それ行け!キッズスノーボーダー こどもスノーボード(はじめて編)

title

01-01

雪遊びからたしなみとしてのスノースポーツへ

雪。雪国で育った方は別として、誰でも初めて雪を見たときの感動は忘れられないもの。雪と遊ぶ感覚は大人、こども、そして犬も全く変わりません。形を自由に変え、そらからヒラヒラふってくるもの。大人がどこかロマンチックに感じるこの恵みはこどもたちにとっても、その心に何かを感じることができるものです。

雪遊び
雪だるまをつくったり、ソリで遊んだり。
雪遊びで大切なことは、まず雪とともだちになることです。自然の中でこどもたちはその創造性豊かな表現をあらゆるシーンで見せてくれます。寒い、暑い、濡れてしまう、汚れてしまう。こうした感覚は大人だけが持っている感覚でありこどもたちには全く関係がありません。それがこどもたちがいろんなところで遊びを通して見せる独自の表現なのです。

雪と友達になる
雪は形を自由に変えます。また、つるつる滑ったり。この雪を使って何をしようか?これが雪とともだちになるのスタートです。
大人はこうしたこどもたちの表現をできるだけ助けてあげることに集中します。遊びすぎて寒くなっていることにも気づかない。そのため風邪をひいたり、熱をだしたり。こどもたちにとって全てを忘れて雪とあそぶことをサポートすることがウェア選びや、雪遊びの時間や場所を決めてあげることの準備となります。

01-02

道具をつかってみる
雪遊びで人気ナンバー1はやはりソリ。雪上でつるつる滑る感覚は他では味わえません。ソリは手軽に遊ぶことができますが、同時に道具を使うことで何ができるかを体験するまたとない機会となります。まだまだ自転車にのれないこどもでもソリはできます。どんどん新しいことを体験する感覚。これがこどもたちの心に何かを残します。

たしなみとしてのスノースポーツへ

ここまでお話したとおり、雪遊びだけでもこどもたちにとって貴重な体験であることはいうまでもありません。
わが子にできるだけ多くの経験をと願う親御さんの多くは、学力向上以外にもなにかひとつでも身になるもをと多くの挑戦をされています。ここでたしなみとしてのスノースポーツを考えてみませんか?
スポーツには勝負に勝つことの他に多くの目的が存在します。
丈夫な体になるように鍛えること。
色々な成功と失敗をくりかえすことによって精神的に成長すること。
多くの感動を仲間と分かち合う経験。
指導者やライバル達を通して、さらに成長することを考える。など、その目的はスポーツの種類や場所、所属するチームやコミュニティーによって様々です。

スノースポーツはその中でも少し特殊な位置にあります。
雪国以外ではスノースポーツ経験の機会は誰にでも与えられているものではありません。
しかし、大人になると多くの人がスノースポーツを経験することになります。

01-04これは学校の体育でのスノースポーツの取り扱いに地域によって様々な捉え方があるために起こっていることです。その後、レジャーの王道としてのスノースポーツは大人になると必ず経験することになる。

そのとき、成長したこどもたちは幼少のころに親が経験させてくれたことを思い出します。

キャッチボールは誰が教えてくれましたか?
自転車にのることは誰が教えてくれましたか?
お箸の使い方は?
お礼の言い方は?

現代的に「たしなむ」ということは将来にコミュニケーションできるこどもになることに直結します。
スポーツとたしなむことを覚える。
スノースポーツはこれをかなえる数少ない選択肢のひとつです。

01-03
スノースポーツとしてのスノーボード

アメリカ生まれのスポーツ、スノーボード。このスポーツが日本に入ってきた頃は、過激なスポーツとして紹介され、それまでの健全なスポーツのイメージとは全く違った感覚を覚えたことでしょう。

しかし、そんなスノーボードもオリンピックの正式種目になり、さらには全国のスキー場においてよく訓練された指導者が良質のレッスンを施すことができるまでに成長しました。

こどもとスノーボード。この両者は全く関係のないことのように見えますが、実は皆さんの知らないところで大きく進化を遂げています。
昨年のトリノオリンピックでスノーボード競技の男子ハーフパイプで金メダルをとったショーン・ホワイトは19歳。日本代表の国母君は17歳。そう、10代の選手たちが支配するのがスノーボードの世界なのです。

また、日本国内でもこどもスノーボードプログラムが充実してきました。
こどものスノーボードレッスンに特化したスクールやインストラクター、KIRARAキャンプのように元オリンピック選手がこどもたちに直接スノーボードを教えるスノーボードキャンプ。

そう、これからはじめるこどもたちにとってスノーボードは非常にキャンスの多いスポーツと言えます。