Sin·ter Verb \ Sin-T r\金属やセラミックスの粉末を、金型などで所定の形状に成形し、融点よりも低い温度まで加熱して焼き固める技術 Extruded言葉の通り、エクトゥルーデッドベースは押し出し製法によって作られています。私たちがオファーしているその他2つのベースマテリアルより柔らかい素材になります。しかし柔らかいからといって悪いということにはつながりません。しっかりとワクシングがなされているボードであれば多くのライダーたちが滑るスピード帯への到達スピードは速かったりします。そして所謂「ハイエンド」素材が使われたボードをしっかりとワクシングしていない人と比べると自分の方が早いことに気づくでしょう。傷ついたベースの修理もエクトゥルーデッドベースだと簡単にできます。ワックスはしたくないけどある程度のスピードが欲しいという人にはこのベースが良いでしょう。シンタードとエクストゥルーデッドという言葉はベース素材が作られている手法を表しています。多くの人たちはシンタードとエクトゥルーデッドはクオリティーやベースの硬さを表していると教えられたと思います。エクトゥルーデッドは柔らかく、遅い。シンタードは硬くて速いと。残念なことにこれが必ずしも真実ではないのです。メーカーは業界全体に正しい知識を与えるのではなく、この間違った知識をベースに騙しあいをしている状況です。YES.はこの状況を不誠実だと感じています。Ex·trude Verb \Ik- Strüd\耐圧性の型枠に入れられた素材に高い圧力を加え、一定断面形状のわずかな隙間から押出すことで求める形状に加工する方法Sintered Specこのベースマテリアルは所謂グレーゾーンと呼ばれるゾーンです。このゾーンのマテリアルは各ブランドの解釈が違ったり、表記なども様々あります。YES.ではSINTERED SPECと呼んでいます。押し出し製法で作られていながら硬さ、科学的性質と雪上でのパフォーマンスがシンタードとあまり変わらないからです。なぜ押し出し製法でこのクオリティーのマテリアルが出来上がっているのでしょう?それは原材料が工場出荷されていないシンタードベース素材であり、それをリサイクルして作られている素材だからです。熱処理と押し出し製法によって若干柔らかくなっていますが、通常のエクトゥルーデッドベースより全然硬く仕上がっています。Forever FlexFOREVER FLEXは新しく採用した生産方法です。この工程を入れることでボードのフレックスとベンドを安定させ、長持ちさせることが可能になりました。YES.のボードは若干オーバースペックで作られ、その後激しいライディングを想定し、特別なマシンを使い、20回滑走した状態にし商品を仕上げています。出来上がったばかりのコアとエポキシをフレックスさせることで、状態がより落ち着き、設計段階から予定したフレックスとベンドに近づきます。ボードの設定にばらつきを軽減させることでライダーはより正確なスペックのボードを手に入れることが可能になりました。Sintered Trueポリエチレンペレット、もしくは粉末がプレスされ成型されたベース素材です。シンタードベースを提供している会社はいくつか存在しますが、よく**7200という数値がグレードを表している数値だと勘違いされていますが、この数値は色、透明度や素材を表す型番でしかありません。分子量を表している数値だと言う人もいますが、これは誤った認識です。様々な素材を混ぜ込んだシンタードが存在するのは間違いありませんが、思っているほどグレードが細かく分かれていないのも確かです。滑走能力に関してもそこまで大きな違いはなく、多くのライダーは気づかないことも多いでしょう。TRUE SINTEREDはとても硬く、エクストゥルーデッドよりも高価な素材です。その分走りもとても速いです。しかしこれはあらゆる雪質、温度に対してしっかりとワクシングをしないと威力は発揮しません。8The 3 Base Materials We UseBase Materials
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