☆雪崩れた場所でのピットチェック☆

で、中井君のお祝いパーティーの前に行った場所がありました!

実は、この前の日に、天神の西黒沢のある場所で雪崩が発生しました。

幸い、みんな無事でした。

規模はサイズ1の面発生雪崩。

どのくらいの雪の結合力で雪崩が起きるのかは、

実際に雪崩れた場所で調べなければわからない。

でも、一人で行くのは危険だから、無理だなぁと思ってあきらめてたの。

写真は実際に雪崩れた層の場所でコンプレッションテストでバッサリと綺麗な層が取れました。

翌日に、隼人が一緒に行ってくれるというので、

実際に雪崩れたところと同じ斜面に行って、ピットチェックも安全な場所を選んで行いました。

結果は、CTM17SP@ down48DF2.0

(コンプレッションテスト、肘のタップの7回目でSuddun Planarで48センチの積雪の場所で
雪の結晶は2ミリのこしまり雪)

ここの斜面は北斜面だったのですが、斜度が43度もあり、上にはトップローディングで雪庇ができている場所だったこと、

雪崩の1日前は10センチ、2日前には37センチの積雪、3日前は晴れていたことからも

48センチのところから雪崩れたことが納得できました。

実際にピットチェックで驚いたことは破断した層の割れ方がSuddun Planarといって

層ごと綺麗に前に出てきたことです。

今まで実施でやっていた時はBreakといって層の割れ方がボコボコしているものだけだったので、初めてSPを見ることができました。

SPは5種類の破断形状の中で最も危険度が高いものです。

そしてもう一つ驚いたのが、弱層はクラストとかの硬い層が多いと思っていたのですが、

実際に弱層の雪の結晶を調べてみると、そこまで硬くなく、

こしまり雪という雪の結晶が残ったまま球形化したものだったことです。

すぐにJANの講師ののりさんにそのことを話すと、

結晶の大きな新雪やこしまり雪でも誘発原因になるということを教えてもらいました。

今回の雪崩れた場所でのピットチェックは実際に自分で体験できたので沢山学ぶことができました。