写真は尾瀬戸倉のシーズンファイナルの時のキッカー。
キッカーサイズ、、、15メートルキッカーとか10メートルキッカーとか言いますよね。
あれ、テーブル部分の長さを言うのが通常です。
私はキャンプなどで、まずはキッカーの用語説明からさせてもらってます。
いまさら聞けないこととか、知らなかったってことってけっこうありますからね!
で、今回はキッカーのサイズで今シーズン気づいたことがありました。
今シーズン行き着いたのは
「キッカーはサイズよりも形だ」
です。
これだけ聞くとごく当たり前のことなんですが、とても大事なんです。
例えば1080。横回転を三回転も回らなければなりません。
どう考えても長く空を飛んでいる方がその間に沢山回れますよね?
じゃあキッカーはデカければデカイだけ回るか?
というと、そこに違いがあったのです。
キッカーのリップを抜けた瞬間から着地する瞬間まで
0・・・1・・・2・・・と秒数を数えてみましょう。
1秒に満たないキッカーはまずポコジャンですが、
実は1秒台の前半や後半まで滞空時間があるキッカーって、大小のサイズを問わず結構多いんですよ。
これはダブルコークに本腰を入れ始めたときに感じてきた事で、
「最初は視界がよくわからないから時間で回転を合わせよう。キングスのキッカーと同じくらいの滞空時間飛べるなら同じ回転速度でいいはず」
と、思っていたから、チェックジャンプの時などはよく飛びながら頭の中で時間を数えてました。
すると、、、
例えば今シーズン春に行った奥只見のビッグキッカーはライナー形状でスピードが速いので何と1秒台前半の滞空時間。
それに対して小布施キングスは1.7〜8秒くらい。(明らかに1.5秒は超えるけど、2秒にも届きませんよ、ってくらい。ちなみに滞空時間には個人差があります。)
小布施のテーブル長は11メートルくらい。
それに対して奥只見のビッグは18〜20メートルクラス。
サイズ的には全然違います。
リップのR形状や上り具合、空中のピークから着地地点までの落差の具合で、テーブルの長さに関わらず大技も繰り出せるんだということが分かりました。
ちなみに海外のメジャー大会のキッカーの動画を見ても20メートルクラスで2秒位の滞空時間です。
たまに明らかに2秒以上飛んでいるモンスターキッカーもしくはモンスター飛距離の場合もありますね!
で、小さいサイズで滞空時間を稼ごうとするとどうしてもリップはかなりのアップ系。かつリップとテーブルの落差も出さなければいけないし、それに従ってランディング斜度も必要以上につけないと、着地の衝撃が強すぎてとても危険です。
山のキッカー5メートルキッカーで出来ないことがインドアの5メートルキッカーで出来るのにはそんなわけがあったのです。
なので自分がシーズンを通して小布施キングスの滞空時間を超えたキッカーは軒並み15メートル以上のサイズのキッカーばかりです。
つまり、何が言いたいかというと、
こんな夜中に(深夜3:27)俺は何してるんだろう?早く寝ろよ!!
ってことです。
おやすみ。