スキー場がこれだけ賑わいだ様子を見たのはめったにない。この2月28日(日)晴天、星野リゾートアルツ磐梯スキー場でおこなわれた「CHANNEL SQUARE冬祭り」のライストステージを飾るMAN WITH THE MISSIONの雪上ライブ。そこには約6,000人とも数えられる人が集まり、2月10日ニューアルバム「The World’s On Fire」をリリースしたての新曲をひっさげてやってきたマンウィズ。普段めったに見ることのできない雪上ライブ、しかもアルツに滑りにきた人は、フリーでライブを楽しめる(リフト券購入者とのエリア制限あり)。もちろんこの日、アルツに集まったスノーボーダー、スキーヤーは最高の時間を過ごせたに違いない。ちなみに我々FREERUNスタッフも大いに楽しませてもらいました。
CHANNEL SQUAREは、東日本大震災により被災した福島の子供たちに思い切り遊べるインドアパークを提供しようと立ち上がったプロジェクト。自らがリアル・スノーボーダーであり、スノーボードショップSHREDDER、YES.NOWBOARD、BRAVE PROJECT、そして一般社団法人F-WORLDの代表を務める平 学氏を中心に2011年6月より、行政や多くの著名人と共に、福島の復興、そして何よりも子供の未来へとつなぐ活動として始動した。そして昨年3月29日、福島市南矢野目に現在のスケートパークやボルダリング、スラックラインなど多彩な施設を有するCHANNEL SQUAREをオープン。子供達の遊び場であると共に各種セミナーやスクールをおこなう、地元の人たちのコミュニケーションスペースとしても利用される施設にもなっている。つい先日3月11日に震災から5年を迎えたところだが、今回アルツでおこなわれたイベントは、このCHANNNEL SQUAREのグランドオープン後、夏祭り、秋祭りとおこなってきた流れでの、最初の冬祭り。やはり東北の冬と言えば、雪。アルツ磐梯の全面協力により、実現したイベントがこの冬祭りというわけだ。もちろんイベントはこのライブだけでなく、午前中から雪山遊びプログラムが目白押し。アルツスノーアカデミーのスキー&スノーボードレッスン、雪板体験、ソリ遊び、スノーフラッグス、雪合戦、そしてプロライダーと滑ろう会などなど。午後の滑ろう会には、MAN WITH A MISSIONのボーカル、Tokyo Tanakaが飛び入り参加というサプライズも。ステージではCHANNEL SQUAREを支えるメンバーのトークショー。現在のCHANNEL SQUAREについてや、JAPANGIVINGを活用してのクラウドファンディング(http://japangiving.jp/p/3560)について熱く語らうひととき。そして、午後3時から、イベントを締めくくるのはMAN WITH A MISSIONのフリーライブ。アルツ磐梯のセンターハウス前には、この日アルツを訪れたスノーボーダー、スキーヤーが大集合。今までスキー場で目にしたことのない熱狂的な空間が出来上がる。ライブを見やすくするために足元を雪盛りする人も続出。いやあ、凄い、本当に凄い。アルツ側でイベントをコントロールするスキー場マーケティングマネージャーの石内氏によると、震災以前のピーク時を超える勢いという話。かつてアルツにスーパーパイプがあり、BURTONの日本オープンがおこなわれていた時をも超える盛り上がり方だった。MAN WITH A MISSIONは、2月11日にも道頓堀でフリーライブをおこなっているが、その時よりも演奏曲も多く、40分ほどのライブ。さすが、国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパなどワールドワイドに活躍するバンド。最高の盛り上がり。今シーズンはJR SKI SKIのCM曲として「Memories」が使われているが、そちらもこのライブで披露。
さらに、MAN WITH A MISSIONもこの時の映像を「Memories」に乗せてYou Tubeにアップ。
そして、さらにCHANNEL SQUAREがジャスト1周年を迎える3月29日(水)、今度は1周年記念イベントが施設にて開催。MAN WITH A MISSIONのJEAN KEN JOHNNY&TOKYO TANAKAのアコースティックライブ、EXILE のUSAプロデュースの福島キッズユニット福ザイルのダンスパフォーマンス、福島の未来、東北復興ブースなど様々なメニューで「CHANNEL FES 329」が開催される。こちらも是非チェックを。