NOVEMBERsnowmaterial (ノベンバースノーマテリアル)
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 2025/2026モデルでは5種類のアーチベンドモデル(パウダーキャンバー、AMTキャンバー、フルキャンバー、フリーキャンバー、ウイングロッカー)を展開しています。パウダーキャンバー構造は大きめのロッカーノーズと少なめのキャンバー量を持ち、パウダーでの浮力と操作性に特化しています。AMTキャンバーはパウダーキャンバーの浮力にフルキャンバーの走破性を取り入れた独自設計のキャンバー構造です。フルキャンバー構造は反発性に優れ、滑走中のボードの走りやオーリーやジャンプの際のスナップ力に優れた特性を合わせ持ちます。またノーズ/テールのグリップ力にも優れているため、キレのあるターン性能を発揮します。独自設計のフリーキャンバー構造はノーズ/テールのエッジがひっかかりにくく軽快な操作性を持ち、反発性能を維持しながらプレス性能やオーリー性能を向上させます。またウイングロッカーはいわゆるダブルキャンバー構造とも言われ、キャンバー構造とロッカー構造の良さを組み合わせたハイブリッド構造です。SEMI ROCKER NOSEかりを無くしスムーズなボードコントロールを可能にします。優れたエッジグリップとスライド性能を両立させるのに最適なベースエッジフィニッシュです。 パウダーキャンバー構造は大きめのロッカーノーズを持ったキャンバー構造です。パウダー時の浮力と滑走性能を重視した設計です。緩やかに長く立ち上がったノーズ形状が滑走時の雪面抵抗を減少させ、少なめのローキャンバー形状と相まって高い推進力を生み出します。そのローキャンバー形状は雪面を押さえ過ぎることなく次のターンへの軽快な切り返しを可能にします。またオンピステでも優れたエッジグリップをもたらすため、キレのあるカービングターンが味わえます。 AMT(ALL MOUNTAIN)キャンバー構造はパウダーキャンバーよりも長めの接雪長と高めのキャンバー形状によってパウダーから圧雪バーンまでより幅広く対応するキャンバー形状です。ノーズにはロッカーノーズを採用し、ターン始動時の詰まりの軽減とパウダーでの高い浮力を発揮します。また走破性の高いフルキャンバー構造を取り入れることにより多様なバーンコンディションに対応します。反発性能もパウダーキャンバーより優れるため地形などのサイドヒットにも対応するエアー性能も持ち合わせます。 フルキャンバー構造は接雪点へのパワー効率が高く、ノーズ及びテールを雪面に積極的に押さえつける力が働きます。そのためスピードに対する安定性やカービング時のエッジグリップの強さを効率よく生み出します。ボードのたわみから生まれる返りも強いため、ターンやパイプ等のRでの加速性能に優れ、より高さのあるエアーを可能にします。対応幅も広く、高い反発性能を生かした幅広いボード設計が行えるキャンバー構造です。 フリーキャンバー構造は接雪点付近にフラットに近い部分を配置することでフルキャンバー構造にロッカーの要素を取り入れたハイブリッド構造です。キャンバー構造特有の反発性能に加え、接点付近の圧力を分散させることによって雪面の状況に左右されない動かしやすさとひっかかりの無い軽快な操作性を発揮します。また滑走時にはしっかりと安定する性能も持ち合わせています。オフピステからオンピステまで幅広くオールラウンドに対応する構造です。フレックスを問わずプレスやマニュアル動作がやりやすくノーズの持ち上げも簡単なためオーリー動作やエアーの踏切もよりイージーに行えます。 2つのキャンバーパートとロッカーパートを組み合わせて形成されたダブルキャンバーのロッカー構造です。シングルロッカー形状では失われがちなエッジグリップと接雪点付近の押さえをサポートすることによって、優れたカービング性能とオーリー時の踏切りやランディングの安定性を生み出します。またセンター部のロッカーパートがオーリー時の前足の引きつけやすさと、楽なプレスコントロール性能を発揮します。ロッカーベースながらキャンバー構造の反発性能を組み込んだハイブリッド構造です。踏むことで仕上げられています。このファクトリーチューンという過程においては他では類を見ないほどの手間と労力がかけられています。NOVEMBERのボードが滑ると言われる要素の一つです。またスキーファクトリーとしての長い歴史のなかで培われた技術と蓄積されたデータにより、世界でも屈指の仕上がりを誇る高い滑走能力をもつソールとなっています。一本一本手作業で行われるソールの仕上げにおいてはまったくの妥協を許しません。ソールが滑るかどうかは無論その材質にも関わってきますが、実はその大部分は仕上げ工程によって大きく左右されているのです。コンべックス形状というのは、簡単に説明すれば船底のようにソール中央がラウンドし盛り上がっているような形状です。それにより余計なエッジの引っ掛かりを軽減させ、少ない力でのエッジtoエッジの切り返しや優れたボードコントロールとリカバリー性能を発揮します。また直進状態では雪面抵抗の大きいエッジにかかる負荷も少ないため優れた滑走性にも寄与します。このコンべックス形状を設計段階から取り入れた開発は、スライドとカーブといった相反する要素を高いレベルで融合させることを可能にします。approx. 0.5°34OGASAKA FACTORY□□□□□□□□□ NOVEMBER SNOWMATERIALのソールは滑走面素材の持つ性能を最大限発揮できるように十数回に及ぶ段階的な行程を□□□□□□□□□□□□ NOVEMBER SNOWMATERIAL開発当初から採用されているソール形状です。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□TECHNOLOGYROCKER NOSEFREE CONTACTZONEFREE CONTACTZONEstance positionCAMBER PARTstance positionDX4 / D4LOW CAMBER PART*BACKCITY / ICECAT / DOGWALK / C-KENTIAL*MOUNTAINFOX / NV.CCAMBER PARTstance position*KJ / KAILA / LIVER TOUR / ARTISTE / DESIRE RS / DESIRE / KDCAMBER PARTstance positionDESIRE W / D4WCAMBER PARTROCKER PARTstance positionCAMBER PART□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ NOVEMBER SNOWMATERIALではすべてのボードにベースエッジのビベリングを施してあります。滑走面に対して約0.5度程のビベルがつけられており、余計なエッジのひっか□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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