の活躍も多いに期待したい所だ。
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