長野県の木曽福島の方にある千畳敷というところへ行ってきました!
前の日の白馬八方尾根の撮影の後、そのまま用意して
3時間ほどかけて到着!
カメラマンの美穂ちゃんの旦那さんのガイドであるカズーの実家にお世話になりました!
そして次の日は朝6時出発で千畳敷カールへ!
(写真はゴンドラの中から)
この千畳敷は4月20日からオープンした山なのです!!
春にオープン!小さな立山のようなところです。
駐車場から、千畳敷カールに行くのには
バスで30分、ゴンドラで20分かかるのでかなり長い道のりだったけど、
3人とも初めての山だったのでワクワクしっぱなしでした!
びっくりしたのは、カズーのお母さんが「10年前のゴンドラ乗車券だけど」
といって渡してくれたものが使えたこと!
それだけでもテンションが上がります!
ゴンドラを降りたら神社があったので御参りをしてから山へ登ることにしました!
登る斜面は一つだけでしたが、登山者の方、私以外は皆アイゼンというものをブーツに装着していました。
アイゼンは凍ったアイスバーンの時に登山するときに使用します。
私が装着していたのはスノーシュー。
刃はついていますが、ブーツよりも幅が広く、主にパウダースノー用です。
登り始めは楽チンでしたが、途中から斜面が急になり、凍っていて、私のスノーシュ−では不利な状況になりました。しかもストックなんて邪魔になってしまい、
一歩一歩が大変でした。
(写真は登っているときの斜面、下にいるのは登山者)
途中でカズーにピッケルを貸してもらい、ストックを運んでもらいました。
ピッケルは氷河などを登るときに使うアイスピッケルです。
このお陰で少しホッとしましたが、
登っているときの状況は一度足を滑らしてしまうと、滑落してしまうような長い急斜面で
その上岩場だらけ。。。
後戻りもできないし、前に進むしかない。
下を見るから怖いんだ!下を見なければ、ただの急斜面のトラバース
(横への移動)で、
スノーシューだと歩きづらいだけ!
「大丈夫、いけるいける!」
最後の恐怖の7歩を乗り切った時は
皆で喜びました!
美穂ちゃんもカズーもスノーシューの私を心配してくれていました。
なので、
滑る前からアドレナリンを出して
恐怖を克服して立ち向かって成功した時の喜びを既に味わってすっかり満足な私。
滑らなくてもすっかり満足していましたが、
これだけ苦労して登ったんだから、
最高の一本になるはず!
とはいえ、稜線についてもスノーシューなので皆が歩く道とは別で
一人でスノーシュー専用ルート?として岩場の上を歩きつづけました。
だって、雪だと滑って滑落するかもだけど岩場だと滑落の恐れがないし!
「I♥岩」岩、最高!
(写真は滑って降りたライン)
で、滑ったんだけど、この日は寒くて風が強かったのもあって、
かなりアイスバーンでした。。。!
常に、シャー、シャーって滑る音が聞こえるぐらい。。。
山の上部をカズーと滑った後、上からくる美穂ちゃんを待っていた時、
待ちながらもドキドキするような斜面でした。
そして、その後、次の撮影ポイントの狙いを定めて、
トラバースするとき。。。
急斜面のトラバース過ぎてエッジがつるんと一瞬抜けてしまいました!
このままだと下でカメラを構えている美穂ちゃんにぶつかる!っていう時に
不思議とさっと次の瞬間立ち上がれて、
無事に狙っていたラインを滑ることができました!
自分でもびっくりでした。
美穂ちゃんもカズーも
「まりちゃん、急斜面だからゆっくりトラバースするから〜!って言っていたのに
凄いスピードでカメラの前でレイバック(技)していってたから、
この人余裕ありすぎって思った~^^」って笑われた!!
山は広いから、
すぐそこそこまでと思っていても
実はかなり距離があったりするし、アイスバーンの急斜面だと
スピードが思った以上につくので更に気を付けようと勉強になりました。
無事に撮影も終わり、この2日間でカッコ良い写真が残せて大満足でした!
自分が、山滑りをするのならこういう写真を残したいなぁと思っていたものだったので、
感動しました!
こけそうになって、美穂ちゃんにぶつかると思った瞬間、すっと次の瞬間立てたのは自分でもびっくりだった!
千畳敷の神社に滑りに行く前に美穂ちゃんと2人でお参りしていったからと、
もちろんGNUスノーボードの板が良いから直ぐに体勢を戻せたというのも間違いない!
美穂ちゃん、カズー、本当にありがとう!
次回の撮影も楽しみです!
♥♥(o→ܫ←o)♫ღ