BURTONの所属ライダーで、ソチ冬季オリンピック女子スノーボードハーフパイプにおいて5位入賞を果たした岡田良菜が、2014シーズンを最後に競技生活から離れることになりました。3月にアメリカ・ベイルで行われたBURTON US OPEN(5位)が最後の大会となります。本人からのコメントをお送りさせていただきます。
『岡田良菜コメント』
「ここ数年は、前回(バンクーバー冬季オリンピック)の悔しい思いを晴らすために、ソチの舞台を目標にしてきました。ソチでは全力を出しきることができ、メダルは欲しかったけれどレベルの高い世界の女子ライダーの中で5位という順位には満足しています。自分の中ではやりきった感があり、今シーズンで第一線からは退こうと思いました。3月に入籍(一般男性)して、今は新しい生活をスタートしています。夫にはずっと支えてもらっていたので、次は自分がそばで夫を支えたいと思っています。今後、プロとしての活動はしませんが、スノーボードは楽しいのでこれからも続けていきます。どこかの雪山で見かけたら声をかけてくださいね」
岡田良菜プロフィール
■氏名:岡田良菜(おかだ らな)
■生年月日:1991/1/5 23歳
■出身地:滋賀県大津市
小学2年からスノーボードを楽しみ、小学6年からハーフパイプに夢中になる。中学卒業後にプロとして活動を始め、日本人離れしたエアの高さを武器に世界各国のコンテストを転戦し頭角をあらわす。2009シーズン、現役女子高生ながら全日本ナショナルチーム入りし、世界選手権8位、カナダで開催されたワールドカップでは自身初の表彰台に上る。2009年の全日本選手権で初優勝。2010年にはバンクーバーオリンピック女子ハーフパイプ日本代表に選出された。2011年夏に右膝前十字靭帯を切る大怪我を負うが、2012年夏から練習を再開。2014年ソチ冬季オリンピック女子スノーボードハーフパイプにおいて、日本人過去最高位となる5位入賞を果たした。